こうあるべきを手放したい
ママの伴走者
心と食を整え「自分らしさ」を育てる
BSカウンセラーコーチ
さとこです
支援者だからこそ
どこまで関わればいい?
〜お迎えママは子どものヒーロー〜
園庭で遊んでいるとき
お迎えに来たママの姿を
見つけて、
「ママー!見て見てー!
泥団子作ったー!」
と駆け寄っていく子。
遅番保育の時間になって、
新しいおもちゃが出た
タイミングでお迎えが来ると、
「ママ、来るの早い!
もっと遊んでいたい!」
と言う子。
玄関の献立ケースを
覗き込んで、
「ママー!
今日の給食はこれ!
果物はこれ!」
と、一生懸命その日の
出来事を話す子。
お迎えの時間になると、
わぁーっとママに駆け寄って、
今日あったことを話し始める。
保育園では、
そんな光景をよく見ます。
多くのママは、
「おぉ、そうなんだね!」
「いいねー!」
と、子どもの話に
耳や目を傾けます。
でも、その一方で、
「早く帰るよ!
ほら、支度して」
「はいはい、わかった!
だから靴履いて。行くよ」
と、帰りを急ぐママもいます。
その光景を見ると、
なんとも言えない
気持ちになることがあります。
なぜなら、
「早く帰りたいママの気持ち」
もわかるし、
「まだ遊びたい子どもの気持ち」
もわかるから。
私は、カウンセラーコーチに加え、
遅番保育士として
保育園で働いています。
そして同時に、
娘を保育園に通わせている
ワーママでもあります。
だから、お迎えに来る
ママの気持ちも
すごくよくわかるんです。
一日働いて、
限りなく夜に近い
夕方にお迎えに行く。
帰宅したら、ご飯、お風呂、
歯磨き、寝かしつけ……。
怒涛の時間が待っています。
車だって混んでいる時間帯。
一刻も早く帰りたい。
「早く帰るよー!」
って思う。
そう言ってしまうママの気持ちも、
私はわかります。
でも、保育士として
保育園で子どもたちを
見ていると、
子どもの気持ちも、
すごくよくわかるんです。
子どもたちって、
保育園で本当によく
頑張っています。
本当は泣きたいところで
我慢していたり、
本当はお部屋で
ゴロゴロしていたいのに、
散歩に行ったり、
プールに入ったり。
幼児クラスになると、
給食のお当番をしたり、
生き物のお世話をしたり、
みんなの前で話したり。
「自分が頑張らなきゃ」
と、小さな身体で
頑張っていることも
あります。
お友達とのおもちゃの取り合い。
「縄跳び、跳べた!」
「自分はまだ跳べない……」
そんな競争心や悔しさ。
先生と遊びたいのに、
なかなか遊んでもらえない寂しさ。
楽しいことばかりではなく
我慢したり、頑張ったり、
気持ちを切り替えたり。
そんな一日を過ごしています。
ちなみに、うちの娘は
お昼寝が苦手で、
「お昼寝の時間がすごく嫌」
と言っています(笑)
そんな一日を
過ごした子どもたちにとって、
夕方、ママがお迎えに
来てくれる瞬間は、
まるでヒーローが
現れたようなもの。
「ママに今日あったことを話したい」
「こんなことしたよ」
「あんなことができたよ」
「嬉しかった」
「悲しかった」
「聞いてほしい」
そして、それまで我慢していた
気持ちも、ママには出せる。
「まだ遊びたい」
「帰りたくない」
「お支度したくない」
「疲れた」
保育園では頼もしいお兄さん、
お姉さんだった子が、
ママの顔を見た途端に
甘えん坊の聞かん坊になる。
これって、決して
珍しいことではありません。
むしろ、
「ママには甘えても大丈夫」
と思えるからこそ、
出てくる姿なのかもしれません。
だから私は、
仕事で疲れてお迎えに来て
早く帰りたいママの気持ちと、
一日保育園で頑張って過ごして
ママに甘えたい子どもの気持ち。
どちらもわかるんです。
そして、両方の気持ちが
わかる保育者だからこそ、
悩むことがあります。
それは、
「私は、どこまで
関われば
いいんのだろう?」
ということ。
お迎えの時間。
親子でひともんちゃく
やっている姿を見ると、
「ここは私が入ったほうが
いいのかな?」
「それとも、親子の時間として
見守ったほうがいいのかな?」
と、迷うことがあります。
保育者が、駄々をこねている
子どもに声をかけると、
子どもがスッと気持ちを切り替えて、
そのまま帰れることがあります。
そうすると、
「先生、ありがとうございます」
と、ママがホッとした表情を
見せてくれることもあります。
もちろん、それが
助けになる場面もあります。
でも、ふと思うんです。
その子は、
本当に気持ちを
切り替えたのかな?
もしかしたら、
「先生の前だから、
気持ちを抑えた」
だけなのかもしれない。
せっかくママに会えて、
ママに甘えて、
「まだ帰りたくない!」
って言えていたのに、
急に先生が入ってきて、
「もう帰るよ」
と止められた。
そんなふうに
受け取る子も
いるかもしれません。
もちろん、
年齢やその子の性格、
その日の状況によっても
違います。
ママの心身の状態に
よっても違います。
だから、
「親子のやりとりには
絶対に介入しないほうがいい」
ということでもありません。
必要なときには、
保育者が手を差し伸べる
ことも大切です。
ただ、
毎回保育者が介入すれば、
その場はスムーズに
帰れるかもしれない。
でも、
それが本当に、
その親子のために
なっているんだろうか?
と思うことがあります。
もしかしたら、
子どもが泣いて、
ママが困って、
それでも二人で
気持ちを合わせながら帰る。
その時間もまた、
親子にとって大切な
経験なのかもしれない。
そんなふうに考える
ことがあります。
そして、これはお迎えの場面
だけではないんですよね。
支援者として
誰かに関わっていると、
「ここは私が何とか
したほうがいいのかな?」
「もう少し声をかけた
ほうがいいのかな?」
「いや、ここは見守った
ほうがいいのかな?」
「相手のためにと思って
関わったけれど、もしかして
私が背負いすぎている?」
そんなふうに迷うことって
ありませんか?
「今の私の対応
これでよかったのかな?」
「あのとき、本当は
どうすればよかったんだろう?」
そんな悩みの奥には、
やり方やノウハウ、
技術、手法だけではなく、
支援者自身の
「心のエネルギー」も
関係しているのだと思います。
同じ場面でも、
自分に余裕があるときと、
余裕がないときでは、
見えるものが違う。
「助けてあげなきゃ」
「私が何とかしなきゃ」
「こうするべき」
そんな自分の心の癖や
価値観、思い込みが、
支援の仕方に
影響していることもあります。
だからこそ、
「どう支援するか」
を考える前に、
「私は今、
どんな気持ちでこの人に
関わろうとしているんだろう?」
と、自分自身の心に
目を向けることも
大切なんじゃないかなと
思うんです。
今回ご紹介したいのは、
私のカウンセラーコーチ
としての師匠、
福田とも花さんが開催する、
「支援者だからこそ、
自分を後回しにしていませんか?
相手を背負わず、巻き込まれずに
寄り添うための90分セミナー」
です。
「こんなとき、どうしたらいい?」
「保護者にどう関わったらいい?」
「利用者さんの思いを
どう受け止めたらいい?」
「同僚とのすり合わせは
どうしたらいい?」
もし今、
「もっと上手に
支援できる方法はないかな?」
と、「やり方」
を一生懸命探しているのなら。
その前に、
あなた自身の
「心の整い」に目を向けてみませんか?
相手を何とか
しようとするのではなく、
相手を背負い
すぎるのでもなく、
巻き込まれずに、
でも冷たく突き放すのでもなく、
その人の力を信じながら寄り添う。
そのためには、
支援者である私たち自身が、
自分の心に気づいてあげることも
大切なことです。
私自身も、
「どこまで関われば
いいんだろう?」
と迷うことがあります。
だからこそ、
「支援する側の自分は、
どうありたいんだろう?」
を、改めて考えてみたいと
思っています。
支援する人だからこそ、
自分を後回しにしない。
そんな時間を、
一緒に過ごしてみませんか?





