変化=「やった感」だと思っている
ちゃんとケアしている。
意識もしている。
自分なりに学んで、動いている。
それなのに、
気づくと、また同じところをぐるぐるしている。
そんな経験はありませんか。
「さっきは楽だったのに」
「昨日は軽かったのに」
「また戻ってる気がする…」
それでも私たちは、
ちゃんと整えているはず。
そう思ってしまいます。
人はとても不思議で、
「何かした感覚」を、変化だと勘違いしやすい
生きものです。
たとえば、
・ちゃんとストレッチした
・筋トレを何回やった
・何キロに挑戦できた
・しっかり力を使った
・汗をかいた
・疲れた
こうした体験があると、
「私、自分のためにちゃんとやったな」
「こんだけやったんだから、変わっているはず」
そんなやった感覚が生まれます。
でもそれは、
整ったかどうかとは、別の話。
少しだけ、私の話をしますね。
私は昔、クラシックバレエをしていました。
クラシックバレエというと、
手足がすらりと細くて長い。
そんなイメージを持つ方も多いと思います。
私も子どもの頃、
レッスンを続けていれば
いつかそうなれると信じていました。
でも私の場合は違った。
レッスンをすればするほど脚は筋肉質になり、
思春期と重なって体型も変わりやすくなり、
「痩せなきゃ」
その一心で、
カロリーの低いものを選んだり、
無謀なダイエットを繰り返していた
10代、20代でした。
確かに、食べる量を減らせば
一時的には体重は落ちます。
骨も浮き出て、
一見、スッキリしたようにも見える。
でも、普通の食事に戻せば
また元に戻る。
それでも当時の私は、
細くなれば、スタイルは良くなる
そう信じて疑いませんでした。
でも、
細くなることと、体型が整うことは、
別のカテゴリー。
一生懸命我慢した。
体重は落ちた。
見た目も変わった。
ただしそれは、
「整った」のとは、何かが違う。
それでも私は、
頑張っていたその状態を
整えているつもりになっていたのだと思います。
整うときって、
実はとても地味です。
地図の上では、
ほんの少し同じ方向に見えても、
角度が1度違うだけで、
10キロ先ではまったく違う場所に着いてしまう。
カラダもそれとよく似ています。
その時は、
派手な変化がないことも多いし、
頑張った感や達成感が
ほとんどないことさえあります。
むしろ、
・力が抜けて
・拍子抜けするほど静かで
・「あれ?何もしてない?」
そんなふうに感じることもある。
だからこそ、気づきにくい。
もし今、
「ちゃんとやっているのに、変わらない」
そう感じているなら。
それは、
あなたの努力が足りないわけでも、
やり方が間違っているわけでもありません。
ただひとつ、
変わった気がすると
整ったを、同じものだと思っていた
だけかもしれません。
今日は、答えを出さなくて大丈夫。
ただ、こんな問いを
そっと置いておきます。
私は今、
変化した“気”がしているのか。
それとも、
本来の位置に戻っているのか。
この違いに気づいたとき、
カラダの見え方は、
少しずつ変わり始めます。
次回は、
「やった感」と「変化」が
なぜ別物になってしまうのか。
その理由を、
もう少しだけ掘り下げてみます。
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