友人が見たと言ってタイトルを教えてくれた。
話題の映画らしい。
ブロガーさんのアップも増えてきていた。
で、2〜3日前、観てきました。
平日の昼間なので中老年が多かったですが、
席の7〜8割は埋まっていた。驚きました🫨。
上映時間中
平山(役所広司)の“一日の行動”が
なんどもなんども繰り返し映し出された。
”一日の行動“(ほぼ毎日これの繰り返し)
早朝、住んでる東京•下町の木造アパートを出てミニバンで渋谷辺りのトイレに向かう。シフト制で担当する何軒かのトイレを黙々と清掃する。公園でサンドイッチを食べる。木漏れ日が好きらしい…オリンパスでフィルム写真を撮る。アパートに戻って自転車で風呂屋に向かい浸かる。夜、浅草の地下飲食店でチューハイかなんか安い酒を飲む。飲み友達がいるわけでもない。
部屋に戻って文庫本を読む…うつらうつらして寝入る。
平山の淡々とした生活っていいなぁと、私なんかは思った。
家庭内でありがちなストレスや人付き合いの煩わしさもない。
仕事の後の一番風呂屋や酒は、ホントに気持ち良さげだ。
運転中にカセットテープで聞くロックも
最高にカッコいい。
それにしても、この男(平山)は謎を背負っている。
彼が好きな木漏れ日のシーンが何度も映され、
それがカラーから白黒に反転…この時、謎を解くシーンが
ちらっと映されるのではと怖いもの見たさの気持ちだった。
が、
そのうち、映さないでくれと希う気持ちに変わった。
謎はそのままでいい、過去のイヤなこと(たぶん)など
どうでもいいじゃないかと。
絶対に見たくないに変わった。
………
果たして、映されることはなかった。
ほんの僅かなコトでも明かして白けさすようなことを
するわけがなかった。謎をどう推理しようが、
それを観る人に任せるのがこの映画のキモだったのだ。
平山を慕って会いに(家出して)きた姪を、平山の妹が
連れ戻しに来る場面があった。妹「お父さん、ホームに入ったから、、
会いに行ってあげて」。平山は姪を抱きしめ、次に妹ともハグし
黒塗りの車は去っていった。
その時、平山は慟哭した…何故??。
エンディング(2〜3分続いた)で運転中の平山の顔がアップに。
無言で
柔和な表情が…泣き顔になり…また笑顔に戻った。
平山は斯う言っているように私には想えた。
「人生いろいろありました…やりきれないことも…
でもいま淡々とした生活です、
映画を観ている皆さんも同じでしょ」と。
後味のいい映画でした。
特に、齢を重ねた人にはお勧めしたいです。
読んでいただきありがとうございました🙇
今年一年お世話になりました。
どうぞ佳い年をお迎えください😊





