シフォンケーキ作りの工程の理由や材料についてなど《逆さに冷ます理由・BPや型についてほか》 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

最近多い、シフォンケーキについてよくある質問のうち、工程の理由や材料の比較についてまとめました。
(長文すぎてわかりにくい部分がありましたらすみません…)
主な失敗の、考えられる原因と対策は別のページにまとめています。

シフォンケーキ作りの主な失敗と原因、その対策
 →http://hama-sush-jp.pro/lovable-kitchen/entry-12126605395.html

シフォンケーキ・シフォンロールケーキレシピ一覧はこちら
 →http://hama-sush-jp.pro/lovable-kitchen/entry-12032681845.html

お菓子作りにおける材料の働きや作業の意味/型の材質別の特徴や向くお菓子一覧
 →http://hama-sush-jp.pro/lovable-kitchen/entry-12128501443.html





《逆さに冷ます理由》
 シフォンケーキは型に沿って膨らむケーキなのですが、オーブンから出してそのまま冷ましたり、すぐに型から外してしまうと、ケーキが自身の重みでつぶれてしまい、目が詰まった仕上がりになってしまいます。
 焼いた直後に型ごと逆さまにすることで、生地が膨らんだ状態を保ちながらその形が定着するまで冷ますことができ、しぼむのも防げるのです。


《型について》
 型の材質は、熱伝導率が良く、軽くて安価なアルミが一番のおすすめです。
 熱伝導率の点から言うとアルタイトのものでもOKです。(温度は要調整)
 ただ型離れが良いシリコンやフッ素加工のものは、逆さに冷ましている間にケーキが外れてしまい、底がつぶれて形を保ったまま冷ませないためおすすめできません。
 (表面加工してあるものは、シフォン以外のケーキやパン型としてなら、アルミよりもおすすめです)
 またステンレスでも生地がくっついたまま冷ませるため、使えないことはないものの、熱伝導率が悪いという点からはおすすめしません。


《ベーキングパウダーを加える理由と使わなくても作れるのか/卵白を多めに配合するレシピの理由》
 私のレシピに関して言えば、使わずに作ることも可能ですが、ふわふわ具合や高さはベーキングパウダーを配合したほうが出やすい傾向にあり、仕上がりも安定しています。
 この柔らかくふわふわになる配合の生地の柔らかさを、ベーキングパウダーが支えてくれてもいるからです。
 ゼネラルミルズ社が考案者であるハリーベーカーからレシピを買い取り、最初に出版したレシピ本でもベーキングパウダーが使われているそうです。
(でもベーキングパウダーは添加物なので使いたくないと言う方は多いですよね。
 私もお菓子作りに使う場合はミョウバンが入っていない、アルミフリーのものを使っています。)

 そして、油分が含まれる材料と合わせるとメレンゲの気泡はつぶれやすくなるので、ココアや抹茶などを使用する場合なども、ベーキングパウダーがある程度それを補って膨らませてくれます。
 それらの点から、もしベーキングパウダーを使わずに焼きたい場合は、メレンゲの立て具合で仕上がりに差が出ます。

 ただこれは私が好きな私が作るレシピに関しての話でもあり(特に私のシフォンレシピはすべて卵黄と卵白の数が同じです)、ベーキングパウダーを使わずともふわふわに仕上がるレシピはもちろんたくさんあります。
 そういったレシピには、卵白を多めに配合してあることが多い傾向にあります。
 レシピによって、卵黄と比べて卵白の割合が多い理由はそのためです。

 でももし卵白が多くても、他の材料との割合でうまくいったりいかなかったり、また同じ配合であっても、型のサイズを変えると仕上がりが変わってしまう場合があったり、どのお菓子でもそうですが、あくまでも大事なのは材料の配合はもちろん、技術などとのバランスでもあります。

 そういうことから私のレシピに限らずどの作り方においても、“シフォンケーキにベーキングパウダーを使わなくても仕上がりは変わらないか” ”作ることができるのか”というのは、配合やメレンゲ作りの技術、焼き方や環境によって異なってきます。


《熱湯を使う理由》
 私のシフォンケーキレシピのほとんどに、熱湯を使います。
 それは生地の温度を上げて流動性を持たせることで、生地の間に空気が出来にくくなり、他の材料と混ざりやすくなるからです。
 ただそれを混ぜる際に、もし熱いまま熱湯を油と混ぜずに入れてしまうと卵黄が固まってだまになるため、予めサラダ油と混ぜておいてから生地を作り始めて、加えます。


《水と牛乳それぞれで作るシフォンのそれぞれの特徴・どちらのほうが良いのか》
 シフォンケーキは水分が必要なケーキですが、水分であれば良いので、どちらが正解と言うのではなくあくまでも好みです。
 水を使った場合は、あっさりと仕上がり、混ぜたものの色や味もダイレクトに出やすい傾向にあります。
 牛乳を使えば風味やコクが増し、栄養価もあがりますし、しっとりとする分重めに感じる場合もあります。


《卵黄生地を馴染ませるものと、しっかり泡立てるレシピの違いはあるのか》
 どちらが自分に合っているかは、味の好みや理由によって違ってきます。
 シフォンは卵のケーキですが、卵黄生地を泡立てずになじませるレシピだと、卵の風味を生かすことができます。(私もレシピもこちらのタイプです)
 その場合、美味しいと感じる新鮮な卵を使うことが大切になってきます。

 ただ好みでどうしても卵のにおいが気になると言った場合には、しっかり泡立てたり、バニラの香りをつけることで改善させることができます。
 またしっかり泡立てるのは、膨らみをよくするためと言った場合もあります。


《卵のにおいについて/卵白を冷蔵庫で数日保存して使用するレシピについて》
 シフォンはシンプルな材料で作るケーキなので、それぞれの材料の状態で美味しさが変わります。
 特に卵は新鮮なものを使うのが一番ですが、購入してから使うまでの保存状態や、季節、餌に混ぜてある飼料で臭いが変わる場合もあります。
 においが気になる場合は、卵白多めのレシピで作り、卵黄を砂糖と合わせたあとに白っぽくなるまで乳化させてから加えることである程度防ぐことはできます。

 それからレシピによっては、卵白を冷蔵庫で数日保存し、卵白のコシを切ってから使う方もいらっしゃいます。
 お菓子にもよりますしプロでもそうされているお店は多いですが、衛生面や味の面から言っても、家庭とプロでは保存環境が違うので個人的にはおすすめしません。