2017年、あらためましてどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始は嫁業・母業・娘業、
明日から仕事でようやくマイペースに戻れそうで
ちょっとホッとしてます。
さて、ネットでたまたま見かけて
おもしろそうだなーと呼んでみたマンガがこちら。
![]() | 傘寿まり子(1) (KCデラックス BE LOVE) 626円 Amazon |
おざわゆきさんの「傘寿まり子」。
絵は見たことがあるような気がするけれど
作品を読むのは初めてです。
タイトルに書いた通り、
主人公は80歳のおばあちゃんで、ベテランの作家さん。
夫に先立たれた後、息子夫婦・孫夫婦と四世代同居していて、
家の狭さから家族の諍いが絶えない日々。
とあることから
自分が長生きしているせいで家族の邪魔をしているのじゃないかと感じ
リュックひとつで家出する-という話。
BELOVEも読者の年齢層は高めなのだろうけど
80代がヒロインになるとは!
嫁姑問題とか、ドロドロと重くなりそうな話を
実際ぐっと突き刺さるセリフもあるけれど
そこはあまり深入りせず
主人公のおばあちゃん、まり子さんがチャーミングでパワフルで
RPG感覚で楽しめちゃう。
ネットカフェに泊まり込んでエッセイ執筆、
新しい家探しには難航しちゃうけど
そこにかつての憧れの人登場、えっ、どうなる?…みたいな。
自分の親(70代)を重ねるというより
自分自身を重ねて、ハラハラドキドキしちゃいます。
家探しの件は
母が60過ぎて離婚し、家を借りた時のことがあるので
思い出しましたね…
自分が会社に勤めていて正社員、という意味の大きさ。
80歳になった自分って、どんな風なんだろう。
もうすぐ40歳の自分が、
かつて思い描いていた40歳より大人じゃなくて、
それと同じように、
70代、80代もそんな感じなんじゃなかろうか。
「お年寄り」「高齢者」でひとくくりにしちゃいがちで
体の自由はきかなくなってきているかもしれないけど
人生はまだ終わったわけじゃない。
死ぬ瞬間までそれは人生の本番で真剣勝負。
弱者になりたかったわけじゃないけど
弱者は悪ではない、
だからこそ
弱者の自分を乗りこなせ―
といったセリフには、こちらも励まされる思い。
1巻のラストはラブが見え隠れする感じで終わっているのだけど
この先どうなるのか…
来月2巻が出るみたいなので楽しみです。
両親の戦争体験をもとに描かれた作品も気になります。
「この世界の片隅で」とまた違った角度で。
「傘寿まり子」1話試し読みはこちらからどうぞ~
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50615

