量子場調整師のむかえですお遍路


なんか続いちゃったマイバンジー話(会社員時代)
※バンジー=自分のタブー(恐怖・禁止・罪悪感)への挑戦、受容を意味する心屋用語



~その1、その2、その3続き




ジャンプ  ジャンプ  ジャンプ  ジャンプ  ジャンプ  ジャンプ


まずいのがわかっていて事態の収集が遅れていた案件が、
室のリーダー格の怖い先輩(一回り上の課長)にばれ、

「ちょっと来い」と、空いている会議室に連行されたわたくし。




窓のない密室で、
机を挟んだ正面に先輩が座り、机の上で手を組んで真っ直ぐ私を見て沈黙します。


逃げ場のない完全なガチ説教ポジションです。



不手際過ぎて言い訳もできないな、と姿勢を正して向かい合った私に、
その先輩が、身を乗り出して開口一番に怒りをにじませて言い放ちました。



「・・・お前、一体なんなんだよ」



そのまま視線が注がれます。そして沈黙の間。


その先輩は怒るとけっこうきつい言葉も使う人でしたし、
怒られて当然とはいえ、「ここから何を言われるんだろう」と私は身構えました。



・・・でも、次に口を開いた先輩は、続けてこう言ったのでした。



「みんなお前を助けたいと思っているのに、
 なんで言わないんだ?」




「勝手に一人で抱えて・・・・・」


「お前が国内営業に移ってきて、業務も慣れないし色々大変で、輸出で苦労してたのも知ってるし、だからみんながお前を何とかしてやりたいと思ってるのに、」


「・・・・なんなんだお前は?」




・・・・・・。


びっくりした、というのが最初の反応でした。
言われたことが一瞬理解できなかったと言ってもいいです。


私は思わず反射的に、先輩を見返しました。


なぜなら、その先輩は普段けっこう
”徹底的にいったん怒る→相手を理解した発言をする→引き締める”
という展開の仕方をする人で、

それは嘘ではない(超怖いし)ですが、
敢えてそうしてるテクニカルな部分もあったので、
今私は発言の意図が呑み込み切れなかったからです。



・・・・そして見返した私は、

私に対峙する先輩の中に、
本気で言ってくれている思いがあるのを、
私がわかっていない大事なことをわからせようとする、伝えようとしている、
私に向かう真剣な意思があるのを見たのでした。


それと同時に今言われた言葉が体に落ちて、




その瞬間 「あ。」 と、

私の中に、ある気づきと理解が走りました。





私はその時、


実は、自分は今までずっと他人を、
正確には、人の好意というものを全く信じていなかったことに、気づきました。




・・・いえ、もちろん個別には知ってはいました。


好意を向けてくれる人も、
助けてくれた人もいっぱいいましたし、

特別にと言っていいくらい目をかけてくれた先輩も、
親しい同期も、慕ってくれる後輩も沢山いて、
むしろ恵まれてるくらいな方で、

「愛されてるなあ(´▽`)」と素直に受け取ってきたつもりだったし、
今の環境だってありがたいと思っていたものです。



だからその瞬間まで気づかなかったのですが、
違ったんです。



私にとって、人の好意はずっと全て「点」の「出来事」でしかなかったんです。


「ない」の前提。

「ない」の世界。

果てしない「ない」の世界に降ってくる僥倖。


それが意識することさえなかった私の世界観だったということに気づいた時、

私はいかに自分が周りの優しさをないものとしていたか、見ていなかったか、
どれだけ殺伐とした視界で自分が生きていたか、知ったのです。




・・・・確かに、
今も私の心理的なスタンスはこの記事にも書いた通りで、

(人の好意は当然のものとしては期待していない/そしてそれを気にしない/私「が」どうか、私側の気持ちがはっきりしていればそれでいい/ある時はある。それは嬉しいことだ。)


人の好意を当然のものだとは思ってません。




でもその一方でこの時気づいたのが、



優しさも、好意も、こんなにも「ある」じゃないかと。


何もそれは特別なものじゃなくて、

それは例えば、何か手伝うことないかな、ていう眼差しだったり、
頑張ってほしいな、大丈夫かな、と思ってくれているささやかな気持ちだったり、
そんな大した付き合いもない後輩に、こうして向き合ってくれている思いやりだったり、


普通に、自然に、自分の周りに常に「あった」し、


周りに溢れていて、自分はそれにずっと囲まれていたのに。



私は、世界をそんな景色で見たことがなかった。



その時私は初めて、

他人の好意や優しさというものが「点」でなく、
空気のように、ごく自然にずっと周りに存在してるものだったのが「観えた」のでした。



その、一瞬のうちに”ふっ”と起きた認識の変化は、


私に取って白が黒になるような、
ゲシュタルト的に言えば、正に「図」と「地」が入れ替わるような


大きな世界観のシフトでした。






・・・・・・で、


ここまでたぶん2秒くらいの出来事だったんですけどね。ひよこひよこひよこ




そんな風に私の中ではけっこうなショックと、感動と、動揺があって、
「え。ちょっと待って待って」って感じだったんですが、



でもその時何が困ったかって、私の内面はさておいて、
現実には目の前に先輩がいらっしゃいましてね。



こっち見て様子うかがわれてるんですけど、

え。いや。ちょっとこれ説明できない(汗)



私としては、今何が起きたかまではともかく、
せめて言ってくれたことに対しての感謝を示したかったんですが、


その時の動揺と感動と、
あと、元の世界観がそれこそ子供の頃からなのに改めて思い当たってうっかり自分に同情しちゃったのもあり、

何か口にしたらちょっと泣いてしまいそうで、
何も言えなかったんですよねえ。




ああ、いや別に、何ならこの際ちょっと泣くくらいそのものはいいんですけど、


何が問題って、


今自分の中で起きてる変化の振れ幅がでか過ぎて、
先輩が私にわからせたいと思っただろう以上の・・・・、というか多分想定もしてない影響を今私に与え過ぎてるため、理由がわかるように説明ができないことで、
何も説明なく理由も不明のまま、自分の言葉きっかけで目の前の後輩の女にいきなり黙って泣かれる(密室)とか、先輩からしたらマジで収集つかない事態だろう、てか私も収集つけられない


ってのと、


じゃあってことで、例えば泣いた勢いに任せて今の私の心境の説明のために、いきなりとうとうと私の世界観を披露され、そこに起きた変化をイチから解説されだしても先輩だって困りますわ。


っていうかそもそも


目下自分自身が絶賛動揺中なので、もう少し余韻にひたらせてくれというか、まず己を整理する時間をくれ。



・・・・・・っていうのを、それどころじゃない内心と同時並行して
大体1.5秒くらいのループでぐるぐる考えて、



いやいやいや泣くのはマジでまずい( ̄ー ̄;。
っていう、かつてないくらい現実的な理由で、こらえてたのを覚えています。





その時どう終わったか覚えてないんですが、


ともかく私的には何も上手く言えないまま、
でも少なくとも私に何か響いたのは先輩に伝わったのか(どうかはわかりませんが)、とりあえず解放されました。
(自分でももどかしかったけどあれはどうしようもなかった--;)





ひよこ  ひよこ  ひよこ  ひよこ  ひよこ




「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」





その後一人になって、


変化の余韻を、落ち着いて体に受け入れて、


改めて今までと違う視点で色んな事を振り返って、

色々自分なりに合点のいくこととかあったりして。
(人に頼むのが苦手なのとか。
 自分から人を誘ったりなんてほとんどしないのとか)


そして、周りの人達に対する「感謝」というものを、
今までと全然違う質で感じたんですよね。



そして、たぶんしみじみこう思ったんですよ。



(・・・・・ああ、本当にだめだなあ、私。)









・・・・その5へ続く。

(次で終わらせたい)




もうそろそろアホな話がしたい。


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