長らく引っ張ったネタもこれで最終回。
ということで、
AUTOMOBILE COUNCIL(オートモビル カウンシル) 2016_6
でございます。
大トリは日本車です。
HONDA S600
(ホンダブース展示車両)
ホンダのライトウェイト・オープン・スポーツと言えば
S500/S600/S800と続くこのシリーズですよね。
旧車全般に言えることですが、
現在のような安全基準も無く、
コンピューター制御のアシスト系装備も無い時代。
そこには自動車然とした純粋さを感じます。
600ccに与えられた内装とは思えないこの雰囲気。
シート形状からしても、
”その気にさせる”
演出がまたいいんです(^^。
ちょっと弄っただけで”サンデーレース”にそのまま出場できそうな、
そんな印象でした。
いいなぁコレ(^^。
HONDA Sports 360
(ホンダブース展示車両)
ざっと調べてみたのですが、
実は幻のクルマだったんですね。
ホンダの展示・試乗会やモーターショーに出品したにもかかわらず、
このSports 360は発売されず、
同時期に発表されたS500のみが世に送り出されたようです。
見た目はS500そのものと言ってもいいくらいですが、
360だけあってかなりコンパクト。
後ろ姿もキマっています(^^。
ウッドのステアリングホールがでかい!と言うよりも、
車体が小さいんです(^^。
でもこの作り込みには、
当時のホンダの気合を感じます。
量産されていたらこうはならなかったのかも知れませんが、
スポーティーでスパルタンなイメージ漂うインパネ周りなど、
なかなか精悍です。
このまま発売されていたら、
当時の軽自動車カテゴリーの中ではかなりハイクラスだったことでしょう。
MAZDA コスモ スポーツ (1971)
(販売車両)
世界初の量産ロータリーエンジンを積んだクルマとして有名ですよね。
”コスモ”と命名されただけあって、
近未来的な個性があります。
『帰ってきたウルトラマン』を生放送で見ていた世代には、
”マットビ・ハイクル”の印象が強いかも知れません(^^。
ええ、私も見ていましたとも(笑)。
すご〜く長いリアのオーバーハング。
こちらは販売店のブースに置かれたコスモ スポーツですが、
マツダブースでは、
このコスモ スポーツの1/2縮尺で描かれた、
ボディーの図面が展示されており、
その大きな側面図には、
各部曲線の座標毎に詳細な数値が記入されていました。
現代のようなCADソフトがあるわけではないので、
当然手描きの図面になるのですが、
その分、緊張感漂う、
迫力ある図面でした。
バンパーを挟んで上下に配置されたテールレンズが
このクルマの特徴ですが、
ここにも当時の未来感が現れているように思います(^^。
MAZDA LUCE Rotary coupe (1969)
(マツダブース展示車両)
速そうに見えるルーチェ・ロータリー・クーペ。
ベルトーネ時代のジウジアーロによるスタイリングなのだそうです。
写真では分かりにくいですが、
サイドウィンドウには三角窓もBピラーも無いので、
とってもスッキリとしたサイドビューなんです。
って、ごめんなさい!
これしか写真撮ってなかったんです(^^;;。
MAZDA R360 Coupe
(マツダブース展示車両)
このなんとも言えぬ表情のR360クーペ。
と〜っても和みます(^^。
因みにチンク同様RRです。
RRにすることで部品点数を少なくし、
キャビンを広く確保しようというのが、
当時の小型車のトレンドだったようです。
この普通車の縮尺を”キュッ”と縮めた感じのサイドビューがまた・・・(^^。
そこに乗っかるルーフがオーバーサイズに見えて、
まるで”バブルカー”のようです。
いや〜好きだなぁこういうの(笑)。
このドーム状のリアウィンドウが目を引きます。
リアの表情などはまるで小動物のようで、
ホント、憎めないんですよ(^^。
ルーフの”雨どい”はフロントガラス上部にまで及んでいました。
ドアウィンドウはスライド式ですが、
よ〜く見ると三角窓ならぬ台形窓がある?
ね、なんだか開きそうに見えません?(^^
ドーム状のリアウィンドウはアクリルっぽい感じ。
そして、どうやらこれでも一応4人乗り風(^^;;。
しかしあくまで+2レベルで、
荷物置き場かせいぜい子供が乗れる程度でした。
フロントシートの骨格は樹脂っぽく見えたけど、
材質は何だろう?
相当なコストダウンと軽量化を目指しているように見える、
面白いクルマです(^^。
エンブレムの位置がいい感じ(^^。
スライド式ドアウィンドウに”引き手”があるのがわかるでしょうか。
プリンス・スカイラインGT S54A-1型
(ニッサンブース展示車両)
ニッサンがプリンス自動車との提携50周年ということで、
”プリンスの系譜”というテーマで展示されていました。
1964年の第2回日本GPにおいて、
先のポルシェ 904と勝負したのがこのクルマだそうです。
なんでもスカイライン1500のホイールベースを延長し、
グロリアのエンジンを搭載しているとか。
プリンス R380‐Ⅰ
(ニッサンブース展示車両)
先の第2回日本GPでポルシェ 904に敗北した雪辱を晴らすために、
開発されたマシーンなのだそうです。
スカイラインGT S54A-1型に比べると、
いかにも速そうな美しいボディーラインです。
リアは迫力!
SUBARU 360 ヤングSS
(販売車両)
最近、
日本機械学会の機械遺産に認定されたことで話題になったスバル360。
通称”てんとう虫”。
そのスポーツバージョンであるヤングSSは、
36psを発揮したのだとか。
ステーが長いフェンダーミラーを見ると、
”てんとう虫”というよりは”でんでん虫”といった風情です(^^。
チンク乗りからすると、
フロントウィンドウ前に”パカッ”と開いた
ベンチレーターがとっても羨ましい(笑)。
このいかにもRRな後ろ姿に親近感(^^。
ボディーサイズもチンクとほぼ一緒なんですよね。
ん?
エンジンフードの上にある鍵付きの蓋って
もしかして給油口なのかな?
で、チンク乗りからすると、
リアクウォーターウインドウが開くのがやっぱり羨ましい!
いや〜、これ、夏場には大切よね(笑)。
インパネ周りは簡素ながらも、
”SS”らしいシートの造り。
これがオリジナルだったのかなぁ。
むむっ!
軽自動車に革巻きステアリングとは生意気な(笑)。
って、ホントにグルグルと巻いた革だったのか!(^^;;
強制空冷2ストローク直列2気筒のエンジン。
チンクに比べると低重心な構成に見えますね。
TOYOTA 2000GT (1970)
(販売車両)
”おむすび”型のリトラクタブルライトが特徴的なトヨタ200GT。
最近高額になっているのは知っていましたが、
10,000万円・・・って!ナニー!!
いや〜、二度見しましたよ(^^;;。
近寄り難い価格でした・・・うむ。
流れるようなスタイリングは、
いつ見ても美しいです。
それにしてもフェンダーミラー直下の四角い蓋って、
いったい何が入っているんだろう?
いつもここの中身が気になるMEXです(笑)。
ショルダーラインからリアエンドへ至る処理。
このデザインは秀逸ですね(^^。
TOYOTA CORROLA KE10 (1966)
(トヨタブース展示車両)
国民的大衆車の代表と言っても過言では無いカローラ。
コンパクトでシンプル。
コストダウンを目指してか、
とても控えめなスタイリングにホッとします(^^。
解説によると、
全長:3,845mm
全幅:1,485mm
全高:1380mm
車重:710kg
エンジン:水冷直列4気筒OHV
排気量:1,077cc
最高出力:60ps/6,000rpm
とのことです。
この展示車両は”デラックス”版(^^。
車名がゴールドで、
ホイールキャップ(だよね?)も高級感を醸し出していました。
質素なインパネ周りですが、
ドア内装やシートなどは良い雰囲気です。
”デラックス”版だからかな?
で、シフトレバーがなんだか凄い角度で付いているんだけど(笑)。
このギアチェンジの感触ってどんなだろうか?
ということで、長らく引っ張った、『オートモビル カウンシル』ネタはここまでです(^^。
他にもメルセデス、ベントレー、ロールスロイスなど、メーカー展示や販売車種がいっぱいあったのですが、MEXの好みの範囲による独断と偏見でのUPとなりました。
基本的に小型車大好き!なもので、こんな展開になってしまったんです(笑)。
さて、オートモビル カウンシルの詳しいコンセプトはこちらで読んでいただくとして、大まかに言えば、”ヘリテージ”と称して、
『自動車の歴史やストーリー、伝統を大切にすることで、自動車文化の向上に繋げよう。』
というイベントだった訳です。
(ヘリテージ:『世襲財産、先祖伝来のもの、遺産』という意味だそうです。)
各自動車メーカーのブースではそのコンセプトに倣い、各々の歴史的意味を主張する展示がなされ、場合によってはその流れを汲む最新車両も展示されていました。
そしてそれに伴い、ヘリテージカー販売店では、後世に残すべく、美しくレストアされた歴史的価値のあるクルマの販売も行っていたのでした。
そんなワケで、主催者の方々に感謝しつつも、思わず後ずさりするほどの、極めて高価なクルマの出展が占め、
「うわ!敷居が高いなぁ。」
と感じたのも正直なところです。
まぁ、実際のところそのように価値のある車種のほとんどは、裕福な方々にしか維持管理できないほどのものであるのも事実ですし、だからこそ希少な車種を見ることができたのですが・・・(^^;;。
ただ、”歴史的”な大衆車も沢山あるので、個人的には、もう少し庶民の方にも降りてきた販売もあると嬉しいなぁと思った次第です(^^。
とは言え、まだ今年始まったばかりのイベント。
展示する頃には既に露出の多い最新車両のみで、同じく露出の多い(笑)、綺麗なおねーさん目当ての写真小僧のためのイベントに成り下がってしまった感のあるモーターショーに比べると、ざわざわしておらず、自動車の存在意義や、今に至る流れを再確認できる、とても品の良いイベントだったと思います。
それに、その筋では著名な方々によるトークセッションも同時開催されていたのも、とても有意義でした。
(トークセッションが別室で行われたのはちょっと不便でした。同会場で行った方がより、来場者の興味を引いたのではないでしょうか。)
来年の開催日程も既に決まっているようですので、今後の展開・発展が楽しみです。
あ、そうそう、”マルシェ”コーナーにはCACAZAN-イズイシ手袋さんや、その他、実店舗の無いショップさんも含めて、様々な自動車関連グッズや、旧車関連のレア物の販売があり、そこを見て回るだけでも半日かかる勢いの、とても楽しい・・・いや、デンジャラスな誘惑が満載!なイベントですので、来年見に来る方は、お小遣いもたんまり(?)用意して朝一番で入場した方が良いと思います(笑)。
以上、オートモビル カウンシルを見た感想でした。
AUTOMOBILE COUNCIL(オートモビル カウンシル) 2016_6_END




























