ただの人生の一部-宮下奈都「スコーレNo.4」の巻 | カフェときどき読書
- スコーレNo.4/宮下 奈都

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最近また読書熱が高まっていて
いったん有川浩をがががーっと読んで
さらに辻村深月に行って
また戻ってきた、宮下奈都。
これが初めての単行本のよう。
スコーレとは学校のこと。
ひとりの女性を、中学から高校、大学、社会人と
4つの時期に分けて描かれた成長物語。
前半の青春時代はちょっとだるかったけど
後半、勤めてからはストーリーがぐんと加速して
感情移入もしやすくて
明るい、静かな期待に満ちたラスト、心地よい読後感。
*
うまくいった結婚って、うまくいった人生の一部だと思うから。
なぜかこのフレーズに、ぐっと心をつかまれた。
人生の中で大きな部分を占めるとは思うけれど
わたしのすべてではない。
結婚も、仕事も。
ちょっと仕事の方に入れ込んでいて
それはいい意味でではなく
仕事がダメなら、自分自身もダメになってしまう、
バツをつけられてしまう-
そんな強迫観念というか。
でもたとえば自分の仕事がダメになってしまった
失敗してしまったとしても
そこで自分の人生がジ・エンドなわけではない。
会社イコール自分ではない。
それは、わたしの一部分なだけ。
と思えたら、なんか荷が下りて、
少し軽くなったような気分。

