落語をめぐる愛と業と…雲田はるこ「昭和元禄落語心中」の巻 | カフェときどき読書

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先日テレビで見た声優ランキングで

ちらっと紹介されていて気になり、

調べてみると全10巻とのことだったので

古本屋で大人買いしちゃいました。

 

 

満期で刑務所を出所した元チンピラの与太郎が

刑務所慰問で聴いた昭和最後の大名人・有楽亭八雲の

落語に惚れ込み、寄席に押しかけ弟子入り志願。

弟子は取らないはずの八雲も、気まぐれで受け入れることに。

 

一度自らの失敗で破門寸前までいった与太郎に

八雲は、破門しない代わりに3つの約束を守るよう告げ、

夭逝した伝説の天才落語家、助六と

自身の因縁話を語り始める-

 

…といったストーリー。

 

落語マンガでは、ビックコミックオリジナルで連載中の

尾瀬あきら「どうらく息子」を読んでいて

そちらは前座や二つ目の生活や修業の様子、師弟関係など

客観的にリアルに描かれているのに対し、

落語心中の方は、落語の噺なども出てくるけれど

落語家の愛憎入り混じる人間模様が前面に出ています。

 

参考までに。

 

 

 

 

両親が不慮の事故で亡くなった娘が八雲のもとで暮らしていて

殺されたんじゃないかと恨んでいるだの、

あの子の父親は一体…だの、結構ドロドロで

芸事にまつわる世界ってこんな感じなのかなあ…

先が気になってどんどん読めちゃいます。

 

 

また、クールで、陰のある、艶っぽい噺が得意で

歌舞伎でいう女形みたいな八雲と

明るく屈託がなく華があって、

お客さんの心をつかんで離さない助六と

何も考えてないようで情が深く、器が大きい与太郎と

それぞれキャラが立ってて、

絵もきれいだし、これは女性ファン多そう。

彼らが手がける落語にも、ちょっと興味が出てきました。

 

 

落語に、師匠に惚れ込み

命を削るようにして落語を究め、守る彼ら、

そこまでのめり込めるのが

ちょっとうらやましいな、とも思ったり。

口伝で全部覚えて、継いでいくのも

まさにプロフェッショナルの世界だよなあ。

 

 

最終回の展開は、ちょっと引っかかるけど…うーん。

 

 

また、漫画だけでなく

アニメも人気があって

アニメで落語?声優が?と思うけれど

山寺宏一に石田彰に関智一と、いい声優さんが出ていて、

プロの落語家からもなかなかの評価らしく

さらに、林原めぐみ×椎名林檎の主題歌も話題を集めていて

そっちも気になるところです。

今週末の放送を録画したので、見るのが楽しみ。

 

 

でもやっぱり、生の落語、見てみたいなあ。

うまくて時間も眠気も忘れそうなやつ。

できればイケメンの方がいいですが(笑)