同じタオルを畳んでも、
パートナーが畳むとピシッと小さく整う。

私が畳むと、ふわっと重なって、
同じ枚数でも高さが全然違う。

何か言われたわけではないけれど、
こういう小さなところにも、
「これくらいが普通」という基準の違いが、そっと顔を出す。

朝、「おはよう」と言っても反応がないと、
それだけで気分が下がる。

だったら、パートナーが出かけてからリビングに行こう。

そんなふうに、傷つかないよう、避けていました。

先日、そんな基準の違いから、
パートナーと少し気まずくなることがありました。

日曜日の夜、
パートナーは仕事がたくさん残っていて、
余裕がなかったのだと思います。

私はいろいろ言われて、
いい気持ちはしませんでした。

前の私だったら、
夫の言動にダメージを受けて、
同じ空間にいるのがしんどくなっていたと思います。

でも、その夜は違いました。

少し離れたところから、
夫のことも見られる余裕がありました。

「ああ、今は夫に余裕がないんだな」

そう思って、その場で何とかしようとはしませんでした。

仕事が残っているのなら、
今ここで話し合うより、仕事をする時間を残した方がいい。

そう思って、私はその場を離れました。

そして翌日、たまたま参加した場で、
今、自分が大切にしたいところを考える時間がありました。

私が選んだのは、パートナーシップでした。

そこで決めたことがあります。

朝、パートナーがどんな反応でも、
私は明るく「おはよう」と言う。

それでよし。

職場だったら、
挨拶を返さない人がいたとしても、
その人を避けるために自分まで挨拶をやめることはしない。

だったら家でも、
相手の反応に、自分の一日の始まりまで預けなくていい。

私は、私がしたい挨拶をする。

それでいいんだな、と思いました。

それから、結婚30年のことも。

「結婚記念日にどこか行こう」と話しても、
2年連続で実現しませんでした。

去年は、
「今年は全部任せるね」と言ってみたけれど、
それもそのままになりました。

今年は、
自分で決めることにしました。

家の近くに、
子育て新聞を一緒に作っていた頃の仲間の、
イタリア料理のお店があります。

以前は歩いて行ける場所にあって、よく行っていました。

今は少し離れた場所に移転していて、
私は行ったことがあるけれど、
パートナーはまだ行ったことがありません。

そこにしよう、と思いました。

夫にも都合を聞いて、
日にちや時間を一緒に決めました。

当日はお店が定休日だったので、
次の週末の夜に予約しました。

きっと、おいしい料理をいただきながら、
昔のことも思い出すだろうし、

お店のご夫妻にも、
「30年なんだね」
なんて声をかけてもらうかもしれません。

そんな時間があったらいいなと思っています。

今回のことで、
相手がどんな反応かに関係なく、

私はこれからどんなふうに一緒にいたいのか。

そのために、自分は何を選ぶのか。

そこに目を向けたらいいんだな、と気づきました。

朝、明るく「おはよう」と言う。

結婚30年の食事を、自分で予約する。

今の私には、
こういう一歩が、なんだかちょうどいいです。

あなたには、
自分で決めてみたら少し軽くなった、
という経験はありますか?

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