医師国家試験の枝葉末節 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

縫合したときに、糸のどこを切って、抜くのかという問題がでました。問題は上記リンクをみてください。

 

正解も書いてあるのですが、僕はこう思います。そんなのどこ切ったっていいじゃないか。糸が取り除ければいいんだよ。

 

もう少し言えば、どこを切ったって、結果は同じ。

 

医学の教育は理想を押し付ける。他のところを切ると、感染がおこりやすいからというのが理由のようだ。どこ切ったって、その違いで感染の有無は変わらないだろう。自分はそう思います。

 

むしろ、大切なのは、感染がおこったときに、それに気づき、適切な対応をするかどうかのほうです。抜糸後感染起こっているのに、「診察しない」と平然と断る態度が問題です。

 

医療なんて医師の頭の中で考えているようにはいかないので、自分で確認して適切に対応することが重要なのです。理想通りにはいかないことはたびたびです。

 

そんなの、診察してみないとわかりません。予約がないから診察しないというようなことを言っていれば見逃すのです。

 

実は自分も10年ほど前に脳の手術をしました。術後、退院したあとに傷口の再感染を起こし、緊急手術になりました。このとき、見てもらえなかったら手遅れになっていたかもしれません。なんかおかしいと思ったときに、自分の目で確認する。それがもっとも大切なことです。

 

診察してみたら大したことがないかもしれませんが、それは自分の目でみたからたいしたことないと判断できるのです。