なぜ、あの人は、自信を取り戻せたのか? | まなブログ

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日々の気づきをつづります。

取り戻せなかったから。

 

 

 

昨日の続きです。

 

警視庁捜査支援分析センター、三浦達也さん。

逃走に使われた車両を特定。

自転車解析のプロ。

 

しかーし。

 

その道のりは、穏やかではない。

刑事になったら、手柄を立てたい。

 

連続窃盗事件の捜査。

事件現場をマッピング。

 

その中央の空白地帯。

犯人の拠点は、そこでは?

 

見事的中。

容疑者検挙に。

 

 

連続ひったくり事件の捜査でも。

犯人の行動パターンを見極め。

駅前のコンビニで張り込み。

 

 

「・・・あっ、あいつだ。」

 

 

見込みどおり、網にかかる。

これまた検挙に。

 

そこから、分析の重要性を知る。

 

 

しかーし。

 

 

当時は、まだ昭和気質の刑事部屋。

靴底をすり減らして、なんぼ。

 

机の上での分析なんて。

誰も相手にしてくれない。

 

 

> こちらが熱く語れば語るほど、

> 相手が引いていくのがわかりました。

 

> そのうち、もう話すのはやめようと。

> 傷つきたくなかったので。

 

 

刑事の勘だけでは、波がある。

根性論だけでは、犯人は捕まらない。

 

そのエネルギー、効率的に活かすには。

分析は欠かせないはず。

 

なのに。

なぜ、わかってくれない。

 

 

そんなネガティブな波動を出してたらね。

孤立するのに時間はかからない。

 

仕事ぶりとしても、評価してもらえず。

 

巡査部長昇進試験に5回。

警部補昇進試験に12回。

連続で落ち続ける。

 

こんなに落ちるのは、異例。

そもそも見込みがなければ、受験させない。

 

 

> 話し好きだった自分が

> 家族とも口をきかなくなってきた。

 

 

組織で浮いてることは、百も承知。

けど、不器用な自分にはこれしかできない。

 

 

> ある時、マンションの事件現場に出向いた時、

> そこから地面を見下ろして。

> このまま飛び降りたら、楽になれるかもと。

 

 

いまにも壊れそうな危ういメンタル。

光GENJIもびっくりのガラスの四十代。

 

 

> 病院には行きませんでした。

> 病名がつくのがわかってましたから。

 

 

「鬱」と診断されたら。

いやでも休職させられる。

 

そこまで追い詰められても。

捜査分析は、やめられない。

 

カルビーもびっくりの「やめられない、とまらない」。

 

 

そんな時、上司のセンター長に声をかけられる。

 

 

「これ、わかる?」

 

 

渡されたのは、一枚の写真。

暗闇に浮かびあがるぼやけた自転車。

しかも、正面撮りで全体がわからない。

 

パッと見、ムリ。

 

けど、明らかに浮いてる自分に。

声をかけてくれたのだから。

 

 

> 意地でもやってやる。

 

 

それまで培ったすべての知識と経験を総動員。

完全特定には至らなかったものの。

数車種には、特定。

 

 

> こんなものしか渡せなくて、すいません。

 

 

三浦さんとしては、敗北。

 

 

しかーし。

 

 

その分析がきっかけで。

容疑者検挙の大金星。

 

誰もが期待してなかっただけに。

分析の重要性。

イヤでも知らしめることに。

 

あらためて、チャンスを与えてくれた上司に。

 

 

> ちゃんと観てくれてたんだな。

> 感謝しかありません。

 

 

そこから、ポツポツ、依頼が。

そのたびに、「ダメ元」が期待以上の成果を。

時を待たず、警視庁内に名前が知られる。

 

窓際族に陽が当たる。

我を忘れて、のめり込む。

 

自転車解析のプロは、こうして生まれる。

 

 

一時は、鬱で戦力外の三浦さん。

磨き上げた分析スキルも。

頼られなければ、持ち腐れ。

 

 

> 誰の役にも立ってないな。

 

 

自信なんて、かけらもない。

 

 

ピピッときたのが、こちら。

 

 

「自分とか、ないから。」

 

しんめいP サンクチュアリ出版

 

 

> 「老い」という、「苦」をさけるために、

> 「若い」という、「自分」をつくっている。

 

> その「自分」こそが「苦」の原因だったのだ。

 

 

「評価されない」という、「苦」をさけるために、

「評価される」という、「自分」をつくっている。

 

その「自分」こそが、三浦さんの「苦」の原因だったのだ。

 

 

何年も干されていた時に。

「これ、わかる?」と声をかけてくれた上司。

 

千載一遇のチャンス。

この期待に応えられないのなら。

私なんていなくていい。

 

その時、三浦さんに「自分」はない。

ただこの自転車を割り出す。

それだけ。

 

自分がどう観られているかとか。

そんなことは、頭にない。

 

鬱になるまで追い込まれた苦しみは。

その「自分」がつくっていたのだ。

 

あまりにも痛すぎる自作自演。

 

 

いま、防犯カメラの映像を前に。

 

 

「どれだけ自転車を観て来たと思ってるんだと。」

 

 

ニヤニヤしながら。

車種を特定する三浦さん。

 

自信を求める必要がなくなった時。

最も自信に満ちている。

 

 

あらためて、

 

 

> 「△△」という、「苦」をさけるために、

> 「〇〇」という、「自分」をつくっている。

 

> その「自分」こそが「苦」の原因だったのだ。

 

 

さて、あなたは?

 

 

 

今日は、ここまで。

また、明日。

 

 

 

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