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精神医療・精神保健において、

薬物依存に偏らないオルタナティブな視点を大切にしています。

心のこと、精神医療のこと、日々の気づきや小さな活動まで、

感じたことを綴っていく場所です。







火・金 連載




Ⅰ部


 🌏第4回 精神薬5カテゴリー

― 精神医療の基本構造 ―





はじめに


精神科で使われる薬は、

非常に多く見えます。


薬の名前も多く、

初めて見る人には

複雑に感じられるかもしれません。


しかし実際には、

精神科の薬は大きく分けると

いくつかの基本カテゴリーに整理できます。


ここでは

精神医療でよく使われる薬

次の五つのカテゴリーに分けて見ていきます。




精神薬の五つのカテゴリー


精神科で使われる薬は、

おおまかに次の五つに分類されます。




抗うつ薬

気分の落ち込みや

意欲低下などに対して使われる薬です。


SSRI

SNRI

NaSSA

三環系など


いくつかの種類があります。



抗精神病薬


統合失調症の治療薬として

開発された薬ですが、


現在では


• 双極性障害

• うつ病

• 不安

• 睡眠


など、さまざまな場面で使われています。



気分安定薬


気分の波を安定させる目的で

使われる薬です。


双極性障害の治療で

重要な役割を持っています。


抗てんかん薬(バルプロ酸・ラミクタールなど)が

このカテゴリーとして使われることもあります。



ベンゾジアゼピン


不安や緊張を和らげる薬です。


いわゆる


• 抗不安薬

• 安定剤


と呼ばれることもあります。



睡眠薬


眠りを助ける薬です。


ベンゾ系の睡眠薬もありますが、

現在はそれ以外のタイプの薬も

多く使われています。




※なお、この分類は精神医療の基本的な整理であり、

近年広く使われているADHD治療薬(精神刺激薬)はここには含めていません。


精神刺激薬には、コンサータなどがあり、中枢神経を活性化させる方向に作用する薬です。




処方構造を見るための整理


精神科の薬は、

名前だけを見ると

とても複雑に見えます。


しかしカテゴリーで整理すると、


どの種類の薬が

どのように組み合わされているのか


が見えやすくなります。


この整理は、

後で扱う


処方構造


を理解するための

土台になります。





次回は


精神医療の二つの構造

― 回復モデルと処方カスケード ―


について整理します。


精神医療ではしばしば、


症状

医療

処方


という流れが動きます。


これは医療として

自然な構造でもあります。


しかし

回復の構造は

それだけではありません。


生活

身体

心理

社会


それぞれの要素が重なりながら、

人は回復していきます。


次回は

回復の構造と処方構造の違いを

整理していきます。








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