医療機関の経営悪化 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

6月の診療報酬改定。それを見て、多くの医療機関経営者が悲鳴をあげています。とてもじゃないけど、やっていけない。その理由は、診療報酬を大幅にカットされているからです。

 

やっていけない悲鳴

 

1)訪問医療。

 

軒並みやっていけないとぼやいています。高い診療報酬を一気にさげられています。診療報酬を高くして、診療所にいる医師を、各家庭に回すようにしました。訪問医療を行う医師が増えてきたところで、一気に下げたわけです。下がったからといって、今更もとにはもどれない。

 

一つのクリニックではやっていけないのですが、3本の矢になれば、強くなります。小規模をつぶして、大規模にしたい。それが国の狙いですね。

 

2)精神科医療

 

精神科保険指定医出ない場合には、診療報酬がかなりさがります。まともな精神科医と、だめな精神科医の境界が、この資格なのでしょう。にわか精神科医はやっていけないような状況になってしまうようです。

 

3)調剤薬局

 

これもかなり点数を下げられて、厳しくなっているようです。僕自身が薬剤師ではないので、あまり詳しくわかりません。が、一医療機関、一薬局ではやっていけないでしょう。門前薬局だけで食べられていた時代は終わりそうです。開業しても、薬局が来てくれない。そんな時代になりました。

 

まだまだあるのかもしれませんが、自分の知ったところを小出しにしています。

 

物価高で生活が苦しくなり、苦しいのは医療機関だけではありません。ほとんどの業種がそうです。

 

自分のような経営者がやるべきことは、こんな苦しい診療報酬改定の中で、収入を増やす努力をする。リストラをすすめて、経営改善をしていく。この2つです。やらなければジリ貧、閉院。やっても、現状維持。