仕事場に電話が来た。「お宅からです。おばあちゃんからみたい。」
んん?なんか嫌な予感・・・
「爺さん倒れた。帰ってきて・・。」
「意識は?脈は?」
「今はあるけど・・・とにかく直ぐ来て。」・・・ というわけで
慌てて帰ってみると。
爺さんは生きていた。
そして、 『なんで、帰ってきたんだぁ。」
だってさ。 キタ―(゜∀゜)―!! 全く・・・人がどれだけ心配したのか考えてんのか~?
父(通称爺さん)が、倒れたのは今日で6度目になるだろうか。3度目の時、爺さんの異変にきづいたの
は末の娘だった。3年前の盆の13日。先祖供養の日に現役爺さんを亡くすところだった・・・
3度目という事もあり、自分でも驚いたことに意外と冷静に、まず、
『おじいちゃん!聞こえる?』
と呼びかけ座ったまま(あぐら)だったのでテーブルをどかし、横に寝かせた。
バスタオルをクルクル丸めて首の後ろに滑り込ませ気道の確保。
脈拍の確認。弱い、それもかなり。救急車を手配・・・それからが長かった。
足があぐらをかいたまま固まっていので伸ばすのに苦労した。
電話口で常に呼びかけ心臓のマッサージをして下さいと言う。
昔勤めていたホテルでの救助訓練を思いだしながら、1.2.3. 1.2.3と
マッサージを続けるがまだ脈は途切れ途切れ。
マウスツーマウスまでは・・・したかなぁ?覚えてないや。
10分もかからず救急車到着!救急隊員の敏速な処置に感動。
心電図の機械を取り付けた時
ピッ・・・ピッ・・・・・・・・・ピーーーーーーーーーーーと心音の山が消えた。
私の心臓も止まるかと思った。
斜め向かいのおばさんが救急車のサイレンで飛んで来た。
『婆ちゃん、どーかしたの?』 と。
元気な婆ちゃんを見て、 「爺さんかぁ・・・」 ヘナヘナとその場に座り込む。
あ~良かったとは言わなかったが・・・
怪我や病気で何度も入院なんかしてるし、お酒がらみの失態は多々ある爺さんだから慣れているのである。
だが、さすがに、ピーーーーーーと心停止が続くと皆黙ってはいられない。
『お爺ちゃん!しっかり』 その声に反応した様にピッ・・・ピッ・・・と蘇生。
タンカーに乗せられ外に出るといつの間に集まったのか野次馬に驚く。
そして私も一緒に乗り込み救急車は病院へと走り出した。
途中意識が戻った(?)爺さんは救急隊員の顔見て 『あんただれ?』
寝かされている事に気づき
『何してるんだ!起こせ!今すぐ!・・・ (隊員の顔見て) あんただれ?』
~とそのまま又してもピーーーーーーーー心停止。
無線でのやりとりを遠くで聞きながら心臓マッサージを見ていた。祈りながら・・・神様、ご先祖様・・・
よく、この状態で(心臓が)今まで生きていられたものだ。
~と医者が言うくらいだから、確かだろう。
「直ぐにペースメーカーを入れないと命の保障はありません。」と言われた。
娘としては勿論承諾。だが、爺さんは
『結構です!』 の一言。
はぁ~(?_?)バカじゃないの? とにかく一日よく家族で相談して明日結論を出してくださいとの事。
他県に嫁いでいる姉が飛んで来た。姉は爺さんが最も信頼していて、何より脅威の存在である。
顔を見るなり 『我ままもいい加減にしろ!たった一人の父親を見殺しに出来る訳ないでしょ。まだまだ長生きしてよ!』 と、泣いた。
効果バツグン。 ペースメーカーは無事爺さんの胸に埋め込まれた。
心臓は至って良好。
なのに、昨年2度、そして今日と倒れてしまった。
脳貧血?まだよく原因は分かっていない。
昨年倒れた時は意識がなく失神状態が15分も続いたけれど
今回のは意識はあったのでさほど心配はないようだが、これから検査が続きそうだ。
やれやれの一日。明日は又爺さんの付き添いで仕事を休み、病院だ。