やった感 と 変化 は別。頭が満足して終わってしまう理由
①では、
「変わった気がする」と
「整った」は、別かもしれない、
という話を書きました。
今日はもう一歩だけ踏み込んで、
なぜ私たちはやった感で終われてしまうのか。
その仕組みの話を少しだけ。
私たちの頭は、
とても上手に「安心」をつくる仕組みを持っています。
何かをした。
動いた。
頑張った。
わかった。
その瞬間、
脳の中ではスッと気分が変わって、
いわゆる「報酬系」と呼ばれる働きによって
達成感や納得感が生まれます。
大脳は、ここがとても得意なんです。
だから、
ストレッチをした
学んだ
ケアを受けた
それだけで、
「変わった気がする」
「ちゃんとやった」
になりやすい。
でも、
カラダが実際に変わることをインプットする場所は、
少し違います。
カラダの変化に深く関わっているのは、
小脳を中心とした、
バランス・配置・無意識の調整の領域。
ここは、
自転車に乗れるようになるときのように、
「考えなくてもそう使ってしまうカラダ」を
つくっている場所です。
小脳は一度覚えると、
もう意識しなくてもできるようにする
「オートメーション化」の仕組みを持っています。
姿勢も、立ち方も、力の入れ方も、
ほとんどはここにインプットされたまま、
私たちは毎日を過ごしています。
小脳が見ているのは、
・どこで支えているか
・重さをどこに預けているか
・力の向きはどうか
という、カラダの現場。
私がよく言う
「どこで立っているか」
「何に自分を預けているか」
という感覚の場所です。
ここは、
「気持ちいい」
「スッキリした」
「わかった」
では、ほとんど動きません。
だから、とてもよく起きるのが、
頭(自分の感覚)では
「やった」「終わった」「大丈夫」
と言っているのに、
カラダは
変わらず同じ場所で
同じ支え方で
同じ配置のまま立っている、
という状態。
頭の安心と、
カラダの現場がズレたまま
進んでいく。
これが、
・頑張っているのに戻る
・整えているのに安定しない
をつくります。
もし今、
「ちゃんとやっているのに、変わらない」
と感じているなら。
それは、あなたが足りないのではなくて。
頭は満足しているけれど、
カラダの使い方がまだ同じ。
小脳への更新が、
まだ起きていないだけかもしれません。
今日は、答えは出しません。
ただ、ひとつだけ。
私は今、
頭が満足して終わっているだろうか。
それとも、
カラダの使い方が
無意識に更新され始めているだろうか。
次は、
このズレを埋めていく鍵になる
「感じるカラダ」の話へ。
整えるとは、
正しくすることより前に、
戻ることだから。
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