▼本文の前に-------------
既に摂食障害になってしまっている方に送る内容になります。
まず拒食症。
ダイエットをはじめ、体が飢餓状態に入ってしまうと、脳内にβエンドルフィン=脳内麻薬ともいわれる脳内ホルモンが放出されるため、飢餓状態であっても元気に動き回っている人も多いものです。
この脳内ホルモンのおかげで空腹も苦しさも感じなくなるため、
「お腹がすいている位の方が気持ちいい」なんていって思っていたり
(↑過去の私)、
「私は食欲なんてコントロールできる」と自信に溢れていたりします。
(コレも過去の私)
でもそれは苦しさを感じなくさせる必要があるくらい心身は苦しい状態になってるっていうことなんだよ~。
食欲我慢ダイエットで、その時のその人の体にとって必要な栄養が不足すると、それを飢餓状態と判断した脳が、飢餓から身を守ろうとする本能が働き始めます。
その本能とは
①少ないカロリーと栄養で生きられるように生理をとめたり、
そうでない場合は
②基礎代謝を落とすことにより、できるだけエネルギーを使わないで生きていける体、すなわち太りやすい体質になったり、
❹なんとか食べずに済んでも、四六時中頭の中が食べ物のコトで一杯で、一日中ガムや飴を口に入れてごまかしていないといられなくなってくる、、、
等の症状を体験している人は多いと思います。
最初は、空腹の痛みや苦しみがエンドルフィン効果で麻痺していたけれども、それがお産みたいに一時的なものではなくずっと続くものだとすると、脳は空腹や苦しみの効果を発揮させていたら心身の健康どころか命が危ないと判断し、先ほどのように飢餓の防衛本能が働くようになるのです。
過食している方の多くは
私は飢餓のはずないといいいます。
ですが、「どうせ食べるなら大好きな甘い物を」と考えて、ふつうの食事をほぼとらないでスイーツやジャンクを詰め込んでいる人も飢餓状態になるよ。だって、それだとカロリーは過多でも必要な栄養が入らないから。
前日過食したから今日はお腹空いても食べない、等も同じように飢餓になります。
基本的に体は、食べだめ、というのは出来ません。
それらの場合も体〈脳)は「飢餓状態」と判断して、前述の飢餓の反動と同じように過食衝動がおこりますが、あなたの意志が弱いわけでも”オカシい”わけでもなく、脳が必死であなたを飢餓状態や栄養不足から身を守ろうと働いてくれている証拠、
それは、心に何も問題がなくても起こりえる体の生体防御の反応なのです。
そんな飢餓の反動のときは、甘いものや脂っこいお菓子や菓子パンなど味の濃いジャンキーなものを渇望する食欲になるのも特徴ですが、
それも、
味の濃いもの
=手っ取り早くカロリーが取れるもの
を渇望し、隙あらば過食させることで飢餓から身を守ろうとしているから。
▼過去の関連記事へリンク
>ミネソタの実験
飢餓の反動の過食は、そもそも意志の力でコントロールできないように頑張ってるので、コントロールできなくても当たり前なんですね。
食欲も一定ではないので、”コントロールできるときもある”けれど、コントロールできるときがあるからといって飢餓状態じゃないってことじゃないのでそこも決めつけないようにご注意を。
全体的に、生活習慣として、食欲不足になってるから過食になったり、満腹でも止まらない変な食欲なったりしてるのに、それをまた、食べないことや食欲を我慢することで解決しようとしても、その食欲はなおりません。
じゃあどうするのか。
カロリーの源である三大栄養素(炭水化物/たんぱく質/脂質)を中心とした食事を定期的にとる生活を最低半年~1年続けること。過食した翌日はご飯抜くとか野菜だけとかもしないこと。
↑
は平均値なので、実際にはもっと早い人も遅い人もいますが、平均して半年~一年が「体の食欲」がとまるのに必要な時間だと思ってください。
仮に半年、一年、一年半かかったとしても続けていれば、あのチョー猛烈な過食欲求は終わるよ。
ただ、こんな体の仕組みをしったところで、単なるリバウンドではなく摂食障害に突入していくタイプの人たちは、体重、体形について価値観の歪みがあるので(つまり、 太ったら自分の価値は落ちる 恥ずかしい存在になる、人に会えなくなる。。 などと思い込んでいたりするので)
治るために
食べることが必要だと理解しても、、
太るなら、食べるのが怖い
となるのですよね・・・。
その気持ち、めっちゃわかるよ――――😭
私もそうだったからさ。
その気持ちから、ダイエットの反動(生理現象)で食欲がコントロールできなくなってくると、少しでも許容カロリー(量)を超えて食べてしまったら、それを帳消しにするための行為に走る方たちがいます。
代償行為を伴う過食症と
過食を伴う拒食症の皆さんです。。
過食を帳消しにしたくて、
次の食事を超低カロリーにしたり
(野菜だけ、海藻だけ、、)、
絶食したり、
嘔吐したり、
下剤や利尿剤を乱用したり、
栄養状態を上回る過剰な運動をしたり。。
。。
私もずーっとそうだったので、太るなんて絶対ありえない!って考えになっているダイエット依存、摂食障害のときはそんな不自然なことしてでも太らないように!!ってやりたくなる気持ちも凄く分かるんだよ
(ノ_・。)
だけどね、
その行為そのものが
止まらない猛烈な食欲を作っているんだ
過食の予約になっているんだ
ってことを知って欲しいのです。
あの猛烈な過食衝動は、「栄養が足りないよ~」といってる脳の悲鳴なんですから。
それを止めるには、
定期的に栄養を
体に送り込んであげること。
もう過食しなくても大丈夫だよって脳を安心させてあげるしかないのです。
野菜ばかりでも、低カロ食品ばかりでも必要な栄養が入らないので「飢餓状態だ!」「もっと食べさせる必要がある!」と脳は判断しますので、過食は止まりません
(ノ_・。)
逆にお菓子だけでハイカロリー摂取でも「栄養」は入らないので同じようなことがおこります。
私は過食症の頃、上に並べた全ての浄化行為に依存していたのですが、年々食べる量が増えるごとに、何かしらの帳消し行為も増えて最後は月に20万円が過食費に消えるようになってしまいました。それを何年続けたかわかりません・・。
しかも、
最初は「食べ過ぎた分を吐く」程度だったのが
段々自制も聞かなくなってきて、
ピークのときは
自分の親が危篤状態の時も、
自宅が火事で全焼してしまった時でさえも、
ひたすら食べて吐き続けるようになってしまいました。
(ノ_・。)
こうなると、もう
生きること全体が
症状のために苦しくなってきます。
食症状のために
対人関係の摩擦も多くなり、
人付き合いを避けるようになり
そのストレスも当たり前になっているときはストレスとすらかんじられなくなっていたのですが
今思えば、
想像を絶する孤独、もがき
さまざまな苦しみがありました・・・。
私もそうしていたように多くのかたが、野菜や海藻やゼロキロカロリー食品など超低カロリーでカサのある食べ物で単におなかを膨らまそうとするけれど、
沢山食べても
カロリーや栄養が入ってこなければ、
脳は大量に食べても
大して栄養は入らない
⇒もっと食べる必要がある と判断して、
食欲を大きくして
食べてほしいというサインを送ります。
それでも無視していれば、
あなたの意志にかかわらず、
止まらない食欲にわざわざしてでも
食べるように仕向けて身を守ろうとします。
↑
これは 人口甘味料などで
甘さを感じるのに
糖質がなく超低カロリーなものばかり
食べる行為でも同じことがおこりますよ。
つまり
舌はだませても脳はだませない。
ってことなのです。
これについては
過去の記事に書いたとおりです。
(過去の関連記事へのリンク
→人口甘味料は肥満のモト
そして今度は、菓子パン、脂っこいものだの、自分が禁止していたものを無理な排出を前提として(チューイング、下剤、 無理な運動で帳消しにする前提で)どんどんどん詰め込んでいくようになります。
ところが、最初のうちはそれでうまくいってもだんだん脳が気づいてきます、
甘いもの食べても
たくさん咀嚼しても
大した栄養もカロリーも
はいってこないんだって。
そして、またいつくるかわからない飢餓の備えてたくさん食べさせておこうと過食衝動を強くし、しかも味の濃いものを求めるようにし、
さらに、少ない食べ物でもたくさんエネルギーを脂肪として貯められるよう基礎代謝を下げて省エネ体質にすることで飢餓から身をまもろうとします。
つまり、
帳消し行為したって
超低カロリーのものばかりたべてたって
吐いたり下剤のんだり運動したりしたって、ぜんぜん帳消しになんてならないんだよーってこと。
脳が満腹信号を送ってくれないから
お腹がはちきれそうになっても
気持ち悪くても詰め込む手が止まらない、
そんな状態になるのです。
そうでもしないとあなたが栄養を吸収することを体に許してあげないから。
過食衝動は飢餓状態から身を守るため正常に脳が働いてる証拠なんだよ。
それを「異常」っていう人もいるでしょうが、異常になるのは”正常”に脳が働いてるか証拠なのです。
その異常な状態を止めるためには
どうか、大体でいいのでカロリーも栄養もしっかりある食べ物を定期的に体に入れてあげてください。
続けているうちに偏った食べ方をするよりも少しずつ過食衝動そのものが落ち着いてくるはずです。
食べ始めても「すぐに」は過食は止まらないけど、それでも排出せずに食べること、体を満たす生活を続けてください。
最低4か月、そこから半年、一年、一年半と長い目で見ることが重要な鍵になります。
■今は「安心して食べられる食べ物」か「吐く(出す)こと前提の甘い物やパン系」を食べたいかもしれないけど、
・ご飯※多め
(パンも食べていけないものじゃないけど 一日中過食衝動がひどいときは お米中心のほうが落ち着きやすいです)
・たんぱく質のおかずをてのひら分
・野菜
この3点に
プラスアルファで脂質
を食べるようにしてみるといいとおもいます。
※ナッツやオリーブオイルなどの脂質は、野菜やたんぱく質のやおかずで取り入れるといいと思います。
ごはんと書いたけど、炭水化物という意味ね。
特に問題のない人はパンでも麺でもいいし ただ、満腹感を感じにくい時期は、お米を中心にすると満腹中枢が 健康に戻りやすいよ、というだけのことなので、お米も絶対の義務にせず、”許す”がポイントです
最初はそれでも沢山食べちゃうかもしれないし、ふつうに食べた後にも「過食用の食べ物」を詰め込んでしまうかもしれない。
でも、それでもいいんです。
いつもの過食の一部でも体に必要な栄養のある食べ物に差し替えてあげればそれもいいし、吐いてしまってもそのあとに食べなおしてあげること、、など、できるところから「体を満たす」ことをしていけば大丈夫だよ。
できれば、今できない人は出来そうなタイミングがきたら
■過食してしまっても、帳消し行為(嘔吐や絶食や下剤で帳消しにしょうとする代償行為のこと)はできるだけしないというのも心掛けてみてね。。
味わった量と、吸収する栄養とカロリーにちぐはぐを作っていると「体の過食」は止まらないから。
■そして、吐かない人も「食べ過ぎて失敗して気持ち悪くなる」ことに×つけて(絶対禁止にして)、ストレスにしないこと。
「それだけ食べれば気持ち悪くなるんだ」」って体験して体に覚えてもらうことも、過食衝動が治るためにも、自然に「気持ち悪くなる前にこの辺でやめようっておさまる健康な食欲」になるためにも、必要なことだよ。
そして、
■少なめでも多めでもかまわないので普通の食事を入れてあげる(過食の翌日お腹がすかなくても、定期的に入れる)
これもポイント。
まだ、飢餓ダイエット止めたばかりで飢餓に敏感に反応しやすいうちは、定期的に栄養が入ってこないことによってすぐに体の過食がくすぶりやすいからです。
続けているうちに胃を膨らませなくても「糖や油に体が反応して脳が発する満腹信号」を感じてやめられるようになるよ。
そのあとも根気良く定期的な栄養補給を続けてあげれば、脳は「こんなに食べなくてもいいんだ」って学んでくるので、満足感を感じる量も、過食レベル→ 大食いレベル→自分のその日その時の心身状態に合った量 になってきます。
■そこまでくれば「つい食べ過ぎちゃう普通の人」レベルです。
そしたら、絶食(嘔吐)か反動の過食かを繰り返してるいまよりも、自然に体に良いものを”食卓に取り入れる”のも、簡単になりますよ。
100%義務にしなくても”取り入れて”いるうちに、自然にそういものも自ら食べたくなってきますから、自然にダイエット向き食欲になります。←これ本当です
食欲我慢したり減らすダイエットしてなかったら、どこまでもどこまでも太り続ける、というのは幻想です。
ただ難しいのはいずれにしても異常になった食欲中枢を普通に戻す段階では、一時的に太ることを覚悟することが大切だ、ということ。
だけど、体重増加の中身は全部が脂肪じゃないっていうことも覚えておいてね。
◎関連記事は
体重増加の中身は脂肪だけじゃないよ!
ココは体重に振り回されるひとにとってはとても重要なので、何度も読んで頭に入れておいてくださいね。
そして、次。
■体重という数字に食欲や気持ちを振り回されてしまうなら、体重計とはおさらばしましょう。
体重なんて増えたって、前よりキレイになる事はできます。数字にこだわっても意味ないよ~。
■食欲が正常になったら買い置きもできるようになりますがしばらくは一口食べたら必ず過食スイッチが入る食べ物、 というのがある人は、買い置きは今はできないでいい、と思います。
といってもいったん過食スイッチが入っちゃったら「買わないことができない」のも知ってるよ。
そのときはそのとき。
できるときだけ、あるだけ食べてしまうものについてはその都度買って食べよう、でいいんじゃないかな。
食欲が治ったらそれから
『体の声を聞いて食べる』(←ほかのページ、私の本を参考にしてください)ことをしていけば、自然に買い置きしてあっても、食べたいときは食べる、食べたくないときは食べない、ができるようになるので。
■単に勿体ない気持ちで食べてしまうひとはパンでもお菓子でも「残して冷凍する」という手段も知っておくと便利です。
冷凍できると思うとやめられたり食べるときは解凍のひとてまがあるだけで、食べ続ける衝動が楽になることもあります。
*↑これも飢餓ダイエットの反動が猛烈な時は無理だけど、ある程度食べるコト続けて落ち着いたら試してみてください。
■食べたいけど全部食べたらスイッチオンになる食べ物はもったいないけど、先に捨ててしまうか半分もらってくれる人がいればいる?ってきいてみる。
↑
この方が安心して食と付き合える時期、私も通りました。それするのに罪悪感はいらないよ。あなたが目の前の食べ物をもったいナイと思って食べようが食べまいがそれで、困る人も助かる人もいないから。
その時々の状態によってできるとき、できないときがあって当たり前だから今の自分ができることだけすれば大丈夫だよ。
■勿論、体型がそこまで固執してしまうのが摂食障害の本質なのですが、心の栄養が不足している事も大いに関係しています。
例えば、人からの愛情、他人からの愛情を感じられているか、そこにあってもきちんと受け取れているか。
自分は体型がどうであっても、嫌われないための良い子を演じていなくても自分は自分でいいのだ、という自信( 自分に対する安心に近い感情)つまりは自己肯定感、自尊心が健康に育っているか、とか。
また、好きなこと、休むコトで体と心を満たすことや辛いことには立ち向かうだけでなく逃げるコト、避けることを許せてるかどうか、
などなど。。。。。
このあたりはブログの”テーマ”で◎摂食障害 ◎生き辛さ ◎対人関係(コミュニケーション)あたりに入れている記事を参考にしてください。
本当に心の状態によっても、体(ホルモン状態)が変わるんだよ。精神が食欲や代謝に影響しているのも事実なのです。
↑
これについてはサイドバーの「テーマ」で◎食欲とホルモン、◎ストレスとホルモンにいれている記事を読んでみてください。
こうした食事以外の沢山理由も沢山ありますが、それも少しずつ書いていきます。
ですが、まずは心はさておき生物学的に当然ともいえる過食発作をわざわざ作っている状態から、まずは楽になってほしいのです、
体の過食がMAXのときって心の不調と関係なく過食になるから「心のストレスで起こる過食」もあっても何がストレスなんだか全くわからないし、一日中、過食がすごすぎて心と向き合う余裕もなかったりするから
。。。
つらい心を治すためにも
食べることって大事なんだよ。
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