種男邸の前の草原農園
種男の協生農園は家のすぐ横で、チガヤに覆い尽くされていたのをトラクターでリセットして農園にしていたが、しかしまたもやチガヤに覆い尽くされていた。
逞しく育った八升豆だけが最後まで残っていた。
八升豆は別名ムクナとも呼ばれ多様な用い方があるが、食べた事がなくよく知らない。
魔法の豆として報道されたこともあるようだから関心ある人は調べて見るといい。
種男を悩ませるこのチガヤ対策を幾つか教えたが、耕起しても根が残る限りすぐに繁殖、抑えて衰退させる方法が良い。
イネ科のチガヤは日当たりの良い場所に密生する。
陽が当たらないよう豆類で覆い尽くせば繁殖力は弱る。
台風の風も強烈なようだから防風林を兼ねて風上をサトウキビの壁で囲み、中に八升豆のブッシュを無数に作る。
1年草の八升豆が枯れてチガヤの勢力が弱まったゾーンに野菜を配置、再びチガヤも精力を増し始めるから再び八升豆マルチ、一年置きの豆マルチのローテーションでチガヤを制すればよい。
八升豆と並ぶ種男農園の「主力栽培」に野人が指定したのはもう一つ。
ニュージーランドに持ち帰って改良されたキウイの原種は南アジア中国原産のシナサルナシ、同じ仲間にタイワンサルナシと沖縄から九州四国にかけて自生するシマサルナシがある。
島男が一から増やすのは、地元の人すら知らないと言うこのシマサルナシで、今回の旅はシマサルナシの群生地を探し出すのが最大の目的だ。
シマサルナシは、種男がここで生きて行く為に最も重要な産物になるだろう。
前回の記事のコメントにあるように、種男は何年も探し続けて1本しか見つからなかった。
1本あればいくらでもあるのが道理だ。
次回、種男と野人のシマサルナシ奮戦記
木の実は食の原点
http://hama-sush-jp.pro/muu8/entry-10078283672.html
猿酒伝説 サルナシ
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