実は、なお、永眠いたしました。

私が最後に会ったのは9月4日。
みんながいるリビングの喧騒を避けるように、洗面所に一人でいました。
「冷たくて気持ちいいね」と声をかけたら、こちらを向いてくれたときのお顔です。
大腸がんと診断されてから二ヶ月と少しでした。


きいちゃんに頂いたお届け物のお花と一緒です。
随分と長くもっていたこのお花ですが、不思議なことに、なおが亡くなってすぐに突然枯れました。
何かの力が動いていたように感じました。
私は昨日仕事だったため、最期を看取ることはできませんでした。
普段は日曜日がお休みだというのに、何故出勤だったのでしょう、とてもとても悔しい気持ちがあります。
ほとんど食べていないのに何度も吐き、しかもその吐しゃ物がタールのような黒いものになり、見ていられなかった母はかかりつけの動物病院に連れて行ったそうです。
タールのようなものは胆汁だったそうで、これ以上の苦しみをなおに与えたくないという一心から、吸入麻酔で眠らせることにしたそうです。
この決断は賛否両論あるでしょう。
今ある命を何故?と言う意見もあるでしょう。
でも、日増しに衰弱していくだけで、残るのは苦しみということであったら、私は長引かせたくないと思ってしまいます。
母はずっと抱っこしていてくれたそうで、辛いことを母一人にさせてしまい、申し訳なかったという気持ちです。
2003年にうちの子になったときのことを今でも覚えています。
よろしければ過去記事をご一読ください→「2003年、我が家に牛がやってきた」。
牛柄兄弟として元気で愛らしい様子をたくさん見せてくれました。
お茶目で優しく、ブログにもよく登場したなお。
突然の病の宣告の後にも一生懸命に生きてくれました。
私に言葉にできないほどの愛情をくれたというのに、本当にごめんなさい。
何もできなかった私を、最期に間に合わなかった私を赦してくれるでしょうか。
11年間の宝物のような時間をありがとう。
いつまでも限りなく愛しています。
