昨日、NHKの「軍師 官兵衛」を見ていたら、そのあと、この日曜日の夜9時に、安倍晋三首相が、しょんぼりと出てきて、
「ロシアとの平和条約の交渉は今後も続ける」
という声明文を、ぼつぼつと読んでいた。
自分一人では、とても読めないので、NHKの女のアナウンサーにインタヴューの形にして助けてもらってという感じで、読み上げていた。
「プーチンさん、御免なさい。10月に日本へお呼び出来なくて」
という親書(しんしょ)を、日本の暴力団代表の森喜朗(もりよしろう)元首相に、プーチンに届けさせたのは、9月8日だった。
「安倍晋三。お前じゃ、やっぱり、日ロ(にちろ)の平和条約締結の重大任務は、無理だ」
と、私が、怒って書いたのは、8月中だった。
それでも、安倍晋三よ。
サハリンからの天然ガスのパイプラインは、どうするんだ。
これは、一国のエネルギー政策(燃料と電力の確保)の問題だぞ・・・・。
どうするんだ。
私、副島隆彦は、これらの、すべての数値を、ずっと調べている。
今度の本で書くために、足し算、引き算とたくさんやって、日本のエネルギーの調達、確保の重要問題を調べている最中だ。
原発を50基、全部、止めたせいで、一年間の天然ガスの輸入代金が、14兆円にまで増えた。
2011年の大地震、原発事故の前は、6兆円で済んでいた。
これから、円安で、もっともっと燃料費の輸入代がかかる。
石油(せきゆ)と天然ガスと、石炭の輸入で、一年間に、今年2014年は、合計26兆円かかる。
一年間の税金の収入は、48兆円しかないのに。
これからは発電用の天然ガスの確保が大変だ。
「火力発電で間に合っている。原発は要らない」
と言い続けている人たちは、一国のエネルギーの費用の問題を、本気で考えていない。大人ではない。
私、副島隆彦が、こう書くと、「危険なものを除去するのが、まず大事だ」と言うだろう。
「原発は、そんなに、危険ではないよ」と 副島隆彦は反論する。
使用済み核燃料など、野積みにしていても大丈夫だ。
廃油の堆積よりも害がない。
「原発は、危険だ、危険だ、とにかく危険だ」
という大きな世界規模の策略に自分が載せられて、
それで根拠の無い恐怖心を脳に植え付けられて、
それで、判断力を失っている者たちがあまりに多すぎる。
どうしてもっと、冷静になって、
「大きな権力による世界支配というものの、自分たちの脳への洗脳力の強さ」
というものを、真剣に考える力がないのか。
私、副島隆彦は、世界民衆の側の いつも、いつもの、知恵の足りなさからくる、この “敗北の構造” を深刻に考える。
「まず、自分(たち)が正しい。とにかく正しい。反対することが正義だ」 という、その単純な頭を、なんとかしなければいけない。
自分自身の脳が、一撃目で、まず 恐怖心で支配 されたら、そのあとは、 敗北への道 を歩むのだ。
スコットランドの老人たちは、独立したら、自分たちの年金が貰えなくなるのではないか、と心配して、独立反対に回ったようだ。
こういう原住民型の心配に、権力者の側は漬け込んでくる。
あのいやったらしいキャメロン首相だって、ブラウン前首相(この人は、いい人だ)だって、スコットランドの血が混じったイングリッシュだ。
安倍晋三は、「プーチンを日本に呼ぶな」 というアメリカの圧力に屈した自分が、自分自身に向かって実に不甲斐ない、という感じで、無念で、無念で、実に情けなさそうだった。
日本国民に向けての恥辱感ではなくて(なぜなら、国民などすでにいいように、パーにしてだましているから)、アメリカに屈服している自分自身への激しい屈辱感だ。
これと沖縄の仲井真知事の苦渋は全く変わらない。
ところで、仲井真知事たちは、沖縄の人たちは、全員? 中国名(漢字)の名前を別個に持っているそうだ。
ウチナーンチュの人たちよ。
私たちの学問道場の会員で、沖縄人の人たちは、正直に、ここに書いて、教えてください。
私、副島隆彦は、ものごとの真実しか知りたくない。
(転載貼り付け始め)
◯「 沖縄知事選、翁長那覇市長が出馬表明 辺野古移設に反対 」
2014年9月10日 朝日新聞
11月の沖縄県知事選をめぐり、那覇市の翁長雄志(おながたけし)市長(63)は10日、市議会で
「沖縄が岐路に立つ今、私の力が必要との声があるなら、応えるのが政治家としての集大成だ。本日、出馬を決意する」
と述べ、立候補する意向を正式に表明した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾=ぎのわん=市)の同県名護=なご=市辺野古への移設計画については「これ以上の押しつけは沖縄にとって限界」と述べ、反対する考えを強調した。
市議会代表質問で市議の質問に答えた。
翁長(おなが)氏は県議などを経て市長4期目。
自民党県連幹事長を務めたこともあり、当初は辺野古移設を容認していた。
しかし、2009年に「県外移設」を掲げる民主党の鳩山政権 誕生後に辺野古移設反対を表明し、以後は県外移設を求める運動の前面に立ってきた。
沖縄の知事選は自民などが推す保守系候補と、共産、社民などの革新系候補が争う構図が続いてきたが、今回は自民系地方議員の一部と共産、社民などが相乗りで翁長氏を擁立する形となった。
◯「 沖縄知事選、自民は仲井真(なかいま)氏推薦 県連の求めるままに 」
経済界の一部も支援する。
◯「 沖縄知事選、自民は仲井真(なかいま)氏推薦 県連の求めるままに 」
2014年8月27日 朝日新聞
自民党は26日、11月の沖縄県知事選に3選を目指して立候補表明した仲井真弘多(ひろかず)知事の推薦を決めた。
仲井真氏は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設推進を鮮明にするが、安倍政権と一枚岩にはなっていない。
仲井真氏は同日、予算に関する要望で菅義偉(すがよしひで) 官房長官と面会。
辺野古移設反対を掲げて知事選で激突する見通しの翁長雄志(おながたけし)那覇市長も同席した。
今年初め、仲井真氏は周囲に「翁長(おなが)市長は一緒にやれないのか」と漏らし、自民党県連幹事長も務めた翁長氏との激突を避けたい思いを打ち明けていた。
県連側は翁長氏と接触したが、立候補の意思は固く、移設に賛成の有力な候補者も見つからなかった。
6月には仲井真県政を評価した過疎地や離島の首長から立候補を求める声が高まり、県連は仲井真氏の擁立に傾斜。
私は、ここから再度、繰り返すが、 以下に載せる 植草一秀氏 の文で、沖縄の知事選挙 で、翁長雄志(おながたけし) が、始めから腰砕け、というよりも、 すでに沖縄=琉球原住民 としての じっくり腰を落とした、重厚な態度を取っていることが分かった。
8月に県連レベルでの推薦を決めた。
(転載貼り付け終わり)
以上が新聞記事から分かる、沖縄の政治の今後の日程だ。
私は、ここから再度、繰り返すが、 以下に載せる 植草一秀氏 の文で、沖縄の知事選挙 で、翁長雄志(おながたけし) が、始めから腰砕け、というよりも、 すでに沖縄=琉球原住民 としての じっくり腰を落とした、重厚な態度を取っていることが分かった。
沖縄知事選挙は、十分にワルの 菅義偉が、先回りして、結果はすでに出ていて、そのあとの日程まで着々と決めていることが分かった。
だから、事前に、石破茂(いしばしげる)の幹事長としての、自民党の負け、という結論ををいち早く出すことで、選挙采配の失敗の責任を、早々と取らせた形にして、石破を降ろした。
そのあと、「負けても、負けていない」ということにどうやって、政治の魔術でやるか、だ。
一応、盛り上がりを欠いたままの “出来(でき)レース” (八百長試合だ、ということ) で県知事選はお祭りのように、「米軍基地の県内移転の賛成、反対」 で、行われる。
この政治劇では、 菅義偉が、先手を打って、国の決定=法律か? への違反で、翁長が、当選したら裁判をする、と、 早手回しで、圧力をかけたようだ。
これに沖縄の親分衆(おやぶんしゅう。何とか親方=おやかた=貴族、酋長階級 と、琉球王朝時代は呼んだようだ)が、ウッと詰まって、咄嗟(とっさ)に纏(まと)まって、原住民の酋長(しゅうちょう)会議を密かに開いただろう。
そして態度を変えて、条件闘争の方に重点を移した。
だから翁長(おなが)那覇市長 は、米軍基地反対派の 統一候補として、米軍基地反対の長年の活動家たちからの支持まで受けて、擁立された。
そこで、植草一秀が、
「仲井真氏は昨年12月に、辺野古海岸埋立申請を承認した」
の 承認撤回 を 公約に掲げない。
この 翁長の態度は怪しい、と見て、警告の文を発した。
そして、 現地での信頼がほとんど無い 蛇皮線弾きの喜納昌吉(きなしょうきち)の 擁立、応援の方に回ろうとしている。
もう沖縄戦の決着は着いている。
翁長の勝ちだ。
そして、その翁長が、当選したら、即座に変質してゆく、という筋書き( ストーリィ、スケジュール)になっている。
菅義偉の策士の勝ちだ。
もう決まっているのだ。
そのための民主党の岡田克也の選挙対策委員長への配置だ。
岡田は、鳩山政権の時、外務相として、カート・キャンベル国務次官補(東アジア担当、引退した)に、どやされ、怒鳴り上げられた時に、態度を変えた。
私は、それでも、岡田克也の政治家としての生き残り方を認めている。
そして、「国民の中の一勢力を背景とする現実重視の政治家」 になっていった。
「小沢、鳩山から離れろ」の脅しに屈した。
私は、それでも、岡田克也の政治家としての生き残り方を認めている。
現実の政治は、勢力を代表しなければ出来ない。
全国イオン・グループ でもいいから、それぞれの勢力に寄せ集まる人間たち数百万人を食べさせてゆくことが、親分、経営者というものの努めだ。
植草一秀の立場が、左翼勢力としては、常に正しい。
ダマされる前に分裂せよ、である。
ところが、沖縄の現地人たちは、、基地反対の活動家たちまでが、話し合いの末に、翁長で行こうとしている。
そして案の定、騙される。
翁長が、
「普天間のオスプレイ基地の辺野古移転やむなし」
と 裏切ったときに、がっかりして絶望する者たち (少数の活動家たち) を、
ほったらかして、沖縄原住民たちは、さらにその先の、
物取り運動、 土建屋政治、
ぐずぐずの 原住民政治をこれからも続けるだろう。
それが、被差別民の闘争、の永続性というものだ。
私は、スコットランドの分離独立を目指す、若者たちの闘いを応援するのと同じで、沖縄・琉球人の本土・ヤマトンチューへの反差別の民族闘争の継続を支持する。
と、書くと、妙なことになるのか。
差別用語は使ってはいけないのか。
私、副島隆彦の考えでは、だから、日本のどの勢力も勝ってない。
アメリカの圧力のままだ。
あんないつ墜落するか分からない、オスプレイという奇妙な形の、化け物ペリカン鳥のような、鵺(ぬえ)のような姿形(すがたかたち)をした飛行物体を、
200機も、40年間も掛けて、作ってしまったばかりに、日本に無理やり、60機ぐらいは配備
しなければ済まなくなって、
今のこういう事態、事件、問題になったのだ。
オスプレイは、設計思想そのものからして、デコボコの欠陥飛行機だ。
固定翼(こていよく)の飛行機と、回転翼(かいてんよく)のヘリコプターを合体させて、それで、垂直離着陸させる、という途方も無い、無理な考えに基いている。
私たちの世界が、40年前に、ラジカセという奇妙な音楽器具をみんなで持っていたが、あれと同じだ。
消えてしまって、もうどこにも無いよ。
水平飛行を、垂直着陸に変える、瞬間に、空中で、静止するのだ。
そんな危険なことを、大型輸送機でやる、ということの恐ろしさを、アメリカはやった。
軍産複合体の代表のチェーニー副大統領が、
「なんで、こんな、とんでもない欠陥品を作ったんだ。危険だ。製造をやめてしまえ」
と怒鳴った、という逸話(いつわ)がある。
それでも多額の開発費を掛けて作った以上は、20年間ぐらいは使わないわけにはゆかないと、いうことで、弱小兵団の米海兵隊(マリン・コー)に押し付けて、米空軍パイロットほどの技量もないのに危険なまま運転する。
“尖閣の危機” を煽ることで、日本国民を脅して、
「アメリカさまに守ってもらわないと、コワイ、コワイ」
で、こういう 風に 大きく仕組むのだ。
すべては、仕組まれているのだ。
私、副島隆彦は、ずーっと昔から、このことが分かっている。
私は、馬鹿らしくて、不愉快で、こういうことを、真面目くさって議論するのもくだらない、といつも思って生きている。
明治の福沢諭吉もこれと同じような感じで、ずっと政治の動きを見ていたようだ。
それでも、政治知識人として、国民政治に付き合わないわけにはゆかない。
普天間も、辺野古も、私は、20年前に、自衛隊の広報部の招待旅行(オピニオン・リーダー制度、というメディアへのたらし込み)で行って近くから見ている。
あの2つの短い滑走路の下には、
1960年台に作られた、「メースB(ビー)」 という ICBM (核兵器、大陸間弾道弾) の
巨大な各納庫(サイロ)があり、発射台になっている。
あそこがバリバリと破られて、核ミサイルがポーンと、あるいは、ドドドドと飛び出すのだ。
おそらく、今は核弾頭は、外しているだろう。
それが、ニクソンが訪中する(1972年)ときの米中の約束だった。
だから、日本政府(安倍、菅たち)も勝ちではない。
沖縄人は、今後も、しぶとく、ずるがしこく対応してゆく。
新知事の翁長(おなが)に 騙されたと、なっても、そのまま生きてゆく。
それぞれの勢力の手口と生き延び方は、巧妙である。
私が、気づいて、一番、質(たち)が悪いのは、
「今後の 沖縄への中国からの軍事侵攻を阻止せよ。沖縄は日本の一部だ」
と いう観点からする本土からの意見だ。
私、副島隆彦は、沖縄独立論の支持である。
しかし、この考えは、破壊的な言論であり、いまのところ沖縄原住民の若者たちの一部にあるだけのようだ。
私は、以前、佐藤優(さとうまさる)氏に、対談本を作っている時に、素朴に聞いたことがある。
「なぜ、沖縄の人たちは、1971年の沖縄変返還の時に、日の丸の小旗を振って、日本に復帰しようとしたのですか? 私には、今も、理解できない」
と。
佐藤氏(お母さんが、久米島=くめじま=の出身)は、
「それは、沖縄は、日本が、自分たちを守ってくれると考えたからですよ」
とのことだった。
守ってくれる国、人々がいれば、それに頼る、という考えで沖縄人は、あの時、動いたらしい。
佐藤優の この明確な答え以上の答えを、私は、これまでに誰からも聞いたことがない。
これ以上の真実を、今に至るも私は、知らない。
行ってみたら、沖縄は、全土が、コンクリートの島で、道路も何もすべての公共事業には、これでもか、これでもかと、資金が投入されてた。
これ以上、一体、どこにお金をかけるのか。
台風が来るから、すべての建物は、民間住宅も4階建ぐらいの白い鉄筋アパートになっている。
それでも、ふつうの県民の給料は安くて、若者たちの失業率は高いだろう。
下地幹郎(しもじみきお)という 沖縄の いい 政治家がいる。
十分に沖縄のために駆け引きが出来る、いかにも寝技師の政治家だ。
しぶとく粘り強く、じっとりとした政治が出来る政治家だ。
彼も選挙に出るようだ。
しかし受からない。
国場組(こくばぐみ)という沖縄最大の建設会社ではない、大与根組(? おおよねぐみ?)という土建屋の勢力の人らしい。
下地に県知事をやらせると、対等の交渉をされてしまうので、東京政府が、困るので、彼にはこの役は回ってこない。
沖縄独立論が先の方に見える。
これは世界的な趨勢(すうせい)で、冒頭で書いた、世界のひび割れ現象(ヴァルカナイゼイション。オスマン・トルコ帝国の解体に伴う、南スラブ諸国が小さく独立する、バルカン半島 化 )である。
同じように、北海道でも、大幅自治権の獲得とか、本土からの独立論を唱える者たちで、インチキ・アイヌ人運動でない人たちが、出てくればいいのに、と私は、無責任に言う。
最後は、おカネの配分だ。
それで事態を、無理矢理にでも収めてゆく。
現地の親分衆(商工会の幹部の経営者たちや 農協の幹部、市会議員たちから上)にだけは、お金をたっぷりつかませる。
それと各種の補償金(ほしょうきん)の名目だ。
漁協とか、反対住民運動とか、被害者を名乗る団体とかに、裏からお金が配られる。
そのようにしておカネが落ちる。
全く誰にも分からないように、新聞記事にもならないようにして、すべてが、いつもいつもこうやって終わっていった。
私、副島隆彦にだけは、本当のことを書かせてくれ。
私が、本当のことを書き続けることだけは、皆が認めなければいけない。
書くだけなら、タダだから。誰が傷つく訳(わけ)でもない。誰も、私の真実の言論で困る人はいない。
私は日本国の誰からも恨まれない。その自信がある。
(転載貼り付け始め)
「 埋立承認撤回提唱 喜納昌吉氏を 岡田克也が攻撃へ 」
植草一秀の『知られざる真実』