なんだか足が軽いと思ったら

さっき電車の中で

知らないよその赤ちゃんが

笑いかけたのだった

わたしを見て

嬉しくてたまらないように

 

 

その笑い顔を

いつのまにか胸にかかえていて

それで夜道の足もとを

てらすようにしながら

わたしは急いでいるのだった

 

 

父がいなくなった家で

ひっそり待っている母に

そのおみやげを

はやく見せてあげたくて

 

 

 

「おみやげ」    まど・みちを

 

 

 

 

 

先の記事の6年生の文集には

まど・みちをさん はじめ、

川崎洋、谷川俊太郎、

東井義雄、原田直友さんらの詩と

他の小学生の作文も載っていました。

 

 

この詩を選んだ先生、すてきやなぁーと思います。

 

 

 

インスタ映え、という言葉がはやっているように

見栄えのいい画像や映像がもてはやされてるようだけど、

生の言葉や表情でしか

伝えられないこともたくさんある。

 


 

いろんなことがあって、

心が押しつぶされてしまいそうだったとき、

 


「くがっちー」


「くがせんせーっ!」

 


と向けてくれる子どもたちの笑顔は、

この詩と同じで

まっすぐに差し込むお日さまの光のように

わたしの心を照らしてくれます。

 

 

子どもたちと一緒に 池のカメを覗き込んだり、

給食 食べながら駄弁ってると、

あったか~い縁側に座っているようで、

しおれていた心が元気になります。

 

 

 

そんなおみやげを

わたしも胸にかかえて、

誰かの心を照らせるといいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

                    

 カメ池のアカミミくん。