◆古事記が描く古代
昨日からの流れで、
『古事記』について、触れたいと思います。
ご存知の方ももちろん多いですが、
神社にはお参りするけど、
『古事記』の神話は知らなくて…
という方も多いですので。
また、『古事記』に関しての書籍も
たくさん出版されていますが、
読みやすいものもあれば、
内容とは関係なく、個人のご意見で締めくくりられて、
違和感を感じるものもあります。
わたしは
斎藤英喜先生の書籍
『とんでもなく面白い「古事記」』
がおすすめです♪
さて、
詳しくはそちらをお読みいただくとして、
古代の部分を抜粋すると、
こんな感じです。
『古事記』上巻は、次のような一文から始まります。
「天地初めておこりした時に、高天原に成りませる神の名は、アメノミナカヌシ」と。
つまり、天地がどうやって生まれたかは完全無視で(笑)、
天地が開け、「高天原」と言う世界が天上にあるという設定が用意されているんですね。
そして、まず、日本最初の神であるアメノミナカヌシが登場。
続いてタカミムスヒ、カムムスヒというニ柱の神が生まれます。
しかし、この三柱の神は男でも女でもない「独り神」で、
子孫を残すこともなく姿を消してしまう。
一方、地上はまだ固まっておらず、柔らかい泥がクラゲのように海面にプカプカと浮いて漂っている状態。
この泥の中から、葦の芽が萌え出るように出現したのが、ウマシアシカビヒコヂと、アメノトコタチなるニ柱の神。
彼らも「独り神」で、姿を消してしまう。
ここまで計五柱の神を「別天つ神(ことあまつかみ)」と総称しますが、
それが皆姿を消してしまうという、謎めいた展開から始まります。
その後しばらくして、今度は「神世七代」と呼ばれる、一群の神々が登場します。
その最後に生まれたのが、みなさまご存知の、イザナギとイザナミです。
玉飾りのついた矛「アメノヌボコ」なる神具を海に差し入れ、
塩と泥とを混ぜ合わせては上に引き上げ、
その雫から最初にできたのが『オノゴロ島』
だという国づくりのお話があって、
上巻には、
イザナギとイザナミ
スサノオとアマテラスのウケヒ
天の岩屋事件とスサノオ追放
スサノオのヤマタノヲロチ退治
オホクニヌシの国づくり
天つ神VS国つ神
ニニギの天孫降臨
海幸・山幸
などの有名な神話が並びます。
中つ巻には、
神武天皇東征やヤマトタケル物語なと、
神武天皇から仁徳天皇までの時代のお話が綴られ、
下つ巻には
仁徳天皇からの推古天皇までの時代が記されています。
この辺りはもう実在の人物でしょうね。
『古事記』に登場する神様は、
神様といっても、人間くさい。
全然完璧ではない神様ばかりです。
一神教の神様は完璧ですが、
ギリシャ神話やローマ神話もそうですが、
多神教の神様は人間くさいのです。
日本神話で言えば、
神様といっても、
古代のスメラミコト(天皇)のお話ですから、
人間くさくていいのですよね。
