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えー、オホン!井桁博士が話し始めた。
井桁博士
「地震が発生して電車がストップするとその地域には、何万人もの家に帰れない人が発生してしまいます。いつ電車が動き始めるかは判らないけれど、動き始めたらすぐに帰りたいと思っている人は駅で待とうとするでしょう。渋谷駅も例外ではありません。渋谷駅の周りにはそんな人たちが徐々に集まり始め、その数は10万人ほどまで増えることでしょう。
もしかするとそのまま3日も4日も駅のまわりで待つことになるかも知れません。そうするとトイレに行きたくなったり、お腹がすいたときに駅の周りにあるコンビニなどに行くために渋谷の街を歩くことになりますが、渋谷の街はたくさんのビルがありますから、地震の影響でビルのガラスが割れて、頭の上に降って来るかも知れません。電話ボックスが倒れてくるかも知れません。危ない道は歩かない方が良いのです。
また人がたくさんいるとデマが流れやすく、それがきっかけでパニックが起こって、けが人や死人がでるかも知れません。
そして、そんな大地震は明日にも起こるかも知れないのです。中央防災会議の発表によれば、
震度6弱の首都直下型地震が東京を襲う確率は、10年以内に30%、30年以内で70%、50年以内には90%とされているのです。

世界一の過密都市である東京を含む首都圏は、日本の全人口の26%、全事業所の39%が集中しているのです。
ふー、しかし!その地図があれば、地震が起きたときに街にいる人たちは、安全に逃げることができることでしょう。また、怪我をしてもどこで手当てをすれば良いかを知ることもできるでしょう。今日は、その地図を街の人たちのところにしっかりと届けてくださいよ。」
博士の話が終わった。
少年探偵のみんなは…聞いていたのかな?明らかに飽きてしまっている様子がありありと見える。少年探偵と言っても小学校2年生から6年生なのだ。そもそも言葉の意味が分からない部分もあるのかも知れない。
レオ「諸君!わかったか?」
コタ「地図を配ったら街の人が喜んでくれるんでしょ?もしかしたらエルディの情報をもらえるかも知れないし。早く配りに行こう!」
人が喜ぶことをしよう!っていうところさえ理解すれば、すぐに行動に移そうとするところは大人にない彼らの素晴らしさなのかも知れない。
レオ「うむ、そうだな。よし出発しよう!ところで、その前に…」
つづく
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【解説】
夏に集めた地域情報(コンビニ・薬局・病院・ファミレス・給水施設・ランドマークとなる建物・安全な道など)をもとに防災マップが完成しました。このマップを作るために地域の多くの企業から協賛をいただきました。一生懸命取り組んだものが明確な形になって残るというのはとても嬉しいものです。しかし、それで自己満足に陥っては意味がありません。しっかりと意義ある取り組みにするため多くの人の手元に届ける必要がありました。
>> 新しい仲間!?

