耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

今朝も、医師会から麻疹患者発生情報が流れてきた。麻疹は感染力が強いものの、潜伏期もあり、それを見つけるのは容易ではない。患者の多くは麻疹だと思わずに受診してくる。

 

実際に足立区でも、毎日感染者がでているようだ。もちろん、診断のつかない麻疹患者はもっといるに違いない。

 

麻疹なら発疹がでるはず。多くの人はそう思うだろう。でも、発疹が出てわかりやすくなるのは、後半である。その前にかなりの発熱があるが、その段階では発疹がでず、非常に判断しづらい。インフルやコロナのように迅速検査があるわけではないので、発疹がでるまで患者の診断は困難である。まず麻疹を疑い、検査で確認するしかない。しかし、診断がつく頃には多くの人にうつしてしまっている。

 

麻疹ワクチンをうてば、感染をおさえることができる。驚くことを言うと、麻疹ワクチンの納入価が4月1日から3倍になった。麻疹が増えたから上げたと言うのではないだろう。もともとかなり格安に販売していたのが、円安などの影響もあり、値上げをせざるえなくなった。そして一気にあげてきのだろう。

 

当院でも、大人12000円、学生・子供10000円にあげさせてもらった。できるだけ安くして、一人でも多くの人にうってもらいたいと思っていたが、こんなにあがってはどうしようもない。

 

もっとも小児の定期接種であれば、2回無料で受けられる。行政はかなりワクチンにお金をさいているのだ。それでも、ワクチンなど要らないという人がいるのでしかたない。コロナと違って、ワクチンうっていないと、確実に感染するし、ワクチンうっていれば、ほとんど感染しない。

 

ワクチン接種の有無でかなり変わってしまうのだが、自分が感染するまで気づかないものである。

 

 

耳の痛みではなく、聞こえの悪さを訴えるので、たぶん「滲出性中耳炎」であろう。医師は細菌感染による急性中耳炎と、鼻が悪いとでてくる「滲出性中耳炎」を病名を分けて説明するが、患者のほうは、同じものと思い、「中耳炎」という言葉しか頭に残らない。そもそも違うタイプの中耳炎であるが、患者には正しく理解されないのだ。

 

患者はそんなものだと思っていて、耳鼻科医も注意して説明しなければならないが、細かく区分けしても、素人の患者には伝わらない。そんなものなのだからしかたない。

 

鼓膜切開は悪い治療ではない。しかし、急いでやる治療でもないので、様子をみるのも悪くはない。自然になおらなければ、切開が必要にはなるが、それは時間がたってからでも遅くはない。

 

聞こえが重要な仕事であれば、聞こえないことはつらいであろう。鼓膜切開すればその日にでも解決する。早くなおしてほしいというのであれば、鼓膜切開はいい方法だと思う。

 

どういう治療を選択するかは、本人の希望もあり、医師との相談の上決めてもらえばいい。治療法にも絶対的な正解はない。

麻疹(はしか)は1人感染者がでると、続々と広がる。ワクチンをうっている人はかからないので、ワクチン未接種者を中心に広がっていく。日本は麻疹ワクチン後進国であり、感染が広がるのはやむをえない。

 

ニュージーランドは徹底していて、麻疹ワクチンをうっていない人は国内に入れない。入国許可がでないのだ。海外から麻疹がはいることをこのようにして防いでいる。ニュージーランドの感染対策はかなり進んでいる。

 

日本の場合、麻疹のワクチンをうとうがなんだろうが、国内に入れてしまう。このため、麻疹流行地で麻疹にかかり、日本に旅行に来て発症する人がいる。国内で麻疹ウイルスをばらまき、免疫がない日本人に広がっていく。今回の麻疹の広がりはそんなところであろう。

 

麻疹の潜伏期が1週間以上ある。つまり、感染しているのに気づかない間に日本に来て発症する。日本に来たのだからとあちこち観光で出歩く。

 

日本でコロナが流行り、コロナワクチンの接種が進んだs.コロナワクチンはかなりの数の人に副反応がでてくる。このため、コロナワクチンがたたかれた。

 

反ワクチン医師が、コロナワクチンだけがやばいというのはいいのだが、一般の人には、「ワクチンすべてがやばい」となり、反ワクチン思想にそまると、すべてのワクチンをうたないようにしてしまう。麻疹ワクチンは安全で、効果が高く、日本の子供は無料で受けられる。それでも、ワクチンを子供にはうたせませんという親が増えている。ワクチンをうたなくても、学校も保育園も、普通に通えてしまうので、1人でたら、感染があっという間に広がってしまう。もちろん、ワクチンをうっている人は大丈夫だけど、うっていない人は確実にうつる。

 

反ワクチン医師が、「麻疹のワクチンはうちましょう」と呼びかけてくれるといいのだが、そんなことは絶対にしない。「ワクチンは危険だ」といいながらも、「麻疹ワクチンが危険だなどとは一言も言っていない。」と言い訳することだろう。反ワクチン医師がワクチンを批判するたびに、麻疹ワクチンをうたない人が増えてくる。困ったものだが、信じる人がいるのだからしかたない。

 

 

記事のはりつけはするし、内容の確認のために、ネット記事を検索したりはしている。しかし、そのまま貼り付ける場合は、引用形式にするかな。

 

ただ、このブログの99%は自分で作った文章である。自分で作っているがゆえに、ミスもあるかもしれないが、それは読む人に判断してもらっている。

 

僕がブログで書いたことは、他で書いてもらっても、引用してもらっても、かまいません。このようなことを世の中に広めたいと書いているので、他の人にも協力してもらうことは、むしろうれしいことです。自分だけではなく、多くの人が発信することで、その発信力は強くなりますから。

 

ブログを次々アップするので、文章によくないところもありますし、間違いもあるかもしれません。そのうえで、自分の投稿を引用してもらっても、参考にしてもらってもかまいません。盗用だと訴えることはありません。

 

金を得ている業者は、勝手に使われると自分らの商売が邪魔されたと思うのでしょうね。僕はブログで稼いでいるわけではないので、全然かまいません。

 

 

東京ドームライブが起点になっているようだ。

 

本日医師会から流れてきたのは、埼玉と東京の合間ぐらいで、麻疹感染者がでたという情報。驚いたのは、ワクチン2回接種している若年層の感染。2回接種していても、感染するんだというところが、驚き。

 

もっとも、きちっとうっているかどうかはわからない。続けて2回連続でうつところもあるからね。間隔あけないと駄目でも、そんなことお構いなしに2回うてばいいと思っているところもあります。

 

2回ワクチンうっても、ときおり免疫がつかない人もいます。だから、抗体値をみないと大丈夫とは言えないのだけど、ほとんどの場合、そこまで調べません。ワクチンうったら抗体は必ずつくと思っているのです。90%以上はつくと思いますけど、一部につかない人もいます。

 

東武スカイツリーライン獨協大学前駅を利用したと記事にのっていますね。