東京の麻疹発生数 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

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以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

東京の麻疹発生数が増えているようです。出典は上記サイトです。そこからグラフを引用します。

 

 

2019年にすごい麻疹数になっていますが、これはコロナ前の話です。コロナが日本に広がるのは、2020年から。このとき、全世界で旅行が激減し、来日する外国人は減りました。人が移動しづらくなり、みんながマスクをし、そして2020年の麻疹患者数は一気に減りました。その後しばらく同じ状況で麻疹はまったく増えません。

 

それが2025年の昨年ぐらいから増え始めています。数としては、インフルなんかに比べると大したことはないのですが、感染力が桁違いに強いのが問題です。免疫がなければすぐに感染します。特に海外からきて、日本で麻疹を発症し、それが周囲の人にうつす。そんなケースが今は多いのです。

 

インバウンドで海外から来る人が増えています。海外では普通に麻疹が広がる国も多いのです。そこが起点になり、ワクチン未接種あるいはワクチン免疫が落ちた日本人に麻疹がうつります。そこから、麻疹をうっていない人たちに広がっていきます。

 

多分今年はもっと感染者は増えるし、来年はさらに増えることでしょう。