こんばんは。
人の「生きる」に寄り添う寄り添い寺住職、南です。
久しぶりの更新になってしまいました。
つい先日、新年が始まったかと思ったら、気がつけばすでに1月末。
まさに「光陰 矢の如し」ですね。
さて、私は今年の目標の1つとして「身体を鍛えて健康を維持する」と仏に誓いました。
何をするにしてもまずは健康な身体あってですからね。
具体的には、信頼する治療家の先生のもとに週1でお世話になり、 自分の身体と向き合っています。
実は、その先生から、撞木(しゅもく)で 脳天をドツカれる衝撃をいただきました。
あ、撞木ってのは除夜の鐘をたたく木の棒です(笑)
そのお話とは・・・
その先生は中学から大学までサッカーに熱中し、 高校卒業まで、ずっとレギュラー、
かつチームのスター選手だったそうです。
そして、当然のように名門サッカー部のある大学に進学。
そこで事件が起こりました。
これまで当然のようにレギュラーの座にいたのが、 ベンチ入りさえできなかったのだとか!
なにしろ名門大学。
全国からトップクラスの選手が集まって来ているわけです。
先生にとって、サッカー人生で味わった初めての挫折。
こんな時、あなたならどうするでしょう?
A.「サッカー部やーめた!新しい道を生きるぜ!」
B.「じゃあ人の倍、練習すればいいじゃん!やるぜ!」
先生も、その辛い現実を受け入れることが出来ず、
何度もサッカーをやめようと思ったそうです。
でも、結局は止めることなく、 人の何倍も練習をし・・・
なんと! ついに4年生の時にレギュラーの座を つかむことが出来たそうです。
ここで先生からクエスチョン!
「この経験から得た一番の学びは何だと思う?」
「諦めずに努力を続ければ必ず道は開ける!ってことですよね!v(^o^* 」
「もちろん、それも学んだ。 でも、それが一番ではない。」
さて、先生はいったい何を学ばれたのか?
「試合に出れない補欠メンバーの気持ちが分かったこと」
なんだとか…
スター選手時代にはまったく意識していなかった「補欠も含めたメンバーからの支え」への感謝の心。
それに無頓着な自分の傲慢さ。
「それからだね。 自分のサッカーに対する取り組みや 人に対する接し方が変わったのは。
そしたら不思議。 結果もついてくるようになったんだから。」 そうです。
禅語に以下のようなものがあります。
「這頭(しゃとう)より那頭(なとう)を看了(かんりょう)し、那頭より這頭を看了す」
「這」は「こちら」、「那」は「あちら」。
つまり、あちらからこちらを見、 こちらからあちらを見るというように、
角度を変えたり立場を変えたりすることで 見えてくるものがある
という意味です。
新しい年。
生活の変化。
人生の浮き沈み。
誰かへの愛憎。
誰しも、いろいろあることでしょう。
憎らしい人には敢えて近づいてみる。
親しい人から敢えて離れてみる。
そのような柔軟な視点から、 見えてくるのものがあるのかも知れませんね。
そんなことを想う一月末でした。

