転職しても、引っ越しても。
週イチ非常勤の私立高校。
いつものNHK『プロフェッショナル』。
ラーメン店主、森敏彰さん。
香川で人気の煮干しラーメン。
「うどん王国」で行列をつくる。
名物は、朝6時から8時限定の「朝ラー」。
なんと500円。
こだわりラーメンが1,000円を超える昨今。
地元の「伊吹いりこ」をふんだんに使いながら。
なんと良心的なチャレンジ価格。
この道、30年。
店舗は、三男さんに任せ。
自らは、弟子への出前指導で全国に。
これまで、20人以上。
いずれも繁盛店に。
御年68歳。
白ひげの風貌から。
「讃岐のラーメン仙人」と。
業界では知る人ぞ知る森さん。
しかし、ここまでの道のりは紆余曲折。
特に、次男さんとの確執が。
後継者として、高校生の頃から鍛え上げるも。
あまりにも頑固でワンマン。
上からの一方的なモノ言い。
身内なら、なおさら。
ついに我慢の限界。
次男さんは、家出。
言い過ぎたかと、反省するも。
森さん自身も、頑固。
10年間、音信不通に。
その間、ずっと頭の片隅にあるも。
裸一貫から叩き上げた人生哲学。
そう簡単には、譲れない。
次男さんについて、森さん。
「味覚も考え方も。」
「三兄弟の中で、私に一番近い。」
似てるだけに期待も大きい。
つい接し方もきつくなりがち。
家出されたショックもハンパなし。
人づてに。
次男さんの居所が。
なんと隣町に住まわれてた。
居場所がわかると、急速に思いが。
葛藤の末、自ら出迎えに。
頭を下げ、涙をこぼす森さんに。
次男さんも氷解。
「もう一度、一緒にやろう」と。
実は、次男さん。
トラック運転手で生計を立てながらも。
休むことなく、10年間。
ラーメン修行を独学で。
隣町に住まわれてることからも。
復縁を視野に。
親子だね。
修行の成果としてのラーメン。
森さんに振る舞う。
「何とも複雑な気持ちでした。」
「申し訳なかったなと。」
森さんの目から。
厳しさが消える。
柔和な仙人が、ここに。
うーん、イイ話だ。
このエピソードから。
18歳の「私」に伝えるとしたら?
相手との関係性=自分との関係性
これだな。
・・・はーい、ここでひとつ。
Tくん、嫌いな人っている?
「いますね。」
まあ、フツーいるよね。
で、どう対処してる?
「避けてますね。」
「できるだけ、関わらないように。」
だよね。
心理的に距離を取るため。
物理的に距離を取る。
有効な手段だね。
「他に何かあるんですか?」
あるとしたら?
「そりゃ、聴きたいです。」
だよね。
「大学でも、就職しても。」
「きっといるでしょうから。」
いるだろうね。
じゃあ、ちょっとホワイトボードに。
> 相手との関係性=自分との関係性
「それ、どういうことですか?」
Tくんから観て。
いま、相手との関係性は?
「えっ・・・嫌いです。」
だよね。
実は、それ。
自分との関係性だから。
「自分を嫌ってる?」
すべてを嫌ってるというより。
その相手に観ている自分を。
「と言うと?」
Tくん、その相手のイヤなところを意識して。
ひとコト言ってやるとしたら?
「えっ・・・うーん。」
うーん?
「イキってるんちゃうぞ。」
ほー。
「イキってる」か。
「相手へのリスペクトが足りないというか。」
「上から目線で、見下したかんじで。」
なるほどね~。
ああ、ニヤニヤが止まらんわ。
「えっ?」
じゃあ、Aくんに訊いてみよ。
・・・Aくん、いまのTくんの発言を聴いて?
「それ、おまえやろって。」
はは、だよね~。
っていうか、Aくんだけでなく。
Tくん以外、クラス全員。
同じツッコミ、入れてたよね。
心の中で。
「えーっ。」
ほら、みんなの表情を観てごらん。
ニヤニヤしてるだろ。
「マジっすか。」
マジっすよ。
ピピッときたのが、こちら。
「癒しと目覚め Q&A」
中野真作 青山ライフ出版
> 「あんな人いなくなればいいのに」というのは
> とても正直ですね。
> そういった自分の正直な気持ちに
> 気づいていることは大切なことです。
> でも、残念ながら、
> その人はあなた自身なのです。
「あなた自身」とは?
> その人がいなくなればいいのに、
> と感じるということは、
> 自分の大切な一部を嫌っていることの表れです。
> その嫌いな人があなたの人生に関わってくるのは、
> あなたに嫌われてしまった自分の一部が
> あなたに愛を求めているのです。
Tくんさ。
「はい?」
過去に、言われたことない?
「おまえ、イキってるんちゃうぞ」って。
「・・・あります。」
だよね。
「ケンカになったり。」
「相手をバカにしたとかで。」
「先生にめちゃ怒られたり。」
なるほど。
その時、そんな自分のコト。
嫌いになれへんかった?
「なりました。」
なるよね。
「いちおう、反発もするんですけど。」
けど?
「ああ、またやってもうたなと。」
受け容れてる自分もいるよね。
「ですね。」
で、「イキってる」自分は、いらん。
登場させたら、アカンと。
「思いましたね。」
それ、自分から切り離した自分なの。
「そういうことですか。」
で、実際、そうなのかは別として。
Tくんから観て「イキってる」相手を観るたびに。
自分自身を嫌うかのように。
「相手を嫌ってしまう?」
そういうこと。
「だから、相手との関係性=自分との関係性?」
そうそう。
「否定した自分を相手に観る」ってこと。
「一時的に避けたところで。」
「根本的か解決にはならない?」
そう、避けた先で。
また、新たな「イキってる」相手が登場。
「なんか思い当たること、ありありです。」
あるよね~。
舞台と役者を代えてね。
延々続くの。
自分との関係性が変わらないかぎり。
「それ、イヤですね。」
イヤだよね。
特に、親子とか、パートナーとか。
近しい存在ほど。
自分に似てるところが。
「たしかに。」
24時間。
至近距離で。
観たくない自分を観せられる。
「だから、ケンカしやすい?」
そう。
殺人とか、傷害事件って。
半数以上は、家庭内。
DVとかね。
「なるほど。」
「で、どうしたら?」
気になるよね?
続きは、明日です。
今日は、ここまで。
また、明日。
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