実はこの記事、コロナ禍よりもかなり前に綴って保存状態だったモノですが、投稿タイミングを見失ったり、ただただひたすら忘れたりと(^^;;寝かせすぎて過醗酵からの萎みさえ感じますが(笑)久々に読み返してみると“どなたかの参考になるかな?”と思いたち、若干の修正や加筆も加え今回投稿してみることにしました
長文です!
ご覚悟を‼︎(^_^;)
❇︎
一般的な視力検査で測る(分かる)『視力の数値』というよりも、その人の『両眼の動かし方(機能)』 『チームワーク』という部分で見え辛さや困り感がある方がいらっしゃいます
こういった方に必要なビジョントレーニング(追視や注視などのトレーニング)
今ではビジョントレーニングを音楽教室でも取り入れていらっしゃる教室は珍しくなく、音楽教室用のビジョントレーニング本も存在するくらいですが、当教室ではかなり前から取り組んでおり(療育の分野では当たり前に存在する重要トレーニングなので)過去のブログを遡って頂けるとそのことが分かるかと思います
そしてこのビジョントレーニングは特別支援の必要な生徒さんだけのトレーニングと捉えず、「この子に必要だ!」と感じた生徒さんにはレッスン項目の中に“遊び感覚”でサラッと取り込んでいます(視神経は脳に近いので疲労に繋がる長時間の取組みは注意してください)
トレーニングは大切なのですが、トレーニング以前に『誰もがスムーズに文字や音符を読める方法』をデフォルトにしておくことや、決して大袈裟なことではないけれど『でもコレって大事だよね!』ということをご紹介させて頂きます♪
何気なくタイプして生徒さんへお渡ししているプリント類
実はフォントの選択が支援に大きく繋がります
以前色々と調べた際に得た情報なのですが、フォントをゴシック体にしておく事はLDやADHDの方にとって大切な支援だとお聞きしました
下の赤文字はゴシック体
※明朝体・ゴシック体をベースにしつつ、微妙なアレンジを伴う“明朝体”や“ゴシック体”が多く存在しますので、もしかすると上記のフォントが基本のフォントとは異なるかもしれません(^^;;悪しからず(^^;;
明朝体は実に凛とした美しいフォントですが、よく見てみますと一部が細かったり太かったり、入筆・終筆(止め・はらい)部分…所謂“筆で書いた時の筆圧の変化”を一部デザインとして取り入れたフォントかと思います
その変化こそが見る方や読む方にとっては読み辛さとなり、集中力の妨げ(目移りしてしまう)や読み疲れに繋がるとお聞きしました
なんだか分かる気がします
つまりそれはフォントによって伝えたい内容や読み手の印象を変える可能性がある、ということ
別視点で見ると明朝体はかたい印象・公文書的な雰囲気を感じます
例えば…あくまでも例えばですが、『架空のお笑い高等学校』があった、としましょう(笑)
そこは音楽教室にしときなさいな(^^;;
今日は入試です(笑)
もはやお笑い高等学校とは思えない、なにやら高尚な雰囲気が醸し出されています(笑)
東大進学率も高い雰囲気が勝手にします(笑)
コレは緊張の余りボケもツッコミも噛んでしまいそうです(笑)
では別のフォントではどうでしょう
皆んなウェルカム的な温かさが漂いますよね!
きっと実技(コント)もバッチリです(笑)
ただ、(私の勝手な想像ですが)文字が丸みを帯びてコシ(軸?)がないような感じがしますので、見る方によっては不安を感じたり、もしかするとLDの方にとっては文字が動いて見えるような方もいるかな…と想像します
では改めてゴシック体でいっちょ!
この座りの良さよ(笑)
非常に安定していますよね!
そして“一般入試”の後に少しスペースを入れました
これも見易さの配慮です
私は文章内容やシチュエーションによってフォントを変えますが、先述のように場合によってはフォント自体がその人の読み辛さの素になる、読み手の感情以前の純粋な“見える感覚が読む感覚に作用する事”をその時に改めて学びました
逆に言えば書き方という“伝え方”の工夫=配慮が読み辛さを軽減出来たり、理解の後押しになる場合もあります
因みにユニバーサルデザイン書体
(UD書体)は本当に読みやすい!
目に入る文字が
そして文字を読むことが
とても楽に感じませんか?
フォントが目に与える影響の大きさを
改めて痛感します
さてここからはフォントではなく、注視に着目してみましょう
これは私が実際に行っている事ですが、一部の生徒さん方の連絡帳に次のレッスン迄の課題を書き込むのですが、小さなお子さんや障がいのあるお子さん、又一部の生徒さんへこのような書き方の工夫をしています
先ずはレッスンした日にちを丸く囲み、“しゅくだい”の文字は長方形で囲みました
教本のタイトル→課題曲のページ数とタイトルを記入し、指示を丸で囲んだり、〜(波線)などの下線を書き加えます
レッスンでは講師の私がいますので、生徒さんが理解をしているか否かを確認しながら進めていくことができますが、自宅練習はあくまでも生徒さんお1人です
ですから連絡帳を開いた時に「何が何だか分からないよー(泣)」は極力減らしてあげたいと思います
分かる事が安心に繋がり自主的な練習にも繋がり、最後は自信に繋がる…これは大事な配慮になると思います
そしてこれも支援の一つなのですが、先ほどの宿題画像をもう一度見てみましょう
before
after
コチラ、目がチカチカしませんか?
いわゆる白飛ばし状態を敢えて作ってみました
まるで漂白されたような白過ぎる用紙や青白ささえ感じる白い用紙は、眩しすぎて文字を消してしまうのです
この色味が台紙となった教科書、楽譜などのテキスト類、テストの問題用紙・答案用紙、公的書類だった場合を想像してみてください
実際に過去の生徒さんの中には楽譜の色味が発端で、視覚に難があることに初めて気付いた生徒さんがいらっしゃいました(レッスンを受けるまで生徒さんご本人も保護者さまもそのことに全く気づいていなかったのです)
本読み(黙読・音読)や読解力につまずきがあるお子さんの場合、追視や注視の問題だけでなく、紙の色味の問題(場合によってはお部屋の照明の色味など)も否定できませんので、色の配慮や対処法で困り感や不安感、強いては疲労感が軽減されます
そしてこんなサポートグッズはいかがでしょうか
以前投稿させて頂いたサポートグッズのブログですが、実は手頃なモノから手軽に作れるサポートグッズはまだまだあります!
サポートグッズは専門サイトで販売されているモノもありますが、工夫次第で手作り出来ますのでぜひチャレンジしてみてください
『視点を変えること』で得られる発想は正に目から鱗
「なるほどなぁ〜。」と納得することばかりです
お子さん(場合によっては大人の方)の文字の読みづらさや文章が理解しづらい点において、“知的分野でのサポートの必要性”だけでなく、もしかすると紙の色やお部屋の照明、文字のフォント、読む部分にフォーカスを当ててその他を視界から外すグッズの利用などから、そもそもその人の持っている素晴らしい力を引き出す可能性があると思います
それは学業面だけでなくスポーツでも習い事でも活かせる手法です
「落ち着きがない。」「集中力がない。」「読み飛ばしがある。」「本を読むととても疲れてしまう。」「本を読むことを嫌がる。」
それはその子のわがままなのでしょうか?
もしかするとその子にとって“見やすい状況ではない”のかも
困っている人の困り感が理解に繋がり、その人が少しでも快適に生きていけるように、これからも支援のアンテナを張っていきたいと思います♪