耳の痛みではなく、聞こえの悪さを訴えるので、たぶん「滲出性中耳炎」であろう。医師は細菌感染による急性中耳炎と、鼻が悪いとでてくる「滲出性中耳炎」を病名を分けて説明するが、患者のほうは、同じものと思い、「中耳炎」という言葉しか頭に残らない。そもそも違うタイプの中耳炎であるが、患者には正しく理解されないのだ。
患者はそんなものだと思っていて、耳鼻科医も注意して説明しなければならないが、細かく区分けしても、素人の患者には伝わらない。そんなものなのだからしかたない。
鼓膜切開は悪い治療ではない。しかし、急いでやる治療でもないので、様子をみるのも悪くはない。自然になおらなければ、切開が必要にはなるが、それは時間がたってからでも遅くはない。
聞こえが重要な仕事であれば、聞こえないことはつらいであろう。鼓膜切開すればその日にでも解決する。早くなおしてほしいというのであれば、鼓膜切開はいい方法だと思う。
どういう治療を選択するかは、本人の希望もあり、医師との相談の上決めてもらえばいい。治療法にも絶対的な正解はない。
