『ホテル・ムンバイ』
(先月初旬に観賞)
2008年🇮🇳ムンバイで起きた同時多発テロの被害・襲撃を受けた五つ星ホテルの実話をベースにしたお話(この事件はご存知の方もきっと多いはず)
久々に息が出来ない程の緊迫感!
これが世界のリアルな現状!
ラストのこれでもかと畳み掛ける緊迫感からの解放と安堵に、嗚咽をこらえるのに必死
映画館ではあちらこちらから涙を拭う方々の気配がこれまた凄くて、私も大号泣
はぁ…暫く席から立てなかった
信仰心を持つ持たないはその人の自由だけれど、実は信じるという目には見えない不確かさが、良い悪いもこうも相反する立場にさせ、お互いがそれぞれに『信じる』という事、そしてその『正義』とは一体何なのか?を問う作品
そして私個人としては…宗教に対してどこか無節操な感覚を持った日本人の私たちは、果たしてこの作品を観て何を感じるのか?
対岸の火事と思うのか?
それとも一切何も感じないのか?…
個人的にそんな思いが過った作品でした
ラスト近くの主人公の目線として、スクリーンに映る町の樹々や木漏れ日
主人公がいつも何気なく見て素通りしていたこの日常の光景は、何か1つ狂えば違って見える…これほど優しくて温かくて美しい光景の中に私たちは包まれて生きていたのかと
それは今を生きる私たちへの
「足下を見なさい。」
「平和が当たり前だと思うな。」
というメッセージでもあると思いました
今日が平和に終わるという事は奇跡
明日が平和だなんて誰にも約束は出来ない
しかし「平和を奇跡!」と言い切ってしまう悲しみや切なさ、不条理が拭えない…
ましてや人間それぞれが信じるモノに対する違いで招く争いが、今日の、明日の、未来の平和の維持に左右されるだなんて…
本来は誰かを傷つけたり悲しませたりしない、いつだって心穏やかに過ごせる平和な日々が続いていて欲しいのだから
