熱波が一段落しましたわね。
昨夜はどえらい雷鳴と嵐で何たら流星群どころではありませんでしたが
我が家では別の事件が発生したんざますよ。
そう、事件の主人公はこのお方。
我が家の野武士、黒もふ様がまたしても(一年ぶりやけど)行方知れずになった話
言いましても
このお方、元お野良様だったとはいえ(子猫やったし迷子か捨てられたかのケースと思われますが)、我が家に来てからはたった一度自分の意思でふらりと外へ出かけたことが一回(またふらりと日帰りで戻って来ましたけれども)あったんですが
その次の事件は、ごはんさんと窓辺で朝寝中に何かが起こって二階の窓から落下した事件があったこと
これ以降は、全く平和な我が家だったのですけれどもね
朝起きたら必ずや朝飯の用意を下僕(ワタクシの事だす)に強請る3匹のお猫様たち
ですが、黒もふが足りぬのよ。
そのうち出てくるかしらと思いながらご飯を用意して自分の白湯を入れてもまだ出てこない。
そう言えば
熱波の昨夜はワタクシは寝室、オットは暑さに耐えきれずクーラーのあるサロンで就寝したんですが、珍しく真夜中にごはんと黒もふが大運動会をしていて
それがちょいとしつこかったんですよ。
ごはんは黒もふがワタクシと一緒に寝ようとすると激しくヤキモチを妬いて置いたてますので、大抵はごはんさんがワタクシを寝かしつけ、添い寝係を独占するわけです。
うず坊はゲストルームのベッドが自分の寝室と思っているので平和そのものです。
黒もふはオットがいればオットの足元で寝るのですが、この日はワタクシお一人。
あっという間に寝落ちして大騒ぎしているのは気づいていたものの
まあ、そのうち落ち着くだろうと放置しておりましたの。
家中探しても気配がなく、大袈裟に心配するワタクシにオットは
「お猫は気配を消すチャンピオンやから、そのうち出てくるよ」と。
心に全く響かぬ慰めを曰わりましたが
二階の各部屋の雨戸をほんの少しだけ開けて窓は全開にして夜を過ごすのですが
この日、オットの書斎の雨戸がいつもより、そう、お猫の頭が余裕で通過する程度に開いておったんですよ。
太っているうず坊やごはんは無理ですが、小柄な黒もふは余裕で通過できるレベル
(オットはそうとは思っておらぬ様ですけれども)
昨日の大運動会(トムとジェリーを想像してつかあさい)で興奮した状態ならば
その窓に追い詰められてうっかり落ちる可能性は否めまへん。
ワタクシ、即座に昨年の悪夢が蘇りましたとも。
本当に居ないのなら多分夜中にクーラーの排気ダクトの部分が隙間が出来るのでその脆弱性を突いてまた出て行ったんかも?と言うオット。
ワタクシはそうは思えません
この数日、既に脆弱性はお猫たちは知っていたわけで。
すぐに着替えて、心当たりのご近所にガサ入れですよ。
だって、
もう頼りのばるちゃんは居ませんから、黒もふ捜査隊はワタクシ一人です。
時間が経過するとあらゆる意味でよくないから結構焦りましたよ。
毎回黒もふを最後に発見するお向かいさんの猫穴周辺にも気配はなし
オットはこの間もワタクシの取り越し苦労でそのうちどっかから出てくる(あるいは帰ってくる)と信じて疑っておらずですよ、おまいさん。
二階から落ちてたら怪我してるかも知れませんやんか?
コーヒー飲んでニュース見ながら様子見てる場合の模様よ、悠長やな。
今度はお隣の猫の穴周辺へ向かいましたとも。
名前を呼びながら猫穴に近づくと、何とその穴から黒いお猫様がこちらを見ておりました。
即座に黒もふとワタクシは気がつきましたとも
彼もワタクシが探している声をちゃんと聞いていて顔を出したのだと確信しております。
でも黒もふはすぐにお隣の敷地に姿を隠しましたの。
これは、ショック状態という感じかなと思ったんですよ。
多分自分から外へ出れば勝手に帰ってくる術を持っているはずの彼が
いつもと違う行動をしているということは、前回の落下事件に近いショックなアクシデントがあったのではないかと。
お隣は英国人で今はお留守ですが、隣人の我らに緊急時用にスペアキーを渡されておりまして、そのお陰で幸運にも敷地に入れたと言うわけです。
朝っぱらから近隣宅の猫穴を片っ端から覗き込むアジア人オバハンの珍奇な様子
オットに黒もふがお隣にいることを伝えると彼は若干半信半疑ではあったものの
一緒に探してくれましたの。
お隣の物置セラーは電気がつかぬので携帯電話のライト機能を使って探しまくるも
広すぎて隅々までは網羅できません。
黒もふがこのそばにいるのは間違いないと言うただの直感を頼りに暫く家宅捜査(倉庫捜査やけど)しても出て来まへん。
やっぱり何か怖いことがあってショック状態なのやも知れません。
鳴きもしなければ、出てくる様子もありません。
ただ、絶対遠くに行ったとは感じなかったので(野生の感)
とりあえず、腹が減っておろうと思って彼のご飯セットを持参して出直し、オットには一旦帰って頂いた。
うず坊が大変心配して鳴いておったので。
この時、ごはんさんの姿を見かけないなあと思ったんですけど
それどころじゃなかったのでオットに丸投げして、再び黒もふ呼びかけ作戦に向かいましたとも。
何回も探したガラクタ小屋ですが、いるとしたらここで隠れているに違いないのでは?としか思えなかったので、そのドアの前で徐にごはんセットを出しつつ
黒もふに呼びかけました。
(立てこもり犯に観念して出て来なさい状態やんね。)
空腹には勝てるまい(自論ですけれども)
すると小さな小さな鳴き声(もう泣き声に近いわ)が一瞬聞こえました。
黒もふがそこにいるのは確信出来ました。
目を凝らして中を覗き込み、もう一度いつも通りの声でフツーに呼びかけると
ミャオとか細い泣き声が
何と目の前のホコリだらけのガラクタの山の奥にある棚に、真っ黒のホコリだらけのぬいぐるみの目がこっちを向いているではありませんか。
(暗すぎて黒い塊にしか見えなかった)
笑えるくらいに埃まみれの「モップ黒もふ」発見です。
彼はこっちにくる気配はありませんが、ミャオとか細く鳴きながら私を呼んでいたのですよ、おまいさん。
お母ちゃんは今度は自衛隊宛らのレスキュー隊員に変身してガラクタの間を出来るだけ音を立てない様に、優しく話しかけながら近づきました。
お母ちゃんが今から行くからね、もう大丈夫よ、一緒に帰ろうね、ってなもんです。
怪我をしていてはいけないので慎重に抱き上げてワタクシもすっかり埃まみれに。
でも何だかぐふっと笑えて来ました(多分ドーパミンが出てたんやろね)
もしかすると黒もふもかくれんぼのつもりやったのかも知れません(おい!多分違う)
黒もふは大人しくワタクシに抱っこされて身動き一つ取りませんでした。
携帯(ライト用)とお猫を抱えてあとはそのままに放置して倒壊事故現場から帰って来た様なお汚れ様のオバハンとお猫無事生還の様子を見て
オットは大層たまげました(ホレ、見てみぃ。笑)
即座にお隣に置いているご飯セットを取り現状回復と施錠を請け負ってくれました。
その間に、ホットタオルで何度も黒もふを拭き上げ(ホンマはお風呂に入れたいんですけど気性的にちょっとムリなんで)、ご飯をたらふく食べさせて怪我がないかチェックしました。
外傷はなし、特に怪我もしていない模様なので様子見ですわ。
が、しかし
安心したのも束の間、
黒もふの帰還に喜ぶうず坊の姿と裏腹にごはんさんが見当たりません。
これはやきもち妬いたかな、と思って探しに行くとですね
今度はさっきから見当たらなかったごはんさんがやはりどこにもおりませんの。
家の中で黒もふを探してる時に、オットがテラスのドアを開けっぱにしていた気がしたな、と言うことを思い出し(はー)
急いで地下セラーに降りると、そこにご立腹のごはんさんがおりました。
もう、どいつもこいつも、ですよ。
彼はテラスから脱走して地下セラーで遊んでいたものの、いつもならすぐさま追いかけて来るワタクシたちに放置されてオカンムリだったんですよ。
ごはんさんを抱き上げて宥め賺して家に入ると、オットはまた悠長にNetflix観賞されており、あれ、ごはんどこにいてたの?ですってよ。
と言うか、
今回の大脱走事件はどれを取っても引き金は
全部オットのうっかりミスやんか!
久々にキレ芸でも発揮したろうかと思いつつも荒ぶる心を落ち着け
ワタクシの感働きは凄いやろ?
この地方の魔女もビックリやろうと思うわ。
とだけ言っておいたわ。
黒もふよ
チミはすっかり家族になったよね。
まさかの他のお猫たちとの共同生活にも、よく頑張ってくれているよね。
本当はかーさんもとうさんも独り占めしたかったんやろうけど
腐らずに毎日自分なりに楽しもうとしてくれてるね。
今回チミに何が起こったのか母ちゃんには分からへんけれども
ばるちゃん居らんくなってんから、あんまり心配させんといてね。
でもね
おまいさんにまたアクシデントが起こっても
母ちゃんは毎回その度に絶対に見つけて助け出してみせますよ。
だから何にも怖くないからね。
いや、むしろこのおかんのこの執念の方が怖いとも言えるけどな。
一旦引き受けた命、最後まで何があっても守り抜きますとも。









