熱中症のリスクを高める医薬品 | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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医療健康番組・毎週水曜日17時45分~ラジオ大阪放送記事

医薬品についてのお問い合わせが時々ありますが、体の状態が把握できないのでお答えできない事が多いです。

医療機関の担当医師にご相談ください。

また、医療の知識があまりないのに、薬を止めさせる指導をされる人もいますが、飲用を止めると危険な場合があります。

特に脳神経系、ホルモン系、循環器のお薬は要注意の物があります。

急に止めるとリバウンド(反作用)の危険があるので勝手に止めないで下さい。

ただ夏の血圧の薬ですが、毎日血圧を計って健康管理をする必要があります。

異常に高くなったり、低くなった場合は、医師にご相談下さい。

血圧は下がりすぎると脳の血流が悪くなり、脳の老化の原因になります。

又、熱中症の原因にもなります。

疾患があって医薬品を服用中の方は、熱中症のリスクが高まりますので、喉が渇く前に水分を補う様にしてください。

血圧を下げる効果が強いためよく使われるARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)アジルサルタンという降圧剤ですが、気温が高くなると体内の熱を逃がそうと血管が拡張するため、一般的に夏は血圧が下がります。

にもかかわらず同じ量の降圧剤を飲み続けていると、人によっては血圧が下がりすぎてしまい、目まいや転倒の原因にもなりかねません。

総合病院の外来では一部の患者さんに対して、暑くなり始める時期からクスリの量を減らしたり種類を変えたりしています。

年齢を重ねると、体内の水分量は若いころの7~8割にまで減ると言われています。

そのうえ夏場で汗の量が増えたところに強い利尿薬を飲むと、必要以上に水分を排出してしまい脱水症状につながる場合があります。

レニベース、カプトリルなどのACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬です。

ラシックスやフルイトランなどの利尿薬などの降圧剤は腎臓でのカリウム排泄を抑制するため、服用していると夏場に高カリウム血症を引き起こしやすくなります。

これらを飲んで、イモ類やカボチャなどカリウムが多量に含まれる野菜を食べすぎて、カリウム値が通常の2倍近くまで上がってしまい、急激な血圧上昇を起こす場合もあります。

利尿剤ダイアート、ラシックス、フルイトランは、発汗量が多い日は脱水症状を起こす事がありますカルシウム拮抗剤、β遮断薬・アムロジン、アダラート、アーチスト、メインテートなど強い降圧剤は眩暈、ふらつきを起こし転倒骨折のリスクがあります。

またβ遮断薬は脈拍を抑えて熱中症を見逃事があります。

ACE阻害剤のレニベース、タナトリル、オルメテック、ミカルディス、カリウムの排泄を抑制する為、食事の内容によっては高カリウム血症になります。

糖尿病治療薬で糖分の再吸収を抑制し尿に排出して血糖値を下げる薬、フォシーガ、ジャディアンス、スーグラは、水分を過剰に排出するので脱水症状になりやすいです。

鎮痛剤のロキソニン、アスピリン、イブプロフェンは、腎臓への血流を低下させる為、脱水症状が進み腎機能低下の人は腎障害を起こす事があります。

基礎疾患があって通院されている方は10月迄、暑い日がありますので、熱中症には気をつけて下さい。

エアコンを付けているから大丈夫と思っても設定温度が高い家があります。

喉が渇く前に水分を取ってください。

夏は水分不足で便秘になる人もいます。

そんな時は朝一番にコップ1~2杯の水かお茶を飲んでください。

1日に飲む水分にフラクトオリゴ糖やビートオリゴを溶かしておくと便の状態も良くなります。

フラクトオリゴ糖なら大匙1~2杯ぐらい、ビートオリゴ顆粒は5~10gぐらいが良いでしょう。

便通の良い人は少なめに、悪い人は多めに摂取してください。
早ければ1週間程で便臭も取れて、便も黄色くなっていきます。
フラクトオリゴ糖やビートオリゴは大腸上部のビフィズス菌や大腸下部の酪酸菌の餌になり、腐敗菌を抑制して大腸と直腸の環境を整えます。
また、便通を促進してお腹の掃除をして腸の蠕動運動を高めるので、夏バテで食欲が落ちる時期にはお勧めです。
夏休みに入って、水難事故も今月から増加しています。
海や川で遊ぶ方は天候や体調によって無理しない様にしてください。
天候や体調が悪い時は泳がない様にしてください。
それ以外にも危険な場所での遊泳事故も多いです。

ラジオ大阪放送音声⇒http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC250730_Dr_K_Egao.mp3