今月初めに、鼻汁がよくならないと受診してきた子供がいた。近くの小児科に通っていてもよくならないからと、当院受診してきたのだ。抗生剤を処方し、よくなったとかで、その後受診してこなかった。
本日2週間ぶりに受診してきた。鼻の中をのぞくと、膿性鼻汁がたくさんたまっている。また副鼻腔炎だと抗生剤などを処方した。抗生剤を使えばすぐによくなることだろう。
薬局から疑義照会がきた、当院にくる前に小児科にいって、薬をもらっているので、ダブりますというのだ。小児科を受診し、その足で当院に来たとは思わなかった。何も言っていなかったからだ。
小児科の医師が副鼻腔炎に気づいていれば、当院にくる必要もなかったかもしれない。僕も今回は副鼻腔炎だとは思ってもいなかった。鼻の中をみたらすぐにわかったのだ。
小児科医が鼻の中をみていれば、すぐにわかった話である。鼻の中は鼻汁でいっぱいだったのだから。
鼻汁がでる、鼻閉がある。このような症状で受診しても、小児科医は鼻の中をまったくみない。見てはいけないかのようなのだ。聴診はルーチンに全員みても、鼻内は見ない。こんな習慣がある。咳がするから聴診はまだわかるが、鼻汁がでているのに鼻をみないのはどうなんだろうか。見なければ気づかない。
便の性状をみないと診断できないと、便を持参させたり、写真をとらえたりするのに、目の前の子供の鼻の中を見もしない。鼻の中をみれば、誰でもわかることなのに。
悲しいのは、前回自分が抗生剤をだし、数か月治らない鼻症状がよくなったと言っているにもかかわらず、また小児科医のもとに行ってしまうことである。