先月のブログ「没後50年 堂本印象の壁画」のなかで、大阪カテドラル聖マリア大聖堂のパネル画が堂本印象画伯作である旨書きました。

ただ、この教会については、堂本の絵が設置されていることぐらいしか触れずに終わったので、その他の見どころなどについて今日は記したいと思います。

 

まず設計者は長谷部鋭吉。

昨年大阪観光の際に住友ビルディングの作者を調べ、遭遇した名前。

現・日経設計へとつながる住友の建築部門に入社した人物でした。

ゆえに京都の泉屋博古館(住友家の至宝を展示する美術館)をはじめ、住友系の建物を多く手がけています。

 

 

 

私が訪問したのは、8月の万博観光の折り、京都から大阪に移動した夕方。

暑いからあまり遠出をせずにホテルのそばを散策しようと決め、周辺で面白そうな建物を大阪建築祭のマップの中からいくつかピックアップして訪問。

この教会はそのうちのひとつでした。

マップから単に抽出しただけだったので、建築に関する事前情報を得ずに行ったところ、意外なものに巡り合いました。

それがこの鐘です。


 

イタリアの地図?

 

 

 

関西万博と書かれています。

私がこの教会を訪れた8月末の時点で、万博はまだ開催中。なのにこちらに移設?

 

ネット検索で以下のとおり判明しました:

・イタリアパビリオンは、週ごとにxx州ウィークというものを設定;

・この鐘は、モリーゼ州ウィークの際に現地から持ち込まれて短期間パビリオン前に展示;

・モリーゼ州ウィーク終了後に、この教会に移設された。

 

モリーゼ州ウィークというのは7月上旬だったようです。

私が万博に行ったのは6月初旬と8月末。

よって写真を見ても、この鐘はイタリア館前には設置されていませんでした。

 

 

 

教会の中は青基調のステンドグラスがはめ込まれ明るい雰囲気。

堂本印象の絵が正面に据えられています。

 

 

 

 

ステンドグラスにはキリストの生涯が描かれています。

 

受胎告知↓

 

右上は聖母昇天かな。右下はピエタ

 


2Fにはグランドパイプオルガン。↓
オランダの2400本のパイプをもつL.Verschueren社製とのこと。



 

 

殉教者・高山右近の像。

殉教者といっても拷問死ではなく、流刑の上の客死だったので、これも殉教ということなのか疑問でした。

 

聖パウロ女子修道会公式サイト(→ここ)の説明を読んで納得した次第。

 

 

 

細川ガラシャの像。

細川忠興の正室なので、永青文庫に行くと、時折ガラシャの遺品などを目にします。

 


 

 

 

 

堂本作・高山右近と細川ガラシャ、聖母子:

 

 

 

 
 

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*)大阪カテドラル聖マリア大聖堂の呼称は、大阪高松カテドラル聖マリア大聖堂とか、カトリック玉造教会とか書かれていますが、一応教会外にあった看板に基づき大阪カテドラル聖マリア大聖堂としました。