相変わらず、値動きの大きな相場が続いています。
めずらしく相場についての記事を続けて書いています
「こんなときは、何もしないのが一番!」
と様子見の人が多いと思いますが、実は今売ったほうがいい人もいるんですよね。
それは、
「課税口座(特定口座)で利益が出ている銘柄を売って、新NISAで買い直したい人」
です。
どういうことかというと——
これまでのNISA(旧NISA)では、「一般NISA」と「つみたてNISA」が分かれていたため、
「つみたてNISAでは投資信託をコツコツ積み立てて、課税口座(特定口座)では個別株や積み立て以外の投資信託を買っていた」
という方も多かったと思います。
でも、新NISAでは「成長投資枠」と「つみたて投資枠」がひとつの口座で使えるようになり、より自由度が増しています。
最近よくいただくご相談の中に、
「課税口座で持っていた株に利益が出ているから、一度売って、その資金で新NISAを使って買い直したい」
というものがあります。
NISAで買い直せば、その後の利益は非課税になりますし、長期保有するつもりなら、理にかなった方法ですよね。
そして、今のように株価が下がっているタイミングで売却すれば、利益が少なくなっている分、課税される税金も減ります。
さらに、安いときに買い直すことができれば、NISA枠の利用も少なくてすむので、株価が上がってるときよりもメリットがあります。
ただし、この方法には注意点があります。
最近は日経平均がほぼ毎日1,000円単位で上下するなど、かなり激しい値動きが続いています。
今のような相場では、売ったお金が口座に入金されてから再び買い直すまでの数日間で、株価が大きく動いてしまう可能性が高いのです。
たとえば、株式を売った場合、受け渡しまでに3営業日かかります。
その間に株価が上がってしまえば、せっかく売ったのに高値で買い直すことになり、逆に損をしてしまうかもしれません。
でも、新たに購入する分の資金をあらかじめ入金しておけば、同日に売って同日に買うことができます。
株であれば差し値注文を活用して、同じ価格で売りと買いを同時に出すことができますし、
投資信託であれば1日に1回の値段しかつかないため、同じ日に売買すれば基本的に同じ価格での取引になります。
すでに課税口座で株を保有していて、今後は新NISAでの非課税運用に切り替えたいという方にとっては、今のような相場のタイミングは、逆に好機とも言えるかもしれません。
一方で、これから投資を始める方や、まだ慣れていない方にとっては、今のような大きく変動する相場は、無理に動こうとせず、しばらく様子を見てもよいと思います。
よかったら参考にしてみてくださいね。




