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レオ「さて、ここで新しいセーフティネットワーク探偵を紹介しよう!入ってくれ!」


クルックがドアを開けて入ってきた。なぜか腕に包帯を巻いている。



レオ「怪盗エルディの片棒を担いだクルックだったが、彼の情報を扱う能力はずば抜けて高く、クルックに何とか力を貸してくれないかと説得したんだ。そうしたら、心を入れ替えてくれたようで、渋谷の翁が街の人々に預けた情報について調査してくれた!今回の我々の活動は、クルックがいなければ上手くいかないだろう…さあ、クルック。ひとこと頼む!」


クルックは悪びれる風もなく、少年探偵達に向かって話しはじめた。


クルック「(横柄に)よう!久しぶりだな。その節は悪かったな。だが、情報を解読することは、俺にとっては生きがいだ。やめるわけにはいかん!どうせなら、その情熱を世の為、人の為、役に立ててくれと団長の説得によって心を入れ替えた。だから、よろしく頼む!」


続いて、新藤先生の方を向く。


クルック「(腰を低く)先生、その節はすみませんでしたぁ!」


新藤先生「これから人の役に立とうとしている人をどうして責めることができるでしょうか。ぜひ、よろしくお願いしますよ!」


クルック「(腰を低く)ありがとうございます!」



レオ「と、いうことだ。よろしく頼む!」


レオ「ところで、クルックに調査してもらったところ、渋谷の翁が街の人々に預けた情報は、最初のうちはしっかりと伝わっていたようなんだ。しかし、長い時間が経つうちに情報が書かれた紙もボロボロになってしまい、人から人の手を渡り、情報を持っている人は今はもういないらしいのだ。渋谷の街で働く人の働き方の中にヒントがあるかも知れないのだが。。。


だが、どうやら渋谷の翁は、紙がボロボロになることも計算していたようだ。そこで、翁の教えとして、街の人の何人かには、大切なことを直接教えていたようなんだ。


そこで、ディーズが・・・覚えているか、怪盗エルディに体育館の跳び箱の中に閉じ込められていたあの大男の“本物”のディーズのことだ。そのディーズが必死になって情報を集めてくれたものがこれだ!」



団長は、手に持った赤いUSBを少年探偵達に見せた。



レオ「だが、ディーズがファイルにロックをかけていて開けないのだ!実は、ディーズがクルックにファイルを渡そうと約束の場所に行くと、なんと、怪盗エルディが現れて、ファイルを奪われそうになったそうだ。

そこで、エルディと2人の戦いが始まった。幸い、ファイルは奪われなかったのだが、クルックは代わりに腕を骨折してしまった。どうもエルディはかなり焦っているようで、気が立っているようだ。


そして、大男のディーズは怪盗エルディを追いかけて闇に消えたまま行方不明なのだ。



だから、少年探偵団の諸君は地図を配りながらも怪盗エルディに気づかれないように十分気をつけるように!


また、街の人たちはエルディの存在を知らない。もし、少年探偵団諸君ががエルディを捜していることがエルディ本人にばれたら、諸君の身に危険が及ぶかも知れない。


そこで、きみ達は渋谷の街の人たちにエルディのことを聞いてはいけない。探偵の心得の一つだ。追いかけているホシに自分の存在を知られてはいけない。よく覚えておくように!


さて、ここに地図を配る街の人のリストを作った。このリストをもとに分担してまわって欲しい!


チーム1は、サリタス&タマチャン。チーム2は、ベン&エミリー。チーム3は、ケイン&シャロップ。チーム4は、本部長とヤッチン、シュウ。チーム5は、博士と博士のボディガードのサンダー。チーム6は、私とみずきで率いることとする。何人か、新しいメンバーが含まれているが、お互いに自己紹介しあって仲良くやってくれ。


それから、訪問リストは、各チームのリーダーに渡してあるので、それを使ってマップを配ってきてくれ。


それでは出発!



つづく



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【解説】

いよいよ地図を配りに渋谷の街へと繰り出すわけですが、やはり夏に街を歩いたときと同じく複数チームに分かれ、配布する会社や店舗を分担しました。敵という設定のクルックが味方になることを柔軟に受け入れるこども達の姿はなかなか立派だったなぁと回想します。夏に比べて、秋の渋谷は比較的歩きやすく、こども達といろんな話をしながらの活動はなかなか楽しいものでした。こども達は初対面の人に挨拶をして地図を渡すことにすごく緊張していましたけどね!



>> 再び渋谷の街へ