冒頭の写真2枚でどんな本・レビューを載せるか、もうお分かりの方もいらっしゃるでしょう。
そう、この秋、最後まであきらめずに読める本はこれ、 荻原浩の
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金魚姫 (角川文庫)
821円
Amazon |
「金魚姫」
これは婚活中のヤングはもちろん、シニアの方も文字通り夢中になって読める、夢まぼろしと現実が、つまりイマジネーションのリアリズムを愉しめる現実にありそうな大人のフェアリーテール、いやそんなもんじゃないな。上の写真の琉金が実は美女だった、いや突然現れた美女が琉金だった⁈
・・・・・・もう世界観も価値観も分からなくなるようなこの秋、一気に読める面白い本。
ひきこもりの部屋から、フラッと祭りばやしが聞こえ、焼きそばを求め外界に出た男が何の因果か、琉金を手に帰宅する。
そこから千年の昔とあっちの世界が見えてきて営業成績が飛躍的向上し、負け犬から脱皮。
人間は金魚と恋することができるか。 現代的なタッチで淡々と描かれていく。
そのプロセスも、ち密な観察力と豊富な想像力、それにこれはなんだろう金魚愛?いやフェミニストゆえの宿命愛をテンポよく展開していく構成リズムの心地よさは、天が与えた作家と読者へのプレゼントだろう。
出逢って良かったと思われる逸品。



