女性に多い貧血、低血圧、最近は男性も増えている? | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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医療健康番組・毎週水曜日17時45分~ラジオ大阪放送記事

女性の10人に一人は貧血と言われています。

閉経前の女性は5人に一人、妊婦も5人に一人が貧血ですが、最近は男性も増えています。

貧血は血液が少ない?と思われがちですが、血液そのものの量は変わりません。

貧血は血液中の、「赤血球」の「量」と「質」が低下している状態です。

健康診断の基準値は範囲が広いですが、一般的にはヘモグロビン値が成人男性は「13g/dL未満」成人女性では「12g/dL未満」で貧血と診断されます。

検査をされていない場合は、階段の上りなどの動作で動悸、息切れがする、疲れやすい、顔色が悪くなる、頭が重いなどの症状あれば貧血の可能性があります。

貧血の中で、一番多いのが鉄不足による「鉄欠乏性貧血」です。

鉄欠性乏貧血の方の赤血球は色が薄く、血球写真では、小さい赤血球や細長く変形した赤血球が目立ちます。

そうなると肺で酸素を取り込み、全身へ送り届ける能力が低下して、酸素を運べなくなります。

赤血球が酸素を取り込むのは、ヘモグロビンというタンパク質です。

ヘモグロビンを形成するには、鉄が欠かせません。

体内の鉄が不足すると、必要量のヘモグロビンがうまく作れなくなります。

赤血球が作れないので赤血球数が減り、大きさも小さくなってしまいます。

その結果、全身に十分な酸素を送り届けることができなくなります。これが、鉄欠乏性貧血です。

赤血球の量や質が低下している場合、体にうまく酸素が行き届かず全身が「酸素不足」の状態になります。体内酸素不足は全身の臓器や筋肉組織の機能低下に繋がります。

特に脳と心臓は大量の酸素が必要なので、不足すれば大変な事になります。

動悸、息切れ、疲れやすい、慢性疲労、顔色が悪い、頭が重い、何かをするのがおっくうになるなどの症状が現れます。

鉄欠乏性貧血になると、貧血で起きる症状と併せて、鉄不足そのものが体に起こす症状が出ることもあります。

爪の変形、髪の毛のトラブル、就寝時に足がむずむずして寝つけない(むずむず脚症候群)、その他氷が食べたくなるなどの症状が出る人もいます。

私たちの体には常に鉄が貯蓄されていて、体外に排出されるのはわずかな量で、主に汗、尿、便などから排出されます。

ほとんどは繰り返し体内で再利用されていますが、それでも貧血が起こってしまう理由があります。

鉄の摂取量不足1日の鉄の推奨量は成人男性で大体7.0mg~7.5mg。

月経のある女性は経血で鉄分を多く失うので、10.5mgと言われています。

日本人の鉄の平均摂取量は7.4mgなので、特に閉経前の女性は鉄の摂取不足です。

吸収力の低下・十二指腸、小腸の機能低下(腸内フローラも関係する)

必要量の増加成長期や妊娠、授乳期の人は体内で通常よりも多くの鉄が必要です。

妊娠中は循環する血液量が増えるので血液が薄くなります。

また、赤ちゃんと胎盤の成長のために、より多くの鉄分が必要になるので、鉄欠乏性貧血になりやすいです。

妊娠時の鉄の1日の推奨量は、初期が9.0㎎なのに対して、中期~後期は16.0㎎と、約1.8倍に増えます。

貧血と診断されていなくても、妊娠中と授乳中は鉄をしっかり摂取できる食生活は大事です。

出血・女性は月経、症状が特に強い場合には、女性疾患(子宮筋腫や子宮内膜症、子宮癌など)、その他の病気による出血(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌、大腸癌、ポリープ、痔など)元々低血圧だった方が貧血になると酸素不足が更に悪化して、様々な病気のリスクが増えます。

低血圧は血液量と毛細血管不足で元々、酸素の運搬量が少ないです。

そして貧血になると更に体内酸素不足に陥ります。

又、高齢者も血液量と毛細血管が減っていきますので、低血圧の方と高齢者は鉄分補給に留意してください。

鉄分をしっかり補って体内酸素量が増えれば、もっと元気に動けるようになります。

体内の鉄分の3分の2は、赤血球(ヘモグロビン)の中です。

残りの3分の1は貯蔵鉄として、肝臓や脾臓に蓄えていますが、貯えがどれだけあるかは測れません。

その貯蔵鉄の少ない隠れ貧血の方が多くいますので、鉄分はしっかりと補う必要がありますね。

顔色、血色の悪い方、瞼の裏が白い方は特に要注意です。

膝の痛みなどでグルコサミンコンドロイチンのサプリを飲んでいる方も、軟骨の形成には鉄分との同時摂取が必要です。

ラジオ大阪放送音声⇒http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC251022_Dr_K_Egao.mp3