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(和)

 



 

狭い部屋の左側の端っこで

 

硬い床にカラダを小さくして眠る日々。

 

隣の翔さんはイビキをかいている。

 

 

 

 

・・・智は。

 

無事だろうか・・・

 

 




ここに連れて来られて

 

既にひと月以上経ってしまった。


次々と襲撃予約にエラーを入れて


システムのかなり中枢部まで入り込んで


あと少しで五体にログインできそうなんだ。

 



智・・・


一日も忘れたことなどない。

 

目を閉じても開いても

 

朝から晩までいつでも・・・

 

夢の中でも・・・

 

思い描くのは智との幸せな毎日。

 

あれほど・・・

 

ゲームはダメだと言われたのに・・・





 

ごめんなさい。

 

ごめんなさい。

 




自分の軽率な行動が

 

この事態の収束を遠ざけてしまった。

 

そう思って心が痛んだ・・・

 

 



生きて再び智に会いたい。

 

他には何もいらないから

 

智の元へ帰りたい・・・

 

せめて夢で逢いたい・・・

 

涙が頬を濡らした。

 




あの美しい指で・・・拭ってほしい。

 

あの美しい声で・・・歌ってほしい。

 

あの美しい心に・・・包まれたい・・・

 

 

 


・・・まさか。


俺が居なくなって


他のオトコんとこ、行ってないだろうな?

 

浮気してたら


ちょんぎってやる。✂︎





いや・・・


分かってる。


俺の智に限って


そんなこと、する訳がない。






智・・・



逢いたいよ・・・



俺を抱きしめてよ・・・