都内に散らばる青山石勝関連の石像を探しまわった際(9/14のブログ)、一つ残念だったのは、郵便の父・前島密の像が日本橋郵便局工事のため撤去されていたこと。
日本橋といっても浅草線側なのでかなり歩いてやっと到着したというのにがっかり。
でもまあ、代わりに多少の発見もあったのでよしとします。
それは何かというとー
日本橋郵便局(今は離れたところで営業してるけど、そちらのほうではなく、工事中のほう)の向かいにレトロなビルがあるのを見つけたのです。
視野にまず飛び込んできたのはこの部分。
面取りのされた角部分に正面玄関をもってきているのがまず目を引きます。
濃淡の異なる石を使ってアクセントを加えたファサードが特徴的。
その上には細かく仕切られた窓がカーブを描いて取り付けられています。
2階と3階の間で壁面の素材が切り替えられていて、最上階の小窓はルネサンス建築風?
だが、ちょっと待てよ、しばらく歩くと全体像が見えてきてー
なにやら背後にくっついている。
なんと元の古いビルの外観を残しそれを全面に据えつつ、高層ビルをドッキングする、いわゆる腰巻ビルだったのだと気づきました。
入口に書かれたビル名は、日本橋ダイヤビルディング。
三菱倉庫株式会社が入った江戸橋倉庫ビルを改装(設計:三菱倉庫株式会社)、改名したものでした。
竣工した1930年当時としては、「国内最初期の都市型倉庫」だったとのこと。
本来のレトロな建屋のうち外観はできる限り残して作られました。
竹中工務店のサイトに解体時の写真が載っていて、それを見ると、具体的には外観の7割・躯体の4割を保存することに成功したそうです。
近くまで行くことはあっても、一度も足を踏み入れたことのない一角。
物珍しさも手伝って徐々に気分もアップ。
散策を楽しむことができ、無駄足ではありませんでした。


