朝のつぶやき
心優しい愛あふれるあなたへ
もう、昔の話になりました。
桜が咲く前に、
入院手術をしたことがあります。
結果的には、
病巣は悪性ではありませんでした。
それでも、全身麻酔の手術です。
不安だらけの私でした。
実家の高齢の両親より、
先に逝くわけにはいかないと考えました。
そして。
入院手術となると、入院グッズを用意しなくてはいけません。
入院前に、家族と呼び出されました。
リストを渡されました。
白い紙のリストを、それは憂鬱な気持ちで、受け取りました。
入院グッズのリストのなかに、
『やかん』とありました。
小さめの『やかん』を持参してください~と言われたのです。
小さめの『やかん』は、我が家にはありませんでした。
わざわざ、大型店に行きました。
見つけました。
大型店は、広くて、たいへん疲れてしまいました。
入院手術前ということもあり、悲しくもなりました。
もしもの場合に備え、家族に手紙も書いていましたから。
大きなカバンに3つ、入院グッズを詰め込み、入院。
しかし、1日目にして、やかんの必要はないことを知ります。
私は自力で歩けたので、また、病室が給湯室に近く、そちらに行けばO.K.だったのです。
入院中、活躍したのは、水筒でした。
まもなく、邪魔者になった、
小さな『やかん』。。。。。
家族に持って帰ってもらいました。
そして、
桜を見ることもなく、
桜がすっかり散ってしまった頃、
無事退院しました。
私は、小さな『やかん』をキッチンの奥にしまいこみました。
見たくなかったのです。
入院中のことを思い出したくなかった。
とても辛くて、
とても苦しかった入院生活でしたから。
それでも、主婦でもある私は、
捨てるのを思いとどまりました。
小さな『やかん』は新品です。
安くはないからです。
そして、現在。
身体に良いとすすめられたお茶を、
煎じて飲むために、
小さな『やかん』は活躍中。
時間が経過したからか、
活躍中のためか、
小さな『やかん』を見ても、不快に思うことが、だんだんなくなってきました。
慣れてきたのでしょうか。
小さな『やかん』で煎じて飲むお茶は、
甘くてあたたかい、優しい味。
桜を今年も、美しいなあって、
家族と、友人と、見ることができる私。
健康で暮らせることに、
幸せを感じる私。
皆さまも、お身体たいせつに。
健康であれば、
どんなことをも、乗り越えられます。

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山口雄也さん。


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美輪明宏さんの言葉。
まずまず、一歩一歩。
みんな初めての経験を積みながら、
生きていく。
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