子どもの底力(かなりの長文です) | 鞍手町ピアノ•エレクトーン•リトミック•障がい児対応可レッスン 「みずま音楽教室」

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福岡県鞍手町でピアノ•エレクトーン•リトミック教室の講師をしています!
レッスンのひとコマやPVなお話、マジメなお話から笑っちゃうお話…色々と綴っています♪HPもぜひご覧下さい♪ http://mizumamusicschoolforeb.jimdo.com



音符福岡県 鞍手郡 鞍手町の音楽教室音符
みずま音楽教室



今日は『子どもの日』なので♫

ある生徒さん=子どもさんと、その子のお友だちにまつわるエピソードを綴らせて頂きます(保護者の方から掲載の許可を頂いております)



このお話って昨年の事か…

それを思うと…生徒さんの心の成長には泣けてきます

♫

ある生徒さんが気持ちをシャットダウンしていました

当教室の発表会が控えている時期のシャットダウンでした


「レッスンを辞める!絶対に行かない!発表会にも参加しない!学校も辞める!」と感情が大爆発!

お母様もお子さんに対してどう対応をして良いのか悩まれ、朝、現状説明も兼ねたご相談のお電話を頂きました

その日はレッスン日

なぜ生徒さんは大爆発&シャットダウンになってしまったのかというと…生徒さんに出していた幾つかの宿題の中のテクニック課題(発表会の曲とは別)が少し特殊な譜面&弾き方をする曲だったのですが←レッスンでは譜面の読み方と弾き方のレクチャー済みで、生徒さんもその時は理解をしてくれていたのですが、いざ自宅練習となり楽譜を開くと…生徒さんはどうやってこの曲を弾いて良いのか分からなくなってしまった様で(この理由は後になって分かった事でしたが)、分からなくて出来ない不安とレッスン日が迫る不安、発表会の曲も少しお直しが必要…で、生徒さんは完全にパニックになってしまい、「もー何もかもイヤだー‼︎」となってしまった…というのが、後に分かったパニックの理由でした

その時はお母様も私も“凡そこういった事でのパニックでは?”と、まだボンヤリとした中で確信をついていた訳では無かったので、生徒さんは1人、パニックの渦にいたのでした


お母様からお電話で大まかな状況を聞かせて頂き、電話を切った直後の私の思いは…


「これは困ったなぁ…

いやいや、

困っているのはこの子なんだよなぁ…」



私の予想ではこの子が困っている事はきっと1つのはずだけれど…

何が困っている事で何がそこまで困ってはいない事なのか?コレは全く困っていないよ!の判断(線引き)が難しくて混乱しているから、『全てが不安!全てが嫌!』と、不安の風呂敷に色んなことを詰め込んでしまっている事を感じていました

その考え方の傾向はこれまでにもこの子を苦しめていました

何はともあれ先ずは本人が納得するまで気持ちを落ち着かせて、そこから本人の気持ち・言葉を傾聴して共感しながら、絡んでいる物事を少しずつ解いて本質を見つけていく作業が必要です


私はまだ生徒さんとは(その時点で)対面をしていませんでした

※対面時のお子さんのパニックの場合、コチラは良かれと思ってかけた言葉であっても本人にとってみればそれは全て攻撃や刺激となって結果的に煽る事になってしまうので、自己防衛と言うシャッターを下ろし聞こえてくる言葉の刺激をシャットダウンし、必死に自分を守ろうとします

寧ろこういう時は敢えて声をかけずに…



距離をとる

本人の気持ちが
落ち着くまで
時間をとってあげる

本人からのアプローチがあれば
一見無関係な話題であっても
寄り添う

もし本質に関連する発言が有れば
傾聴と共感

場合によっては…
視覚支援!


今はこの子と私は対面していないという実質的距離がとれているし、この後もしもこの子と対面が出来るのであれば、パニック直後から時間も経過している…

パニック直後の興奮は少しはおさまっていると仮定して…

私はこの子の心に響いてくれたらと、SST(ソーシャルスキルトレーニング)の中の1つの手法『RPG法(ロールプレイングゲーム法)』を使い、「先生から『これを見てくれると嬉しいなぁ。』と、その一言だけをお子さんに伝えて下さい。」と、お母様にお電話でお願いをさせて頂きその画像をお送りしました


生徒さん…
レッスンを辞めてしまうかも…

その時点での生徒さんの反応はまだ分からない状況でしたので、私は私で生徒さんの下校時間まで緊張の時間を自宅教室で過ごしていました(それはお母様も同じ思いだったと思います)


実際RPG方法は、「目標達成の為に何が必要かな?」等の計画表的な使い方や、「この状況の場合私はこう思うけれど相手はどう感じるかな?」といった“シチュエーションで変わるコミュニケーションスキルのトレーニング”として利用されます

この手法は不安感の強い人でなくても、大人も子どもも問わずに誰にでも出来るサポートです(視覚化なのでとても分かりやすい!)


私がこのボードに込めた思いは『この子にラッキーポイント(♡)が増える=安心が増える=困っていることは解決できるよ!』ということ


♫

さてさて…

生徒さんがこの画像を見てくれるはずであろう時間帯に近づきました(私はレッスン室待機状態!)


お母様曰く初めは自らその画像を見ることはなかったそうですが、偶々その子の周りにいたお友だち達が「どれどれ?」と、お母様のスマホの画像を見てくれたそうです

するとお友だち達は…

「◯◯ちゃん!絶対にコレやった方が良いよ!(レッスンに)行った方が良いよ!スゴイよ、コレ!♡がいっぱいになるよ!‼︎」と、なんとその子の背中を後押ししてくれたそう!

そしてクラスの男の子たちも「こういう時はさぁ、早めに行った方が良いぜぇ〜♫」と

男の子たちの発言の激渋さよ!(^_^;)


もしかすると周りにいた子たちは「行った方が良いよ!」とこの子へ言ってはくれたものの、この子が果たして何処に行った方が良いのかは分からなかったかも⁉︎(笑)どうだろう?知っていたのかな?(^_^;)


そんなお友だち皆んなからの温かいエールをもらった生徒さん…


“えーー!?シャットダウンとパニックは一体どこに行ったのよぉーー!!!ウソでしょーーー!?”と、お母様も私も驚いてしまうほど気持ちを切り替えてくれて、ニカーッと(^_^)飛び切りの笑顔でレッスンにやって来てれくれたのでした!



私の本心を包み隠さず申しましょう

その子の変化に

マジ
ビビった!!!
Σ(゚д゚lll)
(^_^;)



『子どもたちの力』って凄いなぁ…

“大人のサポートなんてビクともしないやぁ!”と、力量を試された感は拭えませんが(笑)でも子ども達には子ども達だけの世界があり、子ども達だけが持つ底知れぬ力がある!


きっとこの子は“お友だちがこれ程応援してくれるのだから(レッスンに)行かなきゃマズイかな⁉︎”という思いも多少はあったかな?とは思いますが(^_^;)私が思うに、上も下もない同級生のお友だちからの後押しに、“大人たちの言葉”とは何か違う、子どもだけが持つ純粋な言葉の力や新鮮さを感じてくれたのかな?と思いました


その子を応援してくれるクラスメイトが居てくれること…それがもう既に持ちつ持たれつのコミュニティーであり“正しくサポート!”と思い、私は猛烈にあったかい気持ちをお裾分けしてもらいました


一音楽教室の講師が言うのも変だけど、クラスのお友だち!

ボードを見てくれて、理解をしてくれて、そしてこの子を応援してくれて本当にありがとう!

そして生徒ちゃん!

よく気持ちを切り替えられたね!すごいよ!

そしてステキなお友だちがいて幸せだね♫

アナタは皆んなに愛されているし、自信を持って良いんだよ♫


この子が経験したであろう“同じ歳のお友だちから教えてもらった『私とは違う視点やエール』に触れられたこと”って、本当に大切な機会であり、経験であったと思います


子ども同士の世界の中で、“多視点や意見に触れられる事”はその子にとってみれば『脱!井の中の蛙』


実はこの一件の前にも大大大パニックがこの子を襲っていたのですが、その山を何とか乗り越え、そしてこの一件で確実に山も壁も乗り越えて…それから生徒さんは急激な心の成長を遂げてくれました♫

発表会までのレッスンも順調に進み、緊張したはずの本番もしっかりとステージに立ち、頑張って演奏を披露してくれました‼︎本当に立派でした!

その後の生徒さんは今に至るまで1度もパニックを起こしていません!

何故なら『困っている事をキチンと伝えられる勇気と冷静さ』というスキルを身に付けたから

今現在行なっているオンラインレッスンでも、「せんせー!あのね、一応最後までがんばってみたけど、ココがめっちゃ難しかった〜!」と上手に私に伝えてくれる事で難しかった部分がレッスンの中で気持ちよく解決し、理解力も演奏力も定着し、レッスン進度はとても順調です♫


♫


生徒さん

困っていることを誰かに言えるってとても当たり前のことのようにみえるけれど、本当は難しいことなんだよ

大人の人でも「困っています!助けて下さい!」って誰かに言う事が恥ずかしかったり、怖かったり、悔しかったり、辛かったり、何て伝えて良いのか分からなくて悩んでいる人、そして“困っています”って言う事はダメな事なのでは?と思っている人がたくさんいるんだもの


だけどアナタは『困った時の乗り越え方』を手に入れた‼︎

『気持ちの切り替え方』も手に入れた‼︎

すごいなぁ…

アナタは本当に素晴らしいよ‼︎‼︎(拍手)