イジメ問題、相談に取り組む空手の先生!
武術教育研究家の小池です。
女子グループのイジメは陰湿と言われています。
男子の場合も似たようなイジメは見受けられますが、多くの場合、女子に便乗して行うものが多いです。
・いないかのように振る舞う。無視。
・修学旅行の班決めなど、一人になるよう根回しする
・「ウザい」「キモイ」と聞こえるように陰口を言う
・根も葉もない噂を流す。
私自身もかなり苦しめられた思い出があります。
私の場合は修学旅行の際、「どうしても班を決めなければならない」ということで担任の教師が無理矢理、ある班に入れることになりました。
当然、「いやだぁ!」と班員は絶叫の嵐。
するとクラス中から「可哀想」という声が飛び交ったものです。
それは班編入を拒否されている私ではなく、班に無理矢理私を入れられたメンバーに対してです。
修学旅行当日、班での自由行動の際に、煙に巻かれ、東京の街を一人彷徨いました。
幸い、空手の全日本大会などで東京には何度も来ているので、一人で散策をしたものです。
一般的な中学時代の楽しい思い出作りはできなかったという悔いはありますね。
こうしたイジメを受けていると、自己肯定感を失います。
「自分なんて…」と自信を失ってしまい、何事にも挑戦できなくなります。
やがて「生きていても、いいことなんてない」と将来を楽観視できなくなります。
こんな時、親は何ができるでしょうか?
それは二つです。
環境を変えてあげること。
場を与えてあげること。
環境とは、もちろん相談のしやすい家庭環境のことです。
そして、場合によって転校という選択肢もありうるということ。
「転校なんて」と考えないでください。
たしかに、陰湿イジメの脱却方法はたくさんありますが、精神的に追い詰められた状態で実行できるようなものではありません。
そして場を与えるとは、自尊心を取り戻せる場のこと。
私の場合は空手道場でした。
私の師は厳格なもので「空手家として」というアイデンティティを叩き込まれました。
だから、私の人格のコアは”中学生”ではなく”空手家”でした。
中学生の自分は傷付いていても、空手家の自分が傷付けられてはいません。
空手家としての誇りがあったから、生きてこれたのだと思います。
世の中の空手家と多くは厳しいトレーニングや試合実績に誇りを持ちます。
しかし、私の誇りは人生を空手と共に歩んだという誇りがあります。
今もそれで生計を立てているのですから。
このおかげで私は何とか生きていけたのだと思います。
親は子供の問題に直接介入することができません。
できるのは、環境と場。
この二つのコントロールなのです。
武術教育研究家、小池