≪宇宙親交と救済計画≫(青字は少年ペドリゥート)
(アミ)
「進歩した世界には宇宙親交というものが形成されているんだよ。すべての人はみんな兄弟だし、友だちなんだ。誰も迷惑をかけない限り、我々の行き来は、まったく自由に行われている。なんの秘密もなければ禁止もない。戦争もなければ暴力もない。
暴力は未開文明に特有のもので、未開人の形成している社会の特徴なんだよ。
我々の間には競争もなければ、誰も兄弟から抜き出ようといった野心をもっている人はいない。ただ、みな人生を健全に楽しむことだけを望んでいる。そして、人々を愛しているから、我々の最大の幸福は、人に奉仕し、援助すること。そして人の役に立っていると感じられることによって得られるんだ。みんな、平和に対するはっきりとした認識をもっていて、創造者を愛し、命を与えてくれたことに感謝し、それを十分に満喫する。
もし、地球の人が生き延びて、エゴイズムや人間不信を克服できた時にはすぐにでも宇宙親交の仲間に入れてあげることができる。もしそれが実現すれば、人生は今までのように生きのびるための、過酷で激しい生存競争から解放され、全ての人に幸福な生活が訪れはじめるよ。その時に我々は、地球が平和で不正のない連合した世界になるために必要なものをすべて与えよう。」
(アミ、とても美しくてすばらしいことだね。)
(アミ)
「だって、本当のことだからね。真実だけが美しいんだよ。地球に帰ったら1冊の本を書きなさい。それがひとつの声となり、一粒の砂となり、第一歩となるためにね。」
(僕のこと信じてくれるかな・・)
(アミ)
「子どもたちと、子どものような心を持った人たちは信じるよ。でも、たいていの大人は恐ろしいことだけ真実だと思っている。物欲ばかりに目がいって、武器を崇拝したり、美しいものや真実などには全く興味がない。闇を光と思っている。人生の価値を完全に取り違えているんだ。これらの人々は、君が書く本には全然興味をもたないよ。でも、子どもたちは別だ。真実は美しくて平和だっていうことを知っているからね。
彼ら(子供たち)が君を通して伝えた我々のメッセージを普及させることに貢献するだろう。我々は決められた枠の中で人類のために援助をする。地球の人たちは、今、自分自身で努力しなければならない時を迎えているんだよ。」
(じゃ、もし、地球の人たちが僕のいうことを、まったく取り合わなかったとしたら、地球は自滅してしまうの?)
(アミ)
「数千年前にしたのと同じことをしなければならなくなるかもね。」
(優れた度数の人だけを救出するの?)
(アミ)
「その通りだ、ペドゥリート。平和のために何か貢献している人は、みな良い水準に達している。何かできるにも関わらず、何もしない人たちは、本当に冷淡な人か、共犯者なんだ。愛が不足している。良い水準に達していないんだ。」
(じゃ、僕、家に着いたらすぐに本を書き始めるよ、アミ)
アミは僕をみて笑った。
「アミ 小さな宇宙人:エンリオ・バリオス 著」(徳間書店)より
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