安心してください。
今回は私のイラストは描きません

かりんさん、遠慮なくイラスト描いてくださいな♪
楽しみにしています

私は実家で仕事をしているのだが、事務所に入る際、いやでも必ずこのお方の視線を感じることになる。
どうにもキツい目で、正直あまり好みでないので、なるべく目を合わせないようにしている

知る人ぞ知る、レオナール フジタこと、藤田嗣治氏の作品だ。
去年の12月、何気なくテレビを観ていたら、藤田嗣治氏の特別番組をやっていた。
あらあら、あの怖い眼差しのお嬢さんの絵だ!と思いながらも、なんとなく観続けた。
ふむふむ、、フランスの日本人画家で一番有名な方らしい。
しかも知れば知るほど、なんて人生に翻弄された画家なんだろうと憐れむ。
そして、かなりの猫好きらしいというのだ。
私の凝り固まった先入観は、見事に打ち砕かれた。
今回、フランスから全所蔵作品が日本に一堂に会するらしい。
期日まであと僅か、、という訳で、猫好きの娘を無理やり引き連れ、東京国立近代美術館へ行って参りました。
※館内は撮影禁止の為、購入した本からの作品です。しかも猫の本、、娘に買わされた次第です
)
)前髪がトレードマークな藤田氏。
このお写真から、かなりの猫好きとお察ししました

高校生の息子がまだ幼児の頃、よく美術館に連れて行ったのですが、絵をノートに描いていたら、係の方が凄い勢いで駆け寄り「絵はご遠慮下さい!」と注意を受けたのです。
以前訪れたフランスのルーブル美術館やオルセー美術館では、当たり前のようにごく自然に子供たちが床に座りながら描写していたものですから、「ボールペンでなく、鉛筆だったらよろしいですか?」と聞きました、係の方は鉛筆なら構わないとのことでした。
文化、考え方の違いに愕然とした覚えがしたものです。
それからは美術館に行く際は必ず鉛筆を持ち、堂々と描かせてます。
この日は、ベレー帽を被ったマダムらしき方が「上手よ~お嬢ちゃん!」と褒めて下さり、娘は鼻息荒く喜んでました

順風満帆に思える藤田氏だが…
フランスからレジオン・ドヌール勲章、またベルギーからレオポルト勲章を贈られた藤田は、第二次世界大戦の戦禍を逃れる為、日本へ帰国します。
日本でも戦争が勃発しましたが、そこで与えられた「従軍画家」の仕事をチャンスととらえ、従事します。
海外での生活で日々「日本人」であることを意識していた彼は、少しでも自国に貢献したいと考えていたのです。
敗戦後、従軍画家の戦争責任が糾弾し始め、ヨーロッパでの成功に対する嫉妬心とも重なり、戦争責任の中心人物として強い非難にさらされた藤田は再度フランスへ戻り、帰化します。
そして、二度と日本の地を踏むことはありませんでした。
彼が残した言葉は強烈です。
「日本画壇は早く国際水準に到達して下さい。」
帰化後、カトリックの洗礼を受け、レオナール フジタになり、フランス政府からは、シュバリエ(ナイト)の称号を贈られます。
日本政府から勲一等瑞宝章を贈られたのは皮肉にも、彼の死後でした。
彼ほど強く日本を意識した人はいません。
どれほど排斥されても、日本に対する愛情を持ち続けました。
その手記には、日本画に対するリスペクトが何度も示され、こう述べています。
「私が日本を捨てたのではない。
日本に捨てられたのだ。」
「私はフランスにいても、どこまでも日本人として完成すべく努力したい。
私は世界に日本人として生きたいと願う。
それはまた世界人として、日本に生きることにもなるだろうと思う。」
その後、仕事の際、額縁の中に佇む彼女と
は、ごく自然に目を合わせられるように

長々とお付き合い下さり、ありがとうございました

コメント、メッセージ、読書登録も大変嬉しく思います












