直径30㎝以上ある大きさで、波うつ稲藁の花びら。

縁の細やかな編みこみは、藁細工を超えたアートでした。

 

藤井桃子 個展

シリクメナワ2025

*6月15日まで

 

開催中の Osaka Art&Design 2025 で知った藁細工作家さんに興味をもちました。

 

 

シリクメナワ=尻久米縄は、端を編んだまま切らない縄という意味で、「しめ縄」のこと。稲藁を使った作品は、京都・花背で、もち米品種「あさひもち」を自ら稲作して素材を調達するという徹底ぶり。藤井さんは地元の方に編み方を教わり、稲作にも協力してもらいながら活動しているそうです。

ギャラリーの方の話では、「昨年の展示作品よりもパワーアップしている」とのこと。

 

 

テーブル奥から稲藁、そこから細いものや短いものなどを除き、厳選した2番目の状態の藁が素材となります。手前は細くて丈夫なチカラシバ。

壁には、先端が針のように美しく編まれた作品がありました。
 

手前)不動  奥)大志

 

 

衝動

 

 

 

 

針金などは使われていません。藁を撚り、編んで生まれる造形には力強さがあり、なにかいのちが吹きこまれ、意思をもつかのよう。

古来からの伝統回帰、自然への畏怖が込められ、先端になるほど細やかな神経が行きとどいた作品に、清々しく浄化された気がしました。

 

黒谷和紙を貼った壁ともいい相性で、より作品が引きたっていました。

 

 

@hanasewara 花背WARA/藤井桃子

 

6月24日まで大阪市内各地で開催中