おはようございます。

あまのみこと☘️のブログへようこそ♪


精神医療・精神保健において、

薬物依存に偏らないオルタナティブな視点を大切にしています。

心のこと、精神医療のこと、日々の気づきや小さな活動まで、

感じたことを綴っていく場所です。






Ⅰ部


 🌏第2回 症状とは何か

― 疾患・薬・環境 ―




はじめに


精神医療では、

「症状」が出発点になります。


眠れない。

気分が落ちる。

不安が強い。

集中できない。


そうした状態が続くと、人は医療機関を訪れます。

そして、その症状に対して診断がつき、処方が始まります。


しかしここで一つ、大事なことを整理しておきたいと思います。


症状は必ずしも、病気だけで生まれるわけではありません。





症状を作る三つの要素


症状は、多くの場合次の三つの要素が重なって現れます。





① 疾患


うつ病、双極性障害、統合失調症など、医学的な疾患としての要因です。

これは精神医療が本来扱う領域です。


② 薬


精神薬には必ず作用があります。

そして同時に、副作用も存在します。


例えば


• 強い眠気

• 意欲低下

• 不安の増減

• 落ち着かなさ


こうした状態は、薬の作用として生じることもあります。


③ 環境


生活環境や人間関係、仕事や家庭の状況も、精神状態に大きく影響します。


強いストレスや負荷が続けば、誰でも不眠や不安を感じます。


環境が整わないままでは、症状は長く続くことがあります。





症状は混ざる


実際の現場では、これら三つの要素は、きれいに分かれているわけではありません。


例えば


   • うつ病による不眠


   • SSRIの副作用による不眠


   • 残業続きのストレスによる不眠


これらは外から見ると

同じ「眠れない」という症状に見えます。

しかし原因は異なります。





なぜこの整理が必要なのか


症状の原因を一つに決めてしまうと、処方は単純になります。


しかし現実はそうではありません。


症状の背景が複雑であるほど、処方もまた複雑になりやすいからです。


そしてその結果、処方は少しずつ増えていくことがあります。


これは前回触れた 処方カスケード とも関係しています。





次回予告


次回は、


診断とは何か

― ラベルと現実の距離 ―


について整理します。


診断は医療にとって重要な道具ですが、

同時に、現実の状態と

完全に一致するものでもありません。


その「ラベルと現実の距離」を理解することが、

処方構造を考える上で大切になります。









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