復活するのかなΣ\( ̄ー ̄;) 浜平鉱泉の湯 | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

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朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。

浜平鉱泉 奥多野館


群馬の秘境、上野村の中で最奥の山間にある山里が浜平だ。おおよそ一般観光客の足の踏み入れない場所。国道299号の砥根平からぶどう峠へまわり込むダートの山道をたどる。神流川の上流域にあたる渓流を前に、背後には山が迫る山峡にこの一軒宿がたたずんでいる。鉱泉宿でごくごく素朴。<中略>炭酸をふくんだ重曹泉の源泉は宿裏手の湯ノ沢にある。これを小さな木の浴槽にたたえてわかし、入浴する。白濁した湯。<以下略>


~1989年5月改訂3版第3刷 JAF刊 車で行ける名湯・秘湯より~


時は流れた。いまや上野村は群馬に秘境ではない。すべては25年前の夏、あの痛ましい事故から始まったと思うのは私だけではないだろう。渓流沿いにくねくねと付けられたすれ違いの困難な道は、トンネルと橋により直進的に、かつ広々と造り治された。近年では下仁田方面に「湯ノ沢トンネル」が完成し、前後を狭い道路に阻まれていた、この道路整備の行き届いた村へのアクセスは、下仁田ICより補完されている。


そう、時は流れた。釣り人が良く利用したという3つしか部屋を有しない民家とほとんど変わらないその鉱泉宿は、1996年に廃業してしまった。残されたのはその白濁した冷源泉のみ。


この地に日帰り入浴施設が出来たと知ったのは、2年くらい前に蕎麦を食べに行った時だった。「ああ、浜平鉱泉のお湯で日帰り施設が出来たんだ」と漠然と思っただけだったが、今日はその施設に行ってみたくなった。



清流を吹く風に入浴する「浜平温泉 しおじの湯」



こんな山奥に日帰りの施設があってもお客は来ないだろうという推測は、駐車場に止る車の数によって、完璧に否定された。


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入場には券売機で券を購入。入浴料は500円。まずは早速お湯の内容について見てみた。どうやら湯ノ沢の湯と浜平の湯の2つの源泉を保有しているようだ。


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しかし脱衣所に入って最初に目にしたのは、誇らしげな掲示物「内風呂、露天風呂共に新源泉 塩ノ沢の源泉を利用しています」ってか!?!?!?!?ちょっと待ったー。お湯は透明で透き通っていて、硫黄の臭いがぜんぜんしないよ!!えー!!


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さらに観察する。浴槽は内風呂、露天風呂、檜風呂の3つだが、現在この檜風呂は使用中止になっている。使用中止の断り書きの下に隠れた説明を見える文字から推測すると、この檜風呂は浜平源泉のみの浴槽なのらしい。おそらくここを作った人は、「小さな木の浴槽に湯をたたえ沸かしていた」宿のことが頭にあったのではないかと思う。(常時入浴者がいて撮影困難につき上野村公式HPより借用)


朝寝坊弁慶の奇妙な生活


どうやら浜平源泉からの引き湯になんらかのトラブルが発生してようだ。(帰ってから過去のレポを読むと内湯も露天も2つの源泉の混合との記述がみられる。やはり浜平源泉からの引き湯に問題があるようだ。そもそも浜平地区の集落は「しおじの湯」から更に数分山奥に向かった場所にあり、そこから引き湯をしているとするとかなりの距離を引いてくる必要がある。)

いつか復活するのかな?とぼんやり考えながらしばし露天で過ごす。湯温は内外ともに41度あたりで、キシキシ系かな。今日の猛暑にもかかわらず、この山奥の渓流に面したこの露天風呂に吹く風は非常に清涼感があった。


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休憩室も室内と渓流に面したオープンフロアがあって、そこも涼しそうだった。どうやらみんなこの清涼感が目的でやってきているような気がする。


93湯目 浜平温泉 しおじの湯