熊野古道 濁流道を下って | ハワイの風お届けします。朱いハイビスカス

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今回の熊野古道、初チャレンジは
中辺路コースの滝尻王子(たきじりおうじ)から~近露王子(ちかつゆおうじ)
徒歩6~7時間。 ...らしいに、よっしゃ~と

チャレンジしたのですが

迷子になって2時間あまりを楽しんだことや
豪雨のために足場を気をつけたことなども重なり

結局、近露王子の宿泊予定のアイリスパークに到着したのは
午後6時近くで、なんとほぼ11時間も,雨中にいたことになります。

高原熊野神社でのつかの間の癒しと
その先にあった町営の休憩所で

昼食を広げたときは、本当にやすらぎに気持ちに満たされました。

ちょうど同じく、お昼食を広げていた
3人グループのかたに、「宿からおにぎりを持たされたけど
食べきれないのでどうぞ」と差し出されたときも

旅は道ずれ、世は情けを実感!ごはんものはなく
パンと菓子を広げていましたから。

その3人はここでバスに乗って和歌山に戻るとか。

私としほりは、そのまま続行です。ええっと驚かれました。

雨も幾分和らいで、腹も満たされ気持ちも前向きになったふたりは
段々畑と民家を横目に見ながら坂道を登っていきます。

この民家の方々はどんな暮らしぶりなんだろ。
相変わらず興味深々。

民家が途切れたところに立て看板。

「この先、徒歩4時間くらいは民家がありません。」

一瞬ひるむ気持ち。バスをまって国道を走ろうか。。

なにかあったときに駆け込むところは皆無なんだし。。。

ここでリタイアしたって誰も責める人なんていやしない。。

でもやはり決めたことは最後までやりとげたい!

しかも4時間歩けば、また人のいる里にでるし、
なんとかなる!の奮い立つ気持ちも。ここまできたんだしぃ!

いやぁしかし実際は6時間くらいかかったのですが

すべて深い杉、杉、杉の木立のつらなる、うすぐらーい森が続く道は
時折心細さと、折れる気持ちを呼び起こします。

              ハワイアンマナ?光溢れる島より愛をこめて

人が、家が、灯りが、明るさがこんなにこんなに恋しいなんて!
やはりわたいは、人とともに生きて行きたいよ~と
つぶやくのでした。

そんな相変わらず葛藤の中の私の前に、今度はひたすら
坂道を下る下るの状況がやってきました。

雨はまさしく、さらに最高潮で降り続けます。

リュックもずっしり、
下着まで、ずぶぬれです。
細い古道の下り坂に、黄みがかった土色の濁流が勢いよく、
道なりに奔放に流れています。道が小さな渓流と化しているような
そんな趣です。

これにはシホリがびびり、こわいとつぶやきます。

大丈夫、浅い小さいな小川の中を歩いていると思えばいいのよと
ずんずん進んでいく私。

やはりしぶとい神経の持ち主でもあるのね。

時々持っている杖で、がけ側に水流の流れを誘導する
ミニ工事なども施して、渾身の力を振り絞って
土を掻き出して、水路を作る楽しみも覚えました。

これ楽しくて!夢中になっ箇所も何箇所もミニ水路を作って
濁流をがけ下に導きました。

けれど今冷静に考えると、よくぞ
足もとられずに、すべってがけ下に落ちることもなく

無事に生還したものと、守られたとしか思えない
道程に感謝と敬虔な気持ちが芽生えています。

つづく