おはようございます。

あまのみこと☘️のブログへようこそ♪


精神医療・精神保健において、

薬物依存に偏らないオルタナティブな視点を大切にしています。

心のこと、精神医療のこと、日々の気づきや小さな活動まで、

感じたことを綴っていく場所です。







新連載 火・金


Ⅰ部


 🌏第1回 精神薬はなぜ多剤になりやすいのか

― 処方カスケードという構造 ―



精神医療について語るとき、

多くの議論は「薬の善悪」に向かいます。


この薬は危険だ。

この薬は必要だ。


飲むべきだ。

やめるべきだ。


でも実際の臨床で起きていることは、もっと地味で、もっと構造的です。


精神科の処方は、多くの場合


症状

副作用

追加処方


という連鎖の中で動いています。


この連鎖は、

処方カスケード(Prescribing Cascade)

と呼ばれることがあります。



ある薬の副作用が新しい症状のように見えて、その症状に対してまた薬が追加される。


そうやって処方は少しずつ積み上がっていく。


ここで大事なのは、これが誰かの失敗とは限らないということです。


医師が不誠実だからでも、患者が弱いからでもない。


精神症状は重なりやすく、薬の作用は複雑で、構造としてそうなりやすい。



このシリーズでは、精神薬を「善悪」で語るのをいったん脇に置いて、処方構造という視点から整理していきます。


薬は敵でもなく、救いでもない。理解して運用する資源です。



このシリーズの立場


一点だけ、最初に明確にしておきます。

私は医師ではありません。

医療判断をする立場にもありません。


なので、個別の相談、処方の是非の判断、減薬・断薬の助言、といった質問にはお答えできません。このシリーズが扱うのは、あくまで構造の整理です。




専門家の方へ


本シリーズは、公開情報や添付文書をもとに精神薬の作用と処方構造を整理する試みです。


医師、薬剤師、研究者など専門家の方からの誤りの指摘、補足、別の視点は歓迎します。


精神医療の改善は、一人でできることじゃない。

このシリーズが建設的な議論の材料になればと思っています。




読み方について


このシリーズは、すべての人にわかりやすく説明することを目的にしていません。


構造を理解したい人、医療と主体的に関わりたい人、自分で考えるための材料を探している人、そういう読者を想定しています。


なので、繰り返し言いますが


∙  個別相談

∙  処方の是非の判断

∙  減薬・断薬の助言


といった質問にはお答えできません。このシリーズが扱うのは、あくまで構造の整理です。


分からないことをすぐ誰かに答えてもらうのではなく、構造を見ながら自分で考える。


その姿勢が、医療と向き合う上で大切だと思っています。




次回は「症状とは何か ― 疾患・薬・環境 ―」について。


症状は必ずしも病気だけで生まれるわけではありません。


そこには疾患、薬、環境という三つの要素が重なっています。


処方構造を理解するには、まず「症状」の見方を整理する必要があります。​​​​​​​​​​​​​​​​










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